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11 馬鹿な魔獣

PV700人、ユニーク250人超えました。ありがとうございます。

「きゃあぁぁあぁああぁぁあーーーげふっ!」


女の子が出してはいけないような声を出してしまったが、多分誰も聞いていないから大丈夫だよね?


「痛いなぁ。」


自分を鑑定してみるとHPが10減っていた。落下ダメージだろう。上を見上げると、5メートルほど上に大きな穴が開いていた。あの穴に気付かなくて落ちてしまったみたい。とりあえずそこまで深くなくて安心した。結構深かったら落下ダメージが増えて死んでたかもしれないしね。


「ここは洞窟かな?できれば休みたいけど………。」


バサバサと何かが羽ばたいている音がする。音は洞窟の奥から聞こえてきていて、私の方に近づいてきていた。悲鳴を聞いて近づいて来ているのかな?近づいてくる音からは魔獣の気配がする。即座に戦える環境なのか、周囲を確認する。


後ろは壁で逃げられない。自分の周りは、少しだけなら走り回れるくらいの広さで、高さは十分にある。しかし、音が聞こえてくる方向に向かって狭くなっていっている。他の通路はなく、逃げるなら壁を登って外に出るしかない。外に逃げるよりも早く魔獣が来るけど。


察してはいたけど、戦うしかないみたい。操血で短刀を2本作り、構える。洞窟があまり広くないので剣を使うことはできなそうだし、投げナイフは外した時に壁に当たったら跳弾する可能性があるから今回は使わない。でも操血の切れ味だったら跳弾しないで壁に刺さりそうだけど。


今更だけど、光が全くないのに洞窟の中を普通に見ることができる。これは吸血鬼の生態が影響していると思う。普通の吸血鬼は夜行性で暗いのが普通だから、夜や暗いところでは暗視効果を得られるようになっているのかもしれない。


「来る。」


吸血鬼のことは一旦おいといて、頭を戦闘に切り替える。そして音の正体が洞窟の奥から現れた。それは蝙蝠(コウモリ)の姿をした魔獣だった。見た感じ20匹ほどいる。


鑑定を発動させてステータスを見る。

―――――――――――――――――――――――――――

名前:なし

種族:ケイブバット F

LV:3

HP:17/17

MP:12/12

筋力:14

耐久:11

敏捷:15

魔力:13


【ケイブバット】 ランク F


洞窟に住んでいる蝙蝠型の魔獣。洞窟に迷い込んできた生き物を数の暴力で倒し、捕食する生態をしている。ステータスは低く簡単に倒せるが、それを補う圧倒的な数の群れを作り、対策をしなければ返り討ちに合うことがある。群れの数は最低でも50匹はいると言われている。

―――――――――――――――――――――――――――


私やゴブリンと同じFランクの魔獣で、ケイブバットというらしい。ステータスが低いから簡単に倒せそうだが、数の暴力で戦いを乗り切るめんどくさいやつ、と説明を読んで思った。それに説明文が確かなら、まだ30匹はいることになる。


「ただでさえトレントやゴブリンと戦って疲れているのに、これから50匹くらいの蝙蝠と戦うとか本当に勘弁してほしい。」


はぁーーーと溜息をつきたくなるのを抑えてケイブバットを警戒し続ける。姿を現したケイブバットは私に威嚇をしていて、今にも襲いかかってきそうな状態だ。


全然襲いかかってこないけど。その状態のまま5分が経過した。


「ん?」


さすがにおかしい。そして異変に気付いた。


(もしかしてあいつら、あそこで詰まっている?)


洞窟は奥に向かっていくほど、狭くなっている。一番狭いところは、50センチメートルくらいのケイブバットが同時に2匹通れるか通れないかぐらいの広さでしかない。


お互いのステータスの低さを圧倒的な数で補うケイブバットは、捕食は必ず何十匹もの大群で行う。なのに洞窟の奥から出るには2匹ずつでしか出れない。そして2匹で相手と戦うのは自殺行為と変わらないということに彼らは気づいているようだ。そのためなのか、なかなか洞窟の奥から出てこようとしない。


「君たちは馬鹿なの?」


言葉は通じないだろうがおもわず言ってしまった。というか言わせて欲しかった。


「そもそもよくそんな場所に住もうとしたね。洞窟の奥で成長しすぎた可能性もあるけど。まぁそれでも馬鹿なのは変わらないか。」


私は2本の短剣を分解して槍を構築する。剣と同じで、あまり広くない洞窟の中で使うのには適していないが、相手が詰まっていて動けないため、複数体をまとめて貫ける槍は今の状況だったら適しているといえる。


「せいっ!!」


掛け声とともに突いた槍は、ケイブバットを6体纏めて貫き、絶命させた。


[ケイブバットを6匹討伐しました。レティアは経験値204を獲得しました。]

[レティアのLVが6から8になりました。]


レベルアップを知らせるシステムの言葉が聞こえた。1体1体の経験値は少ないが6体分の経験値を同時に獲得したおかげで一気にレベルが上がった。もしかしたら、残りの14体を倒せばレベルが上限に届くかもしれない。


そう思った途端にやる気が湧いてきた。残りのケイブバットに向けてもう一度槍を突く。その槍はまたもや複数体のケイブバットを貫いた。あとはこの作業の繰り返すだけ。


詰まっていたケイブバットの殲滅に、1分も時間は掛からなかった。そして………


[ケイブバットを14匹討伐しました。レティアは経験値476を獲得しました。]

[レティアのLVが8から10になりました。]

[LVが上限に達しました。進化することがが可能です。]


LVが上限に達して、進化できるようになった。


誤字脱字やおかしい点などがありましたら、報告をお願いします。また、感想や評価をされると作者が喜びます。よろしければお願いします。


前書きでも書きましたが、PV700人、ユニーク250人突破しました。ありがとうございます。

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