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鈍感王子  作者: 蒼咲 秀
2/15

第1作戦

未熟者故、2ページ目が作れませんでした…

1ページにしては長くなりましたが、

最後まで読んで頂けると嬉しい限りでございます…

ガラガラ…



朝、あたしの部屋の窓が開く。


別にいつもと同じ。




「さーよ!起きろ、遅刻するぞ!」






いつもと同じ起こし方。






「今日も遅刻なんて絶対嫌だからな。」




もう…






「さーよ!」


「うるさい!!」






あっ…

つい口に出しちゃった。






「お前なぁ、わざわざ起こしてやった人に向かって、」

「だから、聞こえてるって。窓全開なんだから。」









あたしは『戸塚 小夜子』(トツカ サヨコ)


あたしを起こしたのは『長谷川 誠』(ハセガワ セイ)



幼なじみで家が隣で、


オマケにあいつとあたしの部屋の窓は向かい合っていて、


その間は楽々跨いで行ける程の距離。




せーちゃんの自転車でいつも通ってるあたしは、

いっつも彼に起こされている。







怒られながら…ね。










「おっまたせー。」


ようやく用意ができたあたしは、


先に玄関で待ってるせーちゃんに声をかける。



「遅い!」


「ごめん、ごめん」



軽く謝りながら、自転車を跨ぐ。




前にいる運転手は、ブツブツ文句を言っていたので、



「遅刻するぞー。」



なんて声をかけると、



慌ててペダルを漕いだ。






あたし達はただの幼なじみ。




どんなに願っても、




あなたがあたしを見てくれない限り、








永遠に結ばれる事のない







あたし達の悲しいカンケイ。







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