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どんな告白でも場は少し考えましょう

このページは昨日更新するはずだったのですが、書いている途中で寝てしまい今日になりました。


ハッキリ言って部活紹介は最低な結果になった。

今年、新入生が入らなければ廃部になる部活動しが手を組み、脅迫めいた言葉を吐いてまで後輩を部活に入れようとしたり、男子水泳部の人たちは水着姿で新入生の女子生徒の所で「君の水着姿が」とか、とにかく変態の集まりだとわかった。女子バレー部は私たちを見下すような言い方で紹介してくるし。

とにかく、どの部活も印象が悪かったような気がした

ただ、女子バスケ部の紹介の時に円町春樹がちょっとした問題を起こしたのだ

女子バスケ部の紹介は部長が体調不良で休みのために副部長である脇田瑠奈が代表者として出た

その時、何を思ったのか円町春樹はその場を立ち合がり「先輩は俺の大切な人っすか?」と聞き出したのだ

もちろん、脇田瑠奈は「は?何言ってんのコイツ」な顔をしながらも「えー、と・・・違うんじゃないかい?」と答える

「違うはずないっす!!俺、今なんか『この人だ』って思ったんすよ!!

先輩が俺の探している大切な人だって」

「えっと、ごめん。これって告白ってもんかな?

あたし、こーゆの慣れてないからわかんないんだけど

悪いね。あたしには心寄せている男がいるんだよ

だから君の大切な人にはなれないんだよ」

そう言って脇田瑠奈はチラリッと別の方へ視線を一瞬向けてから円町春樹の方を向いた

脇田瑠奈が視線を送った方を見ると山田悠太が会長である紺野梨香子と何かを話していた

あぁ、こんな場面確かにあったなぁ

脇田瑠奈が主人公の方へ視線を向けるが主人公は「何か視線を感じたが、気のせいだろう」と取ってしまう場面

脇田瑠奈は高1の時から主人公が好きだったんだっけ?確か。

「別に構わないっすよ!!俺、諦めねぇっすから」

そう言って再び座り、ようやく話が進むこととなった



部活紹介が終わり、次は委員会の紹介が始まる

最初に生徒会の紹介だ

「皆さん初めまして、生徒会書記を務める2年の山田悠太です

会長と副会長は入学式の時に挨拶しましたよね

今日は自分が生徒会の代表として紹介させていただきます

実はこの生徒会には、まだ会計がいないんです

その会計に1年の君たちの誰かを招こうと思っているのです。活動内容は簡単です

毎日机の前に座って1時間異常、大量の生徒たちからの意見を実現できるかできないかを考えて

出来るのであれば顧問である先生に押し付けて

出来ないのであればゴミ箱に入れればいいだけです


簡単でしょ」


・・・説明が酷い。っていうか、言い方の問題なのだろうか

ゲームでは、もっとちゃんと説明していた気がするのだが

私の思い違いだろうか?

ずっと、山田悠太の方を見ていると彼と目が合ったが気のせいだろうと言うことにした。




委員会の紹介も終わりそれぞれ解散となり、私も絵里と一緒に教室へ戻るとすると急に肩をつかまれたのだ。

「待って」と声のする方へ振り向くと、山田悠太が立っていた

「何か用ですか?私、早く帰りたいんですけど。友達もいるし」

チラと絵里の方へ視線を送る

「あ、悪いんだけど。君、この子借りるよ」

山田悠太が絵里にそう言うと「どうぞ~」と機嫌よく絵里は私を渡したのだ

「ちょっと絵r「まぁまぁ、彼氏欲しいって言ってたじゃない!相手の人、目立たないだけで顔は整ってるし・・・頑張ってね!!!」」

絵里は私の耳元で小声で話笑顔で手を振る

それを合図に、山田悠太は私の手を取って歩き出したのだった




「ちょ、ちょっと待ってください先輩」

「ごめん。もう少しでつくから黙ってて」

どうやらイラついているようなので。これ以上イラつかせないように仕方なく黙り、後ろをついていくと生物教室に入る

ドアを閉め、内側にある鍵をカチャリと音を鳴らせし閉める山田悠太


何故私は、こんな状況に合わねばならないのだろうか?

私は、何も悪いことはしていないし

迷惑はかけていないつもりだ。それに、入学して一週間もたっていないのよ?


