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病院内では静かにしましょう

今日、お仕事休みで実況ばっか見てました作者です。

関西人ですが、関西弁に自信がありません・・・


病院内は広く、綺麗だった

看護師たち事務の人たちが行ったり来たりを繰り返している

「谷村さん、そろそろお部屋に戻りましょうか」

「せやね。鈴音、風音お父さんこと頼んどくで?」

「まかせてぇな!あたしはお母さんの娘やで?お父さんの世話くらいちゃんとでるわっ」

「無理無理。鈴音みたいな料理もできやん奴が父さんの世話とか笑えるわー」

少しにぎやかで、関西弁が目立つ彼らの方を向く

赤色の髪が目立つ、私と同じくらいの男女と看護師とは感じの違う制服を着ている人物が押す車イスに座る白髪交じりの赤い髪をもつ女性

「アホ言うなや風音!!あたしやて料理くらいできるわ

それより、はよ病気治してや・・・」

「わかっとるわ。来月から新しい学校なんよな?頑張りや

ほな、お母さんもう行くわな」

そう言って車いすの女性は病院の職員であろう女性に車いすを押されてどこかへ行ってしまった

私も帰ろう

エレベーターの方へ歩いていき、下へ降りるボタンを押す

扉が開くまで待っていると、先ほどの赤髪の2人がやってきて私と同じくエレベーターに乗るらしく近くで立ち止まった

それと同時にエレベーターの扉が開く

最初に私が乗り、その後に赤髪の2人が乗ってくる

1階へのボタンを押そうとしたらこちらに向かって走ってくる山田悠太が見えた

「待って白雪ちゃん!!」

エレベーター内へ飛び込んできた山田悠太に乗っていた私と赤髪の2人は目を丸くさせた

「あっぶなぁ・・・何してんねんアンタ」

「せやで、怪我したらどないすんの?」

「すみません」

その会話を聞きながら、今度は押しそびれた1階へのボタンを押す

エレベーターのドアが閉まる

「白雪ちゃん!!」

赤髪の2人から私へと体の向きを変えた

「な、なんでしょうか?」

「どうして、勝手に帰るの?」

少し不機嫌に聞いてくる

「あー・・・えぇと、あんまり関わりたくない状況だったから?」

「何で疑問形?・・・あぁ、なるほど!嫉妬したんだね」

は?と小さい声ながらも私の口からもれた

そんな私たちを見て赤髪が小声で何かを喋っていたが聞き取れなかった

それに今は、そんな事より何か勘違いしている山田悠太をなんとかしたい

「どこから嫉妬しているという答えにたどり着いたんですか?」

「透と麻織の取り合いを見て拗ねちゃったんだよね

うんうん。もっと嫉妬してもいいんだよ!その気持ちを知れた瞬間

白雪ちゃんからの愛を感じれr『1階です。ドアが開きますご注意ください』」

山田悠太が喋っている途中でエレベーターの案内音声が喋り、ドアが開く

ドアが閉まる前に外に出る、赤髪の2人は私たちの事は気にせずに行ってしまった

 

「先輩、ゲームと今を違うってことわかったんじゃないんでしたっけ?」

「んー・・・わかってはいるけど、期待はまだしてるよ

なわけで、さぁ思う存分ヤンデレてくれていいよ」

両手を広げて何かを迎え入れる気満々のポーズをする山田悠太を素通りし、出口へと向かう

「ちょっと待っててば」と私の後を追いかけてくる彼に「北川先輩は?」と尋ねる

「あぁ、君がいなくなったから連れ戻そうと思って透と一緒に置いてきた」

「なんでストーカーと二人っきりにさせてんですか!?」

「ぇ、あ、だって俺たちが来る前には既に二人っきりだったから、大丈夫じゃない?」

「そうかもしれないですけど!あーっもう!!戻りますよ」

この山田悠太の行動や言動にイラつきながら今下りてきたエレベーターに再び乗り、北川麻織がいる病室へと向かう


室内には変わらず日野透が居座ったままだった

「あれ?戻ってきたんですね悠太先輩それにお連れの人も

早く諦めて麻織先輩を渡してくれたらいいのに…」

「あの、ふざけたこと言ってないで帰ってくれません?

私、北川先輩に聞いてんですけど、あなた先輩のストーカーなんですよね

ハッキリ言って迷惑なんですよね」

山田悠太と言い争わせたら、また余計な言い争いが起きるだけだと思い自分が話すことにした

「僕たちの事に関係ない人が入り込んで来ないでください。

それこそ迷惑なんですけど」

 

あぁ、この会話

『僕の事に関係ない人が入り込んで来ないでよ!迷惑なんだけど』

似てるなぁ。あの時、私はなんていったんだっけ?

確か『なら、関係ない人じゃなくなればいいのよね?よし、君は今から私の友達だよ。ほら、一緒に遊びに行こう』そう言って彼の手を握って家の外へ連れ出したんだっけ?

その時、すっごい嫌そうな顔をしていたの覚えてる

今考えてみたら、あんなこと言った自分が恥ずかしい・・・


「日野君だったよね。少し、外行こうか?

ここで言い争って、もし北川先輩が起きたりしたら可哀想じゃない

せっかく寝てるのに」

そう言って彼の手首を掴み病室の外へと出ようとする

「はぁ!?僕はここに居たいんだけどっ」

「はいはい、我儘言わないの」

「我儘じゃないし!悠太先輩もなんか言ってくださいよ」

「えぇっと、俺はどうしておけばいいかな?」

どうすればいいか、なんて聞いてくる山田悠太に「ここに居てください」と言って日野透を連れ病室を出て行き、エレベーターで1階へたどり着く

「ちょっと、どこまで連れていく気ですか?あなた」

彼からの質問には答えずに病院を出る

少し病院から離れたところで私は口を開いた

「なにして遊ぼうか?」

「は?遊ぶって・・・僕は麻織先輩の所に戻らないと」

「ダーメ!今日の君の予定は私と遊ぶこと

もうちょっと視界を広げて見ようよ

と言うわけで、ナンパとかどうかな?」

この世界には北川麻織の他にもたくさん素敵な人たちがいるって教えてあげれば北川麻織には被害が無くなるかもしれない

その後に被害を受ける人の事は知らないけど。


車いすを押している女性はヘルパーか、看護助手さんです。どの病院にもいるかわ知りませんが。

白雪ちゃん、遊ぶで選択したナンパってなんですか?

それ遊びなんですか?

もっと、カラオケとかボーリングとかゲーセンとか・・・の方が作者はいいと思うのですがダメですか?


次の更新は10/10.11のどちらかです。

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