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鈍感王子  作者: 蒼咲 秀
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第2作戦





…どんどん、予定していた文と変わってきております。



『栄才高等学校』




あたし達が通ってる学校。



この辺は昔から人口が少なく、


一学年は約20名くらいで、


毎年一クラスしかない。



その為、ほとんどの生徒が小学校から一緒のメンバーである。






つまり。



ずっと一緒にいたんです。






友達も






ライバルも







大好きな人とも。










「おはよー。」


朝の教室は、挨拶が絶えず聞こえてきて、


適当に返しながら


あたしとせーちゃんは自分の席に座る。



あたしが前で、


せーちゃんが後ろ。



出席番号順の座席は


小学校からこのままだから、



密かに嬉しかったり。










実は私、戸塚 小夜子は

長谷川 誠に恋をしていまして。



いつからかと言うと


自分でもわからない程昔から。



自覚をしたのは中学2年生、


つまり2年前でして。



実はあたしもどうしたらいいのかわからない状態。



あたしにとって、彼は初恋相手で


現在進行形なのです。



そんな事なんて知らない、このアンポンタン王子は


毎日あたしに対して普通に接してくる。



自転車だって毎日ドキドキしているあたしに対して、


あいつはたまにあたしを忘れて先に行く時がある程、


至って普通の出来事にしか思えないらしい。







そんな王子にも少し遅めの春がやって来たらしく。







あたしは冬に逆戻りしそうです。









今は7月中旬。




事が起きたのは、



夏真っ盛りって感じのカラッと晴れた暑い日。




まるで、天気までが彼女を祝福しているかのよう。










みなさん。










転入生がやって来ました。

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