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正体

「リリン、来てくれ」

俺がリリンと呼んだのは、神獣の森で会った謎の生物だ。

全てが謎の生き物。

唯一分かっているのは、この世界が創造された時から生きているということ。

意識がはっきりした時に『お主が最初の生物だ』と世界神と名乗るものに言われたらしい。

神獣の森で、会話をした後に「お前について行くと面白そうだな」と言われ、今は人型になって俺と一緒にいるわけだ。


ーーアブバルド帝国ーー


帝国の王は、アズ・アブバルド。

貴族は存在しているが、両手で数えれる程だ。

基本的に、周りの言うことを聞かず、身勝手な行動ばかりしている。

「失礼致します」

「ああ」

「ありがとうございます」

「例の計画は、進んでいるのか」

アズが入ってきた騎士に聞く。

「…いえ、それがあと数日かかりそうでして」

「ええい、うるさい何としても明日には、終わらせろ」

どう頑張っても明日には、終わらない。

「………ですが」

「殺されたいのか!何としてもだ。分かったな!」

「…はっ」

騎士が、退出した後、

「もう少しだな、我々がこの大陸を制覇するのも。そう思うだろ」

帝国の第1宰相に問いかける。

「そうでございますね」

広い部屋で二人の男が、薄気味悪く笑っていた。


ーーアレンーー


「入っていいか」

アレンが尋ねると中から

「いいぞー」

返事が返ってくる。

中にいるのは、元吸血鬼の女王だ。

「もうすぐ帝国が攻めてくるかもしれない」

アレンの真剣な顔に、女王も、真剣な顔つきになる。

「そこで聞きたいんだが、帝国を倒したあと何がしたい」

「妾は、……」


ーーアブバルド帝国ーー


「今から、レイース王国に、戦争を仕掛ける。用意はいいか」

「「「「「「「「はっ」」」」」」」

各部隊の長から返事が来る。

この戦争は、帝国の領土を広げる為のものである。

「ここから、レイース王国まで、大体1ヶ月かかる」

「「「「「「「「「はいっ」」」」」」」」」

「しかし、休憩を挟んで、行く。いいかっ」

「「「「「「「「「はいっ」」」」」」」」」

「では行くぞ!」

帝国騎士団長の声で50万人を優に超える、騎士が進み始めた。


ーー1週間後ーー


レイース王国にて

「国王様、アブバルド帝国から、宣戦布告です!」

「いよいよ来たか」

「そうだなグルード」

「ああそうだなダイル」

「どうするつもりだ」

「受けるつもりだ」

「正気かグルード!」

「至って真剣だアレク」

学園時代の同級生の2人でも、ここまで真剣なグルードの顔を見るのは初めてだ。

「こっちには、最終兵器がいる」

「アレックスか?あいつだ…」

「違う!あいつの息子だ」

「いよいよ気がおかしくなったか?」

「そうだぜ、まだ11歳だろ」

「違う、次男の方だ」

「はっ?」

「ふざけてるのか!」

「落ち着け!」

「ああ、すまなかった」

「お前らは、オーガキングがどれだけ強いか知っているだろう」

「舐めているのか」

「落ち着けダイル。単体に対し、近衛騎士全員でやっと倒せるぐらいの強さだろ」

「ああ、それをアレックスの所の次男のアレンがやったんだ。1人で」

「はっ?」

「そんなわけないだろ」

「そう思うだろう。しかし本当のことだ」

「嘘だろ!」

「アレックスでも単独討伐は、不可能なんだろ」

「ああ、そうだ」

「分かった、話を戻そう」

「助かる。そのアレンを送り出す」

「そいつは、まだ7歳だろう。大丈夫なのか?」

「行くかどうかは、本人次第だが、あいつなら頷くだろう」


ーーアレンーー


今は、王城に呼び出されている。

「失礼致します」

「ああ」

「なんの御用なのでしょうか」

「帝国との戦争が始まる。あと4週間を経たないうちにな」

「それは、本当ですか?」

「うむ。それでなのだが、前線にたってくれないか?」

「いいですよ」

「もちろん、死ねと言っているのではない。それなりの物も用意しよう」

「もちろん、承ります」

「感謝する。何か欲しいものはないか?」

「では、玉鋼を」

「そんなものでいいのか?」

「はい」

「分かった、今すく用意させよう」

頼んだのは、日本刀の材料の一つである。

その他に、セトの牙を貰うつもりだ。

「失礼致します。玉鋼です」

「有難うございます」

「失礼致しました」

「国王様、必ずや、帝国の王の首をとってきます」

「ああ、任せた」


ーーアレン邸ーー


「セト、牙ちょうだい」

「ああ、これならいいぞ」

龍は、牙が抜けてもすぐに回復する。

しかも強度は、この世界でいちばん固い。

「ありがとう」

鍛冶神様に教えてもらった技を、駆使し完成したのが、真っ白の刀身に、金色が少し入っている刀だ。

名前は、「錦秋」。


ーー4週間後ーー


アブバルド帝国との戦争が始まった。

最前線にたった俺、目の前に広がっている、50万人以上の敵兵。だったもの。

少し前に、神級嵐魔法を使った。

範囲攻撃魔法だったので、9割以上の兵士は、ミンチになっている。

有難う御座いました。

次回「戦争」お楽しみにー

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