56話 俺と魔法の利便性
新章スタートです
「さあちょっと早めに行きますかね」
既に街を出発して3日、変わらない周りの風景にも飽きてきたところだ、通常の日程で迷宮都市を目指すとなると数ヶ月掛かる、因みに俺はそんなに単純作業が好きな方ではない(武術の鍛錬とかは結構好きな方だけど)
「起動<グレアメイル>」
呟いて鎧を展開する、周りに人はいない
「よし一気に行くぞ!」
天高くジャンプして一気に20m程の高さまで上昇する
「まだまだぁ!」
空中を蹴りもっと上まで行く、バァン!バァン!と音を立てながら大体200mくらいまで上がったところでストップする
「それにしても武術スキルは便利だなぁ、さすが物理法則無視の壊れ性能だ」
そう現在俺は武術スキルを使って空気の密度などを無視して陸地のように空中を立っている(流石にMPを使うから常時使用するのは避けたい、空中だと落ち着かないし)
「じゃあ地図地図....っと、この位置からだとまだまだ街道に沿って走ってけばいいか」
そう言うと脚付近に魔力を集めて爆発させる、その力を利用しての急加速、障害物がないからできることだ
「風が気持ちいいな、もっと上げるか!」
更に魔力を集めて加速する、もう新幹線に乗っているかのように周りの景色が動く
そんな感じで空中散歩?を楽しんで数時間..夕方になって地面に降りることにした
「地球にいた頃ではできない体験だったから楽しかった、っていっても今日からの移動は大体これになるか」
街道の上に降りて少しそれたところまで行って野営用の道具をセットする
「空間収納も便利だ」
それだけは言っておこう、なにせ俺はポーチみたいなのは最低限つけているけど旅人の持っているようなリュックは身につけていない、まぁ便利なスキルがあると言っても過信はしすぎないけどな
「さてと飯にするか、焚き火は...燃料がもったいないし魔法で代用するか」
作業しやすいように高火力の白炎を周囲5m程にばらまいて草原の草を燃やし尽くす、高火力にしたのは延焼を防ぐためだ
無魔法で石を作り出しそれをかまどの形にして上に空間収納に入れておいた鍋などをおく、後は水を出して鍋に張って火で加熱するだけ
「いつもならここまで準備するのに30分はかかるってのに..便利なのは魔法もか」
魔法を使えば大抵のことは出来てしまうから異世界に来てから不便に思うことはほとんどない(強いて言うなら好物の飴類がコンビニで買えないことだ、流石に生き死にに関わることではないから目をつぶるけどな)
とそんなことを思っていると鍋の水が沸騰する、すかさず色々と具材をブチ込む、俺が今作ってるのはいわゆる男鍋ってやつだ、あれって見た目はアレになることが多いけど色んなダシがでて意外とうまいんだよ
「そろそろかな?」
鍋に具材を入れて鍋の周りの気圧を一気に上げる、いわゆる圧力鍋みたいな感じにした、そうするとすぐに具も柔らかくなって食べごろになった、ここでも魔法は使える、というかほとんど魔法で料理を作っているな
「じゃあ後は盛り付け....はしなくていいかそのまま食おう、いただきます!」
手を合わせて火を止めて、頭上に明るい光源を作成してから料理に手をつけることにした
―――――――
鍋を食べ終わってすぐにテントの中へとはいる寝袋を取り出して寝る準備を整える、周りは既に真っ暗だ
「寝るか、周囲の警戒は....まぁいいか、寝ててもどうせすぐに起きれるし」
と言って気配察知を起動させて寝ることにした、外では寝れない!とかそういうのは既に卒業しているから何年も住んできた家のような感覚ですぐに熟睡することとなった
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12/25追記
新しくVRものかきはじめました
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