戦争
ーー???ーー
「王よ、大半の騎士が殺られてしまいました」
「何!?そんなはずないだろう」
「それが事実なのです」
「50万人以上いただろう」
「本当です。しかも一撃の魔法で」
「ふざけるのもいい加減にしろ!」
「至って真剣です」
「分かった、殺してこい」
「はっ」
帝国最強の男が動き出した。
ーーアレンーー
「父上、これから敵陣の本部に乗り込みます」
「分かった、俺もついていく」
「いいのですか?」
「当たり前だろう。お前がいくら強いとは、いえまだ子供だ」
「ありがとうございます。では、」
「お前たち、処理を頼む」
「分かりました!」
ーー本部に行く道中でーー
「アレン、アズの首を取ってこい、いいな」
「しかし、」
「父親として最後の命令だ」
「分かりました」『創造魔法 転移』
「終わったか」
「ああ」
「レイース王国最強のアレックス」
「アブバルド帝国最強のシーザー」
「1度、戦ってみたいと思っていた」
「ああ、準備は、いいか」
「いつでも」
「行くぞ」
剣と剣がぶつかり合う。
最強同士の対決、決着は…
ーーアズーー
「シーザーが行ったからには、決着はすぐに着くだろう」
無音の部屋に、何者かの足音が響く。
「戦況は、どうなった」
「ただいま終わりました」
「そうかそうか。それは」「帝国の敗北でね」
現れたのは、アレンだ。
「なんの冗談のつもりだ。このモノを捕らえ!」
錦秋の柄に手をかける。
「冗談ではない。たった今、敗北した」
そう言い終わると同時に、アズの首が飛んだ。オマケに駆けつけた兵士の首も。
アレンは、アズの首を掴み、自軍の本部に転移した。
ーーアレックスーー
一方アレックスとシーザーは、激戦をくり広げていた。
アレックスの右腕がなくなり、シーザーは、左足がない。
誤字脱字報告よろしくお願いします。
次回「終戦」お楽しみにー




