学園
Earth商会をつくり、3週間が経った。
一日で白金貨12枚程度売れる。
グラスは、前世のテレビで見た知識で花崗岩や石英、貝殻や火山灰などを調達。
そして、魔法で溶かし、頑張って創った。
テーブルゲームは、植林場を買取ったので経費は削減できている。
植林場は、白金貨27枚と金貨3枚、大銀貨7枚で買取った。
12×21=252
オーガを売った値段が38枚。
奴隷を買って、-6枚
植林場を買って、-27枚ということで
大体白金貨257枚持っている。
そこそこの富豪になっている
来週にレイース学園の受験がある。
座学、武術、魔法。
毎年、200名程受験する。
クラスは上から、S、A、B、C、Dクラスまである。
S→10名
A→25名
B→35名
C→55名
D→75名
入学者は、座格が4割、武術と魔法が3割ずつになっている。
倍率は毎年変わるが今年は、2倍ぐらいらしい。
ちなみに受験者の9割は貴族の子息で、残りの1割は、大商会の子息だったり有力者だったりする。
今年は、エリーやティア、ローナも受験するらしい。
という訳で、俺は今すっっっっごく勉強させられている。
神界で商業神様から基本の知識は、学んだがまだまだ勉強しなくてはならない。
前世で学んでいて助かったのは数学である。
地理や公民は少し役に立つが歴史は役に立たない。
国語は役に立つが英語なんて使わない。
理科は助かったが魔法がある。
色々な物事が覆される。
数学と言っても、算数が完璧にできれば天才と呼ばれるぐらいである。
ーー受験日ーー
ーー座学ーー
国語、計算、魔法学、歴史の4教科。
国語は、社会に出て目上の人に話す言葉等。
計算は四則演算と文章題。
魔法学は初級、上級属性と初級〜超級の魔法。
歴史は初代国王や、国王の名前や、隣国の王の名前などの出題。
もちろん俺は、全問解いた。
魔法学には、難しい問題が2つあったが、魔法神様に教えて貰ったものの応用でできた。
ーー武術ーー
近衛第4騎士団団長のコードさんと、どの武器を使ってもいいので、模擬戦をやる。
俺は、受験番号が64番だからもうすぐだ。
今62番の男の子が戦っているが、手も足も出ていない。
剣を振り、当たったと思ってもその瞬間には後ろにいる。
制限時間は、1人2分で60人相手しているから2時間相手しているはずだが、息ひとつ切らしていない。
そろそろ俺の番だ。
「君は総帥の息子さんだろう。本気で行くぞ」
「受けて立ちます」
「構えろ!」
「はいっ」
とは、言ったものの武術神の本気と闘える俺に勝てる人間はいない。
とはいえ、この国の4番目の強さというのは気になる。
1割程度の力で迎え撃つ。
「せいっ」
コードの一撃、普通の人間では正面から受けることは出来ないが、アレンは人間ではない。
アレンは正面からの攻撃を剣で受け流し、綺麗な胴を入れる。
「胴っ」
中学校時代は、剣道の××県の選抜に選ばれたアレン(秋)にとって、コードの一撃の後に出来た隙は、あまりにも大きなものだった。
癖で声が出てしまっているが、そんなことが気にならない程に周りを惹きつける一撃だった。
「参った」
「「「「おーーー」」」」
「アレン、お前すげぇーな」
「有難う御座います」
「将来、近衛騎士団に入らないか?」
「将来は、適当に領地の経営でもしたいですね」
「もう領地を治める予定なのか」
「そうですね」
「じゃあまた今度な」
「はい」
ーー魔法ーー
「じゃあ皆さん、あの的に魔法を当ててください」
「すいません。どのくらいの強さで打ったらいいんですか?」
「全力で打っても壊れることは無い。全力で打て」
「分かりました」
「じゃあ皆さん、1番得意な魔法を一斉にどうぞ」
みんなは詠唱を始める。
『火矢』『嵐球』『水球』『闇球』
「61番は、上級魔法を使えるのか」
(詠唱なんてしてられないよね)
「64番、何をしている、早く打て」
「分かりました」
(神級はやばいよね)
『超級嵐魔法 ハリケーン』
アレンが打った魔法は、範囲攻撃魔法であり、対人魔法ではない。
アレンの魔法は、アレン自身は気づいてないが普通の攻撃力ではない。
的を破壊し、周りの人を巻き込み、結界を破壊し、試験会場を破壊し、落ち着いた頃には、意識がある人は、いない。
「どうしよう」
有難う御座いました。
誤字脱字のご指摘お願いします。
次回「授業」お楽しみにー




