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異世界RPG X  作者: すてらりうむ
第一章 始まり
4/30

第3話 初バトル!!戦闘から得る物

 そよ風が気持ちいい草原エリア…。オレ達は武器を持って野原を歩いていた。

前回ギルドマスターから貰った1000G がちょうど二人の装備代となったのだ。

俺は鉄でできたシンプルな片手剣と丸い盾を装備し、

ユイトも木のステッキと、物理攻撃用でナイフを買った。

初冒険と言ったら、すごく安くしてくれた武器屋のおっちゃんに感謝せざるを得ない。


「てか、掲示板見ないで飛び出したけど、クエストくらい受けといたほうがよかったんじゃないかな?」

「そりゃあ…、あんな歓迎されたらつい心が踊っちゃって。」

「時には落ち着くのも大事だよ」

「お前だって止めずについてきたじゃねえか!!」

「止めても聞かないと思ったからね」


 このクソサバサバ従兄弟をどうシメてやろうか考えていると、後ろから気配を感じる。


「だ、誰だ…!」


 振り向くと、モンスターがこちらへ向かってくる。犬か狼のような獣だった。例えると、

ジャーマンシェパードの子供みたいな可愛い犬が3匹…だが、れっきとしたモンスターなのは変わりない。


「初戦闘だ!ユイト、行くぞ!」

「待ってレオ、ここは落ち着いて相手の動きを見るんだ…。」


 ユイトがそう静止してくるが、オレはそのまま突っ込む!


「くらいやがれ!」


 突進してくる犬を盾で受け止め、もう一匹を斬りつける!すげえ…!俺、冒険者してる!

しかし、切りつけた後、少しよろけてしまい…モンスターの攻撃を食らってしまう。


「うがぁっ…、」


 小さい犬モンスターなのに、少し噛まれただけで、大型犬に噛まれたくらいの激痛が体に走る!そのせいで、地面に膝をついてしまう。

モンスターは俺を囲んでいる…。


「燃やせ…、【ファイア】!!」


 すると、後ろにいたユイトがステッキから炎の玉を作り出し、モンスターへ飛ばす。一匹命中して、そのままバタッと倒れる。


「だから言ったじゃん、落ち着いてって…。」

「わ、悪ぃ…」


そして立ち上がると、犬は今度はユイト目掛けて、歯を剥き出し突進する!ユイトは当たる瞬間にしゃがみ込むと、そのままナイフを抜き、モンスターを斬りつける!


「バフッ!!」


 刃が直撃したモンスターが体勢を崩す。

しかし、ユイトも一匹見るのが精一杯だったのか、もう一匹のモンスターに噛みつかれる。


「うぐっ…⁉」


 必死に痛みをこらえるユイトだが、モンスターが警戒している…。そうか、アイツ俺より防御力が低いから…致命傷なのか…。そのままユイトに問答無用で突っ込むモンスター!


「させるかよっ!!」

「バフッ!!グルルルル…」

「れ、レオ…!」


 ユイトが噛みつくを食らう瞬間、俺は剣で相手の攻撃を防御する。


「ユイト、お前はこれを持ってろ!」


 そういって、盾を渡す。


「回復するまで、コイツらは…オレが相手だ!」


 初めてのクエストってことで浮かれて、ろくに作戦も立てなかったのはオレだ。

これくらいしないと、ユイトに申し訳ない!

 まず、早めにユイトが切りつけたモンスターを先に攻撃すると、そのモンスターも体力が限界だったのか、一発食らってダウンする。

しかし、問題は3体目だ…まだ攻撃を受けていないからピンピンしてやがる…。

オレとユイトはかなり疲れ切ってる…、無理か…。

と思った次の瞬間…!


「な、なんだ…これ」


 緑色の光がオレを包み込むと、あっという間に傷と痛みが完治された。

ユイトのほうを見ると、地面に膝をつきながら、ステッキをこちらへ向けている。

…回復魔法ってやつか!?


「レオ、後は頼むよ…、【ヒール】!」


 その言葉でオレは回復した。ユイトはMPが尽きてしまったらしいが、オレがここから勝利してやる!!

向かってきたモンスターのかみつき攻撃を躱し、突進は剣で抑える。

しばらくその動きを繰り返すと、段々モンスターに疲れが見える…今だ!


「これで終わりだぁぁぁぁぁっ!!」


 渾身の一撃をお見舞いすると、犬は荒い声をあげ、その場に倒れた。


「よ、よっしゃあ…!」


 疲れと達成感でその場に倒れ込む、するとユイトが手を差し伸べてくれる。


「お疲れ様、良い斬りだったじゃん。」

「ユイトのヒールがなかったら危なかった。サンキュー!」


 その手を取り、立ち上がる。


「良いバトルだったじゃねえか」


すると後ろから声がかけられる。ヘボラが立っていた。


「ヘボラ、なんでここに…。」

「クエスト帰りに見つけたんだが、お前たち良いバトルだったぞ!」


そう言って親指を立ててくれるヘボラ、その様子を見て、俺達は微笑む。

そういえば、このモンスターの残骸はどうするのだろう。


「倒したモンスターは解体するんだ、そしたら肉とか資材とかゲットできるぜ。ちなみに、このモンスターはフンコロガシって言うんだ。初心者向けのモンスターだから、運が良かったな」


 アドバイスをくれると、ヘボラはナイフを取り出し、解体のやり方を教えてくれる…。なるほそ、モン◯ンみたいな感じか…。ゲットした肉と毛を俺達にくれる。


「次からは、自分たちでやるんだぞ。それと、こういうドロップした食材は酒場で無料で調理してくれるからな!」

「やったねレオ、一食分浮いたよ」


 ニコニコと可愛らしい笑顔を向けるユイト。

普段はうざいけど、こういうところがあるから憎めないんだよな。


「よし、帰ってから肉パーティするか!ヘボラも一緒にどうだ?」

「いいじゃねえか、それならオレが今日獲った肉も分けてやるよ!」


 三人で盛り上がりながら、酒場へ帰っていく。

異世界での生活っていうのも悪くないかも知れない…。この先も、世界を平和にするために頑張るぞ!!

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