34 格の違い
投稿したのは月曜日だけど書き終えたのは日曜日だから、実質前回の後書きに書いたことは達成ということで。
「あれが……タルトの……本気。」
蜘蛛女へと姿を変えたタルトがゴブリンの上位種との戦闘を始めた。その戦いは互角でどんどん苛烈になっていく。
私は【鑑定】を発動させて蜘蛛女に変化したタルトのステータスを見た。
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名前:タルト
種族:蜘蛛女(人間) B+
LV:25/80
HP:2200/2250
MP:2400/2550
筋力:3200
耐久:2800
敏捷:3600
魔力:2400
【蜘蛛女】
蜘蛛系統の魔獣の中でかなり上位に位置する希少な魔獣。強力な毒と強靭な糸を扱って狩りをする。糸で罠を作る場合もあり、ある程度の知性を保有しているとされている。糸は服や防具の素材として高性能で高値で取引されることが多い。
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蜘蛛女はB+の魔獣で、私が今まで戦ってきた魔獣がかわいく見えるほどの圧倒的なステータスを誇っていた。
そしてそれと戦っているゴブリンの上位種のステータスはどうなっているのかというと、
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名前:アラン
種族:アークゴブリンナイト C+
LV:30/60
HP:1150/1170
MP:850/850
筋力:1550
耐久:1350
敏捷:1700
魔力:950
【アークゴブリンナイト】 C+
ゴブリンの中で特に剣の才能があったものが複数回の進化を経てこの姿になると言われている。戦闘能力は高く、とても危険な存在。
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名前:エイリー
種族:アークゴブリンアーチャー C+
LV:28/60
HP:1092/1092
MP:1170/1200
筋力:1000
耐久:950
敏捷:1650
魔力:1500
【アークゴブリンアーチャー】 C+
ゴブリンの中で特に弓の才能があったものが複数回の進化を経てこの姿になると言われている。素早く動き、魔力で強化した特別な矢を射ってくる。その矢は金属の鎧を貫通することもある。
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名前:マリー
種族:アークゴブリンメイジ C+
LV:28/60
HP:1050/1050
MP:1800/1800
筋力:830
耐久:870
敏捷:750
魔力:1980
【アークゴブリンメイジ】 C+
ゴブリンの中で特に魔法の才能があったものが複数回の進化を経てこの姿になると言われている。魔法に関するステータスが高く、放たれる魔法は同ランクの魔獣の中では圧倒的な威力を誇る。
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名前:フォア
種族:アークゴブリンタンク C+
LV:25/60
HP:1850/1900
MP:450/450
筋力:975
耐久:1950
敏捷:550
魔力:450
【アークゴブリンタンク】 C+
ゴブリンの中で特に盾の才能があったものが複数回の進化を経てこの姿になると言われている。大きな盾を使って仲間を守り戦いを有利に進める。
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名前:ベレート
種族:アークゴブリンプリースト
LV:28/60
HP:890/890
MP:1660/1690
筋力:350
耐久:750
敏捷:890
魔力:1750
【アークゴブリンプリースト】 C+
ゴブリンの中で特に回復の才能があったものが複数回の進化を経てこの姿になると言われている。後ろで仲間の回復を行い、継戦能力を高める。群れにいると厄介な存在。
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それぞれのステータスはタルトに及ばないものの、それぞれが協力しあってタルトと互角に渡り合っていた。
しかし、役割分担がしっかりと行われていて長期戦になるのならタルトが不利だろう。【魔獣共鳴】には制限時間があるらしく、厳しい戦いになるだろう。
「行こう。ハク、イルア。」
「コォーン。」「うん。」
タルトを助けに行きたくなるが、その気持ちを抑えてゴブリンの異常種の元へ向かう。タルトが上位種と戦って抑えているうちに。
タルトと五体のゴブリンが戦っている空間を素早く駆け抜ける。アークゴブリンアーチャーが妨害に矢を飛ばそうとしたがタルトによって止められた。他のゴブリンも妨害しようと動くが全てタルトが止める。
タルトのおかげで私たちは無事に通ることに成功した。
私たちを追いかけようとするゴブリンに立ちはだかるようにタルトが位置取る。再び両者がぶつかる。
私たちは後ろを振り返ることなく走り続けた。狭い通路を駆け抜け、再び広い空間に出る。そして、そいつはいた。
豪華な装飾が施されている玉座に座る一体のゴブリン。そのゴブリンからは王の風格を感じた。そして悟った。こいつは私と格が違う。私が届いていない場所にいる。
そのゴブリンは立ち上がり、立派な剣を抜いた。
私は【操血】で作り出していた剣を構える。ハクとイルアはいつでも私のサポートが行えるように動く。
相手がどれほど私と格が違おうとも、どんなに私と離れている場所に居ようとも、私は必ず勝つ。負けるわけにはいかない。だって私はレティシアの意思を継ぐ【魔王】だから。
私と異常種は同時に走り出した。
お互いの剣と剣がぶつかり合う。
そして、
今まで壊れことがなかった血の剣が砕け折れ、私は剣で腹部を斬られてそのまま吹き飛ばされ背後の壁に勢いよく叩きつけられた。
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