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うちの旦那はカワイイ

うちの旦那はカワイイ〈スイーツ〉

作者: スタジオ めぐみ

家の近くにお菓子屋さんができた。

和菓子あり、洋菓子あり、アイスあり、パンありと甘いものが好きな旦那にとっては、夢のようなところである。

オープンした日に、歩いて行ってみようと旦那が言ってきた。

外は寒い。

歩いて行ける距離だけど、少し億劫な気もする。

何かのついでに行く感じでもいいのでは…?

だが、旦那は歩いて行くことを決意。

ついて行くことにした。

まさか、この寒い中歩いて行くとは思わなかった。

これは雨が降るかもな。

しばらく雨降ってないし、降った方がいいかもなとくだらないことを考えながら歩いた。

スイーツの力ってすごいな。

オープンしたばかりで、人は多かった。

歩いて行ける距離なので、保冷剤なしでアイスを買ってもいいし、ケーキだって買って帰れる。

旦那はウキウキしていた。

和菓子を見て、洋菓子を見て、冷凍コーナーを見てと店をぐるぐる回る。

ケーキは端から端まで試してみたいし、和菓子も期間限定は食べておきたいと、旦那は言っている。

もう女子じゃん!

カワイイが、デブになるよ…?

すごい迷っている。

そして迷った中から厳選してカゴに入れて行く。

私はメロンパンと冷凍ピザを選んだ。

旦那はプリンと栗の大福とレーズンサンドとあと期間限定の和菓子を選んだ。

私は明日食べる物を選ぶが、旦那はいつでも甘いものが食べられるように食べたいものを遠慮なく選ぶ。

そして、賞味期限が切れて、カビたり腐らせたりする。

食べ物を無駄にするなと喧嘩になったこともあるが、今は諦めている。

物やお金の価値が全然違うのだ。


甘い物を手に入れて、満足そうな旦那。

歩いて家に帰ってきた。

これからお店が潰れないように応援しようということを話しながら。

糖尿病にならないようにしなくては。

とりあえず、今日は野菜たっぷりの鍋にしようと思う。


買ってきた栗の大福を美味しそうに旦那は食べた。

今日もうちの旦那はカワイイ。

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