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「祈るだけで何もしない無能聖女」と追放されましたが、私が維持していたのは国の「全自動防衛結界」と「天候制御システム」です。

作者:紅茶
王城の大広間で、聖女ソフィアは婚約者の第2王子から追放を言い渡された。
隣では、微弱な光魔法しか使えない男爵令嬢が「私が真の聖女です」と微笑んでいる。
しかし、王子たちは知らなかった。
ソフィアが眠そうにしていたのは、「王都の防衛結界」「上下水道の浄化システム」「農作物の天候制御」など、国を支える魔導インフラの全てを、たった一人で24時間365日維持管理していたからだということを。
「クビですか? つまり、もう働かなくていいんですね!」
ソフィアは歓喜した。
ブラックな職場から解放された彼女は、意気揚々と国を出ていく。
その直後、元国では地獄が始まった。
結界が消えて魔物が空を覆い、下水道が逆流して城は悪臭に包まれ、嵐が作物をなぎ倒す。
慌てて連れ戻そうとする王子だったが、もう遅い。
ソフィアは隣国の冷徹な魔導皇帝・クロードに拾われていたのだ。
「君の並列思考魔法は芸術だ。私の国に来てほしい。……いや、私の妃になってくれないか?」
その圧倒的な魔力制御技術を見初められ、ソフィアは帝国で「最高技術顧問」兼「皇帝の溺愛妻」として幸せな第二の人生を歩み始める。
これは、インフラを支えていた縁の下の力持ちが、正当に評価されて幸せになり、無能な元国が物理的にも社会的にも崩壊していく、スカッと爽快な大逆転劇
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