初めての召喚魔法と新たな仲間たち
あれから2年が経ち、7歳になった。
4日後には王都でパーティーがある。
なんのパーティーかと言うと今年7歳になった子供とその親が親好を深める為のパーティーである。
一方俺は、森にきている。
正確には、獣神様に貰ったフェンリルのシロと一緒に
レベル上げをするために。
先程、ゴブリンとオークを倒した。
「なんか二人は寂しいな。「ワゥ」家に帰ったら召喚魔法を使ってみるか」
オークを10匹ほど倒し、帰路に着いた。
ーー家ーー
「「お帰りなさいませ」」
「た…た…だい…ま」
アレンは、無断でこっそりと森に入っていたのだ。
「わかっていますね」
「はい…」
それからアルビアによって小一時間説教を受けた。
「アルビアって最近遠慮がなくなってきた気がする」
「何か言いましたか」
「いえいえ、何も言ってないですよ」
「伯爵家の次男ということを忘れてはいけませんよ」
「はい、わかっています」
「今からどこに行くつもりですか」
「庭だよ」
「分かりました。夕食までには帰ってきてくださいね」
「はーい」
ーー庭ーー
庭と言っても前世の小さめの校庭ぐらいある。
「ここでいいかな」
この世界は、魔法属性に階級があるように、魔法も階級が存在する。
魔法は、初級→中級→上級→超級→神級とあるが超級を使える人間は存在しない。
魔族の中でも限られた者しか使えない。
神級に関しては使えるのは神獣や霊獣だけだと言う。
『多重神級召喚』
アレンがそう唱えると庭には7個の魔法陣が現れた。
そこから現れたのは
鳥・馬・ドラゴン・白い虎・オレンジ色の鳥・青い龍・黒い亀だ。
「「「「「「「誰だ!俺(私)(わし)を呼び出したのは」」」」」」」
「俺だよ。よろしくね」
「断る」
「なんで?」
「弱すぎる。俺はフェニックス、不死鳥だ」
「私はユニコーン」
「わしは龍王」
「俺は白虎」
「わたくしは朱雀よ」
「わしゃ青龍」
「俺様は玄武」
(やばいのを沢山呼びだしちゃった。どうしよう)
「俺たちと契約したいなら、俺たちと戦って勝て」
「勝ったらいいんだね」
「そうじゃな」
「じゃあ行くよ」
(周りに被害が出たらダメだよね)
『範囲結界 絶対防御』(アレン)
『超級嵐魔法 ハリケーン』(朱雀)
(やばいな7対1はさすがに...)
『神級時空魔法 隔離&神級暗黒魔法ブラックアウト』(アレン)
『神級光魔法 太陽』(ユニコーン)
『中級炎魔法 炎矢&創造魔法 多重思考&創造魔法 多重詠唱』(アレン)
『神級氷魔法 絶対零度』(玄武)
『創造魔法『上級暗黒魔法 影拘束』魔法強化』(アレン)
「「「「「「「参った」」」」」」」
「やった!シロおいで」
「ワゥ」
「みんなシロとも仲良くしてね。そう言えばシロは喋れないの?」
「それは生まれてからまだ10年も経ってないだろう。」
「うん。まだ、9年ぐらいだよ」
「あと100年もすれば喋れるようになる」
「俺、もう死んでるじゃん」
「馬鹿をいえ俺たち7人を相手にして勝つような人間が100年で死ぬか」
「そうなの?」
「強さと寿命は密接に関係しているんだ、俺たちは神様以外ではほとんど敵無しなんだぞ。」
「そうなの」
「当たり前だ。俺たちは神獣と言われたり、崇められたりする存在だからな」
「じゃあ俺やばいじゃん」
「そう。だから恐らくほとんど不死身のような存在だろう」
「そうなんだ」
「そうだぞ、ステータスを見せてみろ。その後に契約だ」
「分かったよ」
『ステータスオープン』
名前 アレン・フォン・アスフォード
レベル 34
種族 神族
性別 男性
年齢 7
称号 アスフォード伯爵家次男 世界神と上級神の使徒 愛の女神の加護を受けし者
フェンリルの主 超越者
体力 12361026/12361026
魔力 16409427/16409427
能力 S+++++
属性 火属性Lv10 水属性Lv10 風属性Lv10 光属性Lv10 闇属性Lv10
炎属性Lv10 氷属性Lv10 嵐属性Lv10 聖属性Lv10 暗黒属性Lv10
特殊 時空属性Lv10 混合属性Lv10 召喚属性Lv10 創造属性Lv10
加護 世界神の加護Lv10 武術神の加護Lv10 魔法神の加護Lv10 商業神の加Lv10
技術神の加護Lv10 大地神の加護Lv10 娯楽神の加護Lv10 獣神の加護Lv10
鍛冶神の加護Lv10 愛の女神の加護Lv10
(なんでこんなにレベルとステータス上がってんの?)
「先程の無礼をお許しください」
(またか、ステータスの事は後で考えよう)
「いいよ。俺はただの次男だからね。契約するよ」
『我求む互いの絆に契約を』
『レン』『イト』『セト』『エン』『シュウ』『グラン』『クロ』
ーーアレックスの執務室ーー
「父上、入っていいですか」
「いいぞ」
「失礼します」
「何の用だ?」
「従魔が増えました。紹介します。庭に来ていただけますか?」
「分かった」
「左からレン、イト、セト、エン、シュウ、グラン、クロです」
「不死鳥にユニコーン、龍、まさかな。あとの4体って種族はなんだ?アレン」
「4神だそうです」
「4神というのは数千年に1度しか顔を見せないという、あの4神か?」
「それはわかりませんが、白虎、朱雀、青龍、玄武です」
「アレン、俺は胃が痛い、今日はもう寝る。明日王都に出発だからな。うんうん、怖くない怖くない.........」
「ちちうえーー」
有難う御座いました。
次回「王都へ行く道中で」
どうぞお楽しみに