「突然こんなところに連れ込んでごめんね。

けど、君に氷雨白雪ちゃんに聞いておきたいことがあるんだ」

段々と近づいてくる彼に少し怖さを感じた。

「な、何でしょうか?」

「君って『乙女の心を掴み取れ』ってゲームしたことない?」

「あぁ、これk・・・ないです」

『乙女の心を掴み取れ』と言うゲームは、この山田悠太を主人公としたゲームのことだ。

うっかり、頷きそうになったが首を横に振る

「そっか、あるんだね。

君も、俺と同じ転生者なんだね。君さ、ヤンデレになる気ない?」

「絶対ないです」

何言ってんだろう、この人。それに、勝手にプレイしたことになってるし

まぁ、私の前世とは関係なさそうだからいいか。

「俺ね、ヤンデレキャラが好きなわけで

ヤンデレがいるこの世界に転生できて「うわ、ラッキー」って思ってたんだよ?

ヤンデレに、氷雨白雪に愛されるために此間まで生きてきたんだよ?

やっと、出会えたと思って生徒手帳落としていったのに巧に預けて俺に会いに来てくれないし

昨日は身体測定終わってからすぐ帰ったみたいで会えなかったし

君さ、俺の2度目の人生を壊す気?」


すいませーん。この人、頭が可笑しいみたいなんですけどー

ヤンデレに愛されたいとか変人としか言えないわね。

「私、ヤンデレ嫌いなんで。監禁とか束縛とかされても迷惑だって一番知ってるんで」

「君は、氷雨白雪だろ!?俺を愛するために生まれて、俺に愛されるために生まれてきてくれた

それが、君

氷雨白雪と言う人物だろ」

この人、行き過ぎてるよ

前世どんなにやりこんだわけ、このゲーム

「私は、氷雨白雪であって、あなたの描いている氷雨白雪ではありません。

ちゃんと現実を受け止めてください

ここは、ゲームと似てますけど違うんですよ

二週目プレイも出来ない現実世界なんです

攻略キャラ以外の女の人に恋もできる、視界を広げて見てください

あなたを愛してくれる人は他にきっといますから」

とりあえず、綺麗におさめておこう


「俺を愛してくれる人が、ほかにいる?

その人はヤンデレかな?」

どんだけヤンデレにこだわるのよ!!

「いや、愛にヤンデレとかツンデレとかメンヘラとかクーデレとか関係ないと思いますよ。

その人の性格さえも愛しているなら関係ないでしょ」

この人の相手は面倒だし、そろそろ帰りたいので適当に答えてみる

「・・・愛があれば、

そっか。わかったよ、ヤンデレ氷雨白雪は諦めてあげるけど

俺の恋人探し手伝ってくれない(できればヤンデレ系がいいなぁ)」

「カッコって現実に声に出す人いたんですね。

残念ですが、先輩の恋人探しにお手伝いできませんよ私

もし、相手がヤンデレなら私にナイフ向けてきそうですから」

「その時は俺が守ってあげるよ!

よしっ、そうと決まれば明日から恋人探ししようね

あ、白雪ちゃんの家ってゲームと同じところかな?

明日迎えに行くね。じゃ」

一人で話を進めて、勝手に鍵を開けて生物室を出て行ってしまった山田悠太


なに勝手に決めてるわけ、あの人

それに許可なしで下の名前で呼んでた・・・

まぁ、前世では白雪が苗字だったし

苗字にちゃん付けしてるだけだって思えばいいか。

それにしても山田悠太も転生者だったんだ

多いなぁ転生者。

私に、山田悠太に、はっきりとはしないが円町春樹

まだまだ増えたりして・・・

さすがに無いか

さて、私も帰ろうかな!

あ。部活なににしよう・・・絶対ってわけじゃないけど

せっかくだしなぁ

確か、今年1人でも入らなければ廃部する将棋囲碁トランプオセロ部って変わった部活あったよなぁ

部員数4人であと1人で廃部は逃れられるらしい

そこにしようかな。楽そうだし、楽しそう

円町君については触れませんよ。自分でも何したいのかわからないですもん。

山田君はゲームの設定の白雪ちゃんが好きなだけです。今は


転生者多いなぁ。と思っている方、もっと多くなりますので注意してください。

まぁ、記憶があるかないかはわかりませんが。


次は少しメインヒロイン北川麻織ルートでのライバルキャラを少し出して見る予定です。

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