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異世界RPG X  作者: すてらりうむ
第一章 始まり
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プロローグ

この物語はフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。

20XX年春、なにもかもが新しく出会いの季節とも言える…ここはとある市立の高校。

いつも通り授業が終わり生徒が帰宅する、俺もその一人だ。

 まずは自己紹介をしておこう、龍ヶ原 怜王(りゅうがはら れお)

黒髪単発に緑色のメッシュが入っている、どこにでもいるごく普通の高校3年生だ。


「怜王!帰りにカラオケよっていかね?」


 放課後、帰ろうとすると友達に誘われる。


「悪い…今日は忙しいんだ。」


 せっかくの誘いに断る怜王。


「怜王くんいつも忙しそうね〜」

「まあ、また今度みんなで行こうぜ!」


 そう言われ友人たちと離れ、下校中に大きなため息を吐く。


「つまらない…。」


 俺は退屈していた。

18年生きてきたが、小学生、中学生、高校生としての生活がとても普通だった。

朝起きて登校、授業して遊んで、恋愛して部活して…そんな普通の日々に飽き飽きしていた。

―――人は時に変な行動をする。

 例えば授業中にテロリストが学校に襲ってきて俺tueeeでボコボコにする妄想、空から美少女が落ちてきてその女の子と秘密の関係など、様々な想像をしていた時期があっただろう。

 しかし、現実はそう甘くない。

そんなファンタジーは想像のなかにしまっておかなきゃいけないという点もあるが、なにしろそんな非現実的なことが起きるなんてまず…ない。

 帰り道の公園で複数人で遊んでる小学生を発見する。


「おれは勇者だ!魔王め…かくご〜!」

「やってみろ〜!」


 どうやら冒険ごっこで遊んでいるらしい。

暇なガキ共だな…と呟くも、自分にも冒険ごっこをしていた幼少期があり、思春期には異世界などを想像していた時期があった。

そんなクソガキの頃を思い出しながら、長い帰り道から家までたどり着く。


「ただいま〜」


 静かな家だが、中からバタバタと足音が聞こえる。


「おかえり怜王!!」


 もう夕方なのにまだパジャマから着替えてなく、髪もボサボサの男が迎えてくれる。


「彼女できた?」

「できてねよ…、毎回聞くなよ。」

「な〜んだ、つまんないの!」


 この生意気な奴は 従兄弟の星光 唯斗(ほしひかり ゆいと)だ。俺より1つ年下で、金髪ショートヘアに優しめのぱっちりとした緑色の目をしているイケメンだ…。

 容姿端麗なのに分け合って学校には行っておらず、俺の家に家事代行と称して居候している。


「全く…新学期というのに燃えたぎる恋心はないのかよ。」


「高三になるとそういうこと考えてる暇ないぞ。」


 カバンを置き、制服を着替え私服になる。

唯斗はソファに寝転がってスナック菓子を食べなが異世界アニメを見ている。


「唯斗ってさ、異世界とか興味ある?」


 俺は疑問に思いふと質問していた。


「怪しい壺や石は買わないでね。」


 目も合わせずバッサリと言われてしまった、どうやら頭がおかしいと思われているようだ。


「だってお前、アニメとか好きだろ?そういうの憧れなかったのか?」

「憧れたけどさ、俺も17歳だよ?夢くらい覚めてるよ。」


 呆れた眼差しでこちらを見てくる。まあ普通に考えて高校生にもなってそんな厨二病真っ只中で夢見てる幸せ者は少ないだろうな。


「はあ…でも、異世界行ってみてえなあ!!」


『叶えてあげましょう』


 すると、何者かの声が聞こえる。


「唯斗、紛らわしいことするなよ。アニメの音量デカすぎ…」

「これ音量普通だし、怜王が変なこと言ってんじゃないの?」


 不安げな顔でそう言ってくる唯斗。


『貴方達二人の声ではありませんよ。』


 完全に理解した。俺と唯斗の頭の中に何かが問いかけてきてる。

「あの…誰ですか?」


唯斗が質問すると、声の主は落ち着いた口調で…


『私はとある世界の神です。』


神…?


『御二人は異世界に行きたい…と言いましたよね?』


「いや別に俺は言ってないで…フグッ!?」

「はい!行きたいっていったぜ!」


 

余計なことを言う唯斗の口を締め、話を進める。

『実は私が今いる世界では、国々が魔王やモンスターの殺戮によって恐怖に脅かされているのです。』


 なるほど…王道なRPGのような設定だな。


『そこで、この世界を救うべくして、地球に逸材の人間を探しに来たのですが…。』

「オレ達ってわけか!?」


 オレの頭の中で確定演出が鳴り響く、しかしそこで水を差すクソ野郎が一人。


「俺はともかく、怜王は学生でしょ?異世界に行ってもすぐ魔王討伐できるとは思えないし…。

学校とか大丈夫なの?」


一応、お前も学生なんだがな…。


『そこは問題ありません。異世界に行く間はこちらの時間を止めておきましょう。

世界を救うことができれば、貴方達は元に戻れますよ。』


 神様がかなりいい配慮をしてくれた。唯斗は考える素振りを見せ、


「まあ、俺はいいけど…怜王ほんとにいいの?」

「非日常な異世界に比べれば…学校なんてクソ喰らえだな。」


そうして二人の意見が一致すると、お互い謎の光に包まれる。


「な、なんだ!?」

「か、体が光ってる!!」

『それでは、龍ヶ原 怜王。星光 唯斗。あなた方が世界を救ってくれること願っております。』


その神様の言葉を聞くと、二人は気を失ってしまった…。

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