それから11年たちました。
高校生になるまでは、重要人物たちとは関わっていないので書きませんよ
氷雨白雪 前世 白雪氷雨
1年 148cm ♀ 攻略キャラ ヤンデレ系
4歳のときに、鏡の前で前世を思い出すが特に役に立っていないが後で役に立つであろうアイテム
無事に志望校の山野高校の試験に合格し、今日が入学式となった
親は仕事で来れないみたいだが別に構わない。
私の親は今でも私を「姫ちゃん」呼びするので、入学式に来なかったのは私にとって喜ばしいことだった
決められたクラスの教室へ入ると既に生徒たちはグループを作り喋っていた
ちなみに私のクラスは1-4
黒板に書かれた席順の通りに自分の席に着く
窓側の一番前か・・・出来れば教卓の前がよかったなぁ
あの席は意外に目立たないんだよね。
先生から見たら逆に後ろの席が目立ってしまうのだ
んー、私も早く友達作らないとこのままだとボッチライフになるわね
この学校には同じ中学の子はいない。
私も中学の友達と同じ高校を受ければよかったんだけど、何故かこの学校じゃないとダメだって思ってしまって気づいたら受験を受けて合格していた
なので、私には誰も知り合いがいない
誰でもいいから友達になってくれないかなぁ
自分から話しかけないと無理かなぁ?
仕方ない、誰かに話しかけよう。
周りを見ると一か所だけ、女子の集まり度が多い所があった
あそこに話しかけてみよう
席をたち、集団の方へ向かう
「ねぇ、なにしてるの?」
茶髪の女子生徒の肩を軽くたたき問いかけてみる
「あぁ、このクラスの美形君の話を聞いてるのよ」
「美形君?」
変わった名前ね・・・や、名前じゃないと思うけど
「円町春樹君だよ。中学ではバスケで有名だったの知ってる?」
説明してくれるのはいいけど、スポーツは興味ないのよね
だから、名前言われてもよくわかんないなぁ
けど、この子と仲良くなるには話し合わせないとダメな気がするのよね
「うんうん知ってるよ!!
けど、まさか同じ高校しかも同じクラスとか奇跡じゃん!
けど、こっからじゃ顔も見れないよー・・・」
我ながら演技力抜群だね!
「そうなんだよねぇ・・・
あ、私高野絵里
あなたは?」
「私は氷雨白雪よ。呼び方は何でもいいよ」
よし、何とか自己紹介できた。後は仲良くなるだけね
「じゃぁ、白雪って呼ぶね!私の事は絵里って呼んで」
「うん!よろしくね絵里」
「こちらこそ」と絵里は笑顔で言ってくる。
この調子で友達作ればいいかな
その後、私と絵里はその場から離れた場所で先生が来るまで話すことにした
彼女とは意外に話が合い、すぐに仲良くなっていった
これでボッチライフは送らなくて済むね
「絵里には彼氏いていいよねぇー」
彼女には年上の彼氏がいるみたい、大学生だとか。
「白雪もすぐにできるよ!可愛いもん。あ、どんなのがタイプなの?」
興味津々に訪ねてくる絵里に少し悩む
タイプかー・・・
「とにかく、束縛する人はヤダ」
「あー・・・なるほど。でも、付き合ってから変わるときあるんだよ
私も最初、束縛とか無理な方だったけど・・・されなさ過ぎたら逆に不安になってくるもんなんだよねぇ」
「へぇ・・・そうなんだ」
「反応薄!!」
前世で束縛とかでひどい目にあったから絵里の話を疑いたくなってしまう