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王都へ行く道中で

俺は今馬車の中にいる。

ちなみに、従魔達はいつでも呼びたせるので今は一緒にいない。

屋敷を出てから『探索(サーチ)』を使っている。

範囲は魔力量によるが、俺の魔力量はこの世界の常識を逸脱している。

大体7キロの範囲内に、何がいるのかわかる。

「父上、7キロ先で戦闘が起こっています」

「そんな先のことがわかるのか」

「はい。非常に不味い状況です。」

「分かった。おい、7キロ先で戦闘が起こっているらしい。数名助けにいけ。」

「間に合いません。僕も行きます」

「ダメだ」

「父上!何故ですか」

「王都で重要な用事があるだろ、いくらお前が強いからと言ってもダメだ」

「分かりました。『範囲結界 防音壁』神の使徒に意見するというのか」

「いえ、申し訳ありませんでした」

『範囲結界 解除』

「では、父上、母上行ってきます」

「ああ、行ってこい」

アレンが、ステータスを見せてからアレックスとアレンの間に、約束ができた。

それは、『範囲結界 防音壁』をアレンが使っていない時は普通に接するというものだ。

これはアレンから頼んだことだ。


ーー馬車の中ーー


「アレックス何があったの?」

「何も言わないでくれ」

「なんで!私には言えないの」

「俺だけの判断では何も出来ない。アレンが帰ってきたら相談してみるから、待っていてくれ」

「分かったわ。それ以上は待ちませんからね」

「助かる」


ーーアレンーー


アレンは、『身体強化』を使い音速に近い速さで戦場に駆けつける。

戦場はオーガが20数体、周りのオーガより強そうなオーガが3体いる。

そしてアスフォード家よりも豪華な馬車とそれを守っている騎士数人。

明らかに騎士が押されている。

(超級使ったら不味いよな)

「加勢します。『上級暗黒魔法 影拘束(シャドーバインド)』『多重中級炎魔法 炎矢(フレイムアロー)』」

「助かるが返せるものは無いぞ」

「大丈夫です」

アレンの魔法で十数体は倒したが、残りのオーガはまだ馬車に向かって進んでいる。

「あなたたちは馬車を守ってください」

「分かった、でも大丈夫なのか?」

「はい。でも今から見るものは忘れてくださいね」

「ああ、武術神に誓おう。しかし、馬車には被害を出さないでくれ」

「分かっています。『超級闇魔法 黒繭』『超級炎魔法 灼熱地獄』」

「ウォー」

「なんでお前は死なないんだ。『鑑定』」


名前 なし


種族 オーガ

性別 オス

年齢 53


称号 オーガキング オーガを統べる者


体力 6278/30627

魔力 9516/14672


属性 火属性Lv5 炎属性Lv5


加護 魔神の加護Lv6


(なるほど、火と炎属性持ちだからか)

『範囲結界 絶対防御』『神級氷魔法 絶対零度』

「グォー」

「倒したかな」

『範囲結界 解除』『超級闇魔法 黒繭 解除』

「終わりました。『超級聖魔法 完全再生』」

「大丈夫だったのか?それにさっきのは魔法は超級魔法だろ。君は何者なんだ?」

「ただのアスフォード家の次男ですよ」

「あのアスフォード伯爵様の次男なのか」

「そうですよ。もうすぐ来ると思いますが、あっ噂をすれば来ましたよ」

「アレックス・フォン・アスフォード・ミショロクだ。その馬車の紋章はレイース王家の紋章と見受けられるが、ご無事か」

(王家の紋章かよ。豪華なはずだな)

アレックスが言い終わると、少ししてから馬車の扉が空いた。

馬車の中から、侍女に支えられながら同年代ぐらいの3人の少女が出てきた。

1人目は、金髪のロングの美少女。

2人目は、銀髪の髪を後ろで括っている美少女。

3人目は、紫髪のショートの美少女。

(この世界はイケメンや美人しかいないのかな)

全員が出てくるとアレックスとカレンが金髪ロングの美少女に向かって片膝をつき最大級の敬意を表した。

それに習いアレンも同じ姿勢をとる。

「お久しぶりでございます。エリザベス王女殿下、アスティアラ嬢、マトローナ嬢。ご無事でしたか」

「はい。アレックス様助けていただいてありがとうございました」

「いえ、私は何もしておりません。アレンが勝手にしたことですので」

「そうなんですか、アレン様ありがとうございました。ぜひ今度お礼を」

「当然のことをしただけですので、そんなお礼なんて受け取れません」

「私がしたいだけですので」「私もする」「私も!」

「アレン受け取っておけ」

「分かりました。では、有難くいただきます。それと魔法をかけてもよろしいでしょか」

「何故ですか?」

「先程から振るえていますので」

「気付いていましたか」

「はい『混合魔法 中級光魔法 回復(ヒール) 初級水魔法 水球 』『聖水』これを飲んでください」

「分かりました」

「頂戴致します」

「ありがとう」

「気分が落ち着くと思いますよ」

「そうですね」

「エリザベス王女殿下、何故こんなとこにいたのですか」

「それは私の家の領地に来ていたからだよ」(マトローナ)

「今からどこに行くのですか?」

「私たちは王都に行くつもりです」

「奇遇ですね我々も王都に行くのですよ。よろしければご一緒致しますか」

「よろしいのですか?」

「はい。その方が安心ですからね」

「では、我々の馬車が先導致します。それとアレン様をお借りしてもよろしいですか」

「アレンをですか?」

「はい、まだ気分が優れなくって」

「分かりました。アレンそちらの馬車に乗れ」

「分かりました。その前に、オーガを回収しても宜しいでしょうか?」

「いいですが、どうやって回収するのですか?」

「それは、『アイテムBOX』」

「商業神様の加護をお持ちなのですか」

「はい。有り難いとこに」

(オーガキングどうしようかな。凍ってるしな一緒に持っていこうかな)

「お待たせ致しました」

「では、馬車の中に」

有難う御座いました。

次回「王都と謁見」お楽しみに

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