46話 ダンカンと俺の戦い
戦いです
(始まったか、しかしダンカンの戦い方がわからん以上下手に動いてやられるとまずいからな、さてどうしたものかな)
頭で作戦を練りつつも意識を研ぎ澄ませて白霧を構える
「おお、早速斬り合いか、じゃあ俺も得物を出すぞ、久しぶりに出すな...よっと」
ダンカンの方は肩に背負っていた大剣を構える
(やっぱダンカンは見たとおり大剣を使うのか....なら、先手を取りに行って間合いを詰める!)
「<起動:グレアメイル>!」
グレアメイルを発動すると体を這うように炎と氷が体を覆っていく、そして発動と同時にダンカンと空いていた隙間を一瞬で詰にかかる
「くらえッ!ッなに!」
ダンカンの目の前に立ち白霧を切り上げるようにダンカンを斬るつもりだったが白霧の進行方向にいつの間にかあったダンカンの大剣によって阻まれてしまう、そして一撃を防がれた俺は驚きつつもダンカンから距離をとる
「どうした、大剣だから俺の動きが遅いとでも思ったのか?あと止まってるんだったらこっちから行かせてもらうぞ」
大剣を持っているとは思わせない速さでこちらに突進してくるダンカン
「単調な突進は隙になるだけだぞっ!」
「それはどうだかな、ふんッ!」
俺はかなりの速さで迫ってくる大剣を紙一重でかわそうとした
「ん?ックソ、なんだ!?」
俺は確かにダンカンの突進からの一撃を避けたはずだった、しかし避けた直後になぜか右肩に鋭い痛みと衝撃が走り壁に吹き飛ばされてしまう
「おいおい当たったら普通はすっぱりと切断されるはずなんだがなあ?お前は軽い切り傷だけってどういう事なんだ?」
壁に吹き飛ばされて若干めり込んでいた俺の方に向かってきながら話しかけてくる
「そんなこと知らねぇよ、それにしてもなんだ、俺は確かに避けたはずだぞ」
「まあそのことはこの戦いが終わってから教えてやるよ、あとまだ動けるんだろ、早く続きをやろうや」
ニヤニヤと俺に催促をしてくるダンカンを見ながらも冷静に作戦を考える
(痛みが走ったのは俺がちょうどあの大剣を避けた時だったな、何が当たったのかはわからんがもうちょい本気を出さんと勝てんかもな、それにしてもあの速さで接近した俺を見切って防御した所から速さと手数では接近して勝てそうにないから気をつけていくか)
「お、もう準備はいいのか?じゃあ続きをはじめるぞ」
またさっきと同じように大剣を構えて突進の準備をしてくるダンカン、その準備が終わる前に俺は走ってダンカンの突進の射線上から離れる
「<属性刀身:氷結>!からの...爆槍ォ!!」
白霧に氷を纏わせ太刀の形状に変えてリーチを長くする、そしてダンカンの足元めがけて爆槍を打ち込み砂煙をあげさせる、そして砂煙が目くらましになっているうちに白霧でダンカンを攻撃しに行く
「こんなんで俺の目を潰したつもりかぁ!」
ダンカンが持っていた大剣を振り回すと周りの砂煙も吹き散らされていく
(ん?大剣を振るだけであれくらいの煙が散らされるのはおかしいな、なんだあれ透明な剣か?そうか、あれがダンカンの攻撃の時に俺に当たった正体か、しかしあの大剣と同じ大きさの剣がダンカンの周りを浮いているのか、結構攻略は難しそうだな)
じっくりと砂煙を散らすダンカンを観察していると散らし終わったようで視界が開ける
「あーその様子だと俺の攻撃の種も分かっちまった感じか?まあいいかそれならもっと本気を出して俺を楽しませてくれよ!」
ダンカンが再度突進してくるしかし今回、俺は透明な剣が空中を飛んでいるということがわかったためどこの位置を飛んでいるのかを気配察知で探ることにする
(おー透明な剣が俺の察知に引っかかるだけでも十個くらいあるな、しかし場所が分かりさえすれば迎撃は楽だな)
気配察知を使いながらダンカンの剣を確認し突進が当たりそうになる、しかし俺はそれを初めの時と同じように紙一重で避ける
「オラァ!」
剣が俺の真横を通過するとき左肩に一本の剣が飛来してくるのを察知しグレアメイルをその一点に集中させて止める、するとギィィン!という音がしてそれ以上剣が進むのを防いだ
「おお、俺の透剣たったの三回で防がれるたぁお前が初めてだよ」
「そうかい、だがもうお前の攻撃はほとんど見切ったぞ、行くぞ、飛翔氷剣!」
そう俺が言うと俺の周りから冷気が出てきてその冷気の中心となっている場所から純度の高い氷でできた剣が出てくる(自分のイメージとダンカンの透剣を参考にして作りました)
「なんだそりゃ!?俺のと似ているがそんなんもできたのか」
「説明はまた今度だ!行かせてもらうぞ<属性刀身:雷光>」
白霧に纏わせていた氷を消して雷を纏わせる、そして走りながら居合のポーズをとる
「正面突破かいいだろう、受けてたとう」
そう言ったダンカンもただ待つだけでなく飛ばしていた透剣を俺にめがけて飛ばしてくるがそれらは全て氷剣で迎撃する
「ぬん!」
俺の剣が通るであろう場所に大剣を置き防御の姿勢をとるダンカンだが今回ははじめと違ったのでその選択は悪手だった
「あまいわァァ!」
俺は大剣が構えられてもそのまま白霧を進めていくと「キィン!」と音が鳴り大剣だけを真っ二つに切断する、そしてそのまま切り返してダンカンの首元まで高速で白霧を運んでピタッと止める、そして
「これで試合終了だな」
と言って白霧を腰の鞘にさしてカチッと音を鳴らす(ただ単に気分的に格好がつきそうだったからである)
「ああいい勝負ができてこっちも楽しかったぞ、ありがとうな」
ダンカンの方は大剣が切られてしまっていたため刀身が半分になった剣を肩に戻す、そして俺とダンカンは互いに握手をして自分が出てきた入口の方に戻っていき外に出ていった
ちなみに司会が何やら叫んでいてうるさかったが俺は何も聞いていないことにした、だってうるさいんだよ....
次回もよろしくお願いします
あと戦闘ってどうしても描写の問題で文字数多くなるんで大変ですね
まあ私はそれでも文量が少ないんですけどね




