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parallel lines  作者: チー竹-robotu
1/1

夢は夢のままに


女は男に語る



貴方が愛しいの だから私を愛して

良いでしょ?

何よりも誰よりも貴方が大切だから


おかしい?違うわ狂っているのよ

愛に溺れて悲しんで悲哀に満ちて

狂ってしまった


狂気に満ちて貴方を愛している


だから欲しいの貴方の全てを



お願い…お願いだから


貴方のために狂ってしまった私を愛して





ピピ ピッピピ ピ


男は目覚まし時計を手で押さえ止め、ため息をつく


「また…同じ夢か」


いつ頃からかはわからない、毎日似たような夢を見る

知らない女が出てきて俺に語りかけてくる…


あぁ、寝ているほうが疲れる



男はため息を付きながら着替を終え学校に向かう、男は高校の教師だ



男が学校に向かう途中、突然男の視界が真っ暗になり男は立ち止まる


「前が見えなっ…え?」


突然視界に赤い光が入るだが目に映るのはいつもの景色ではなく、見知らぬ場所

そして、全てが燃えいた


炎が建物や人を燃やし赤黒く染まり全てをつつみ燃え盛る


気が付けば目の前にあの女がいた


「ねぇ…速く私を止めて、貴方への愛が止まらないから」



女が喋り終えた瞬間男は我に返る



「なんだよ今の…」


夢の疲れで幻覚を見たそう言い聞かせ男は学校に向かう



学校の職員室

彼は自分の机に着くと教頭が彼のもとに来て喋りかける


「やぁ、君のクラスに転校生が来る日だよ」


「え…転校生?聞いてないんですが」


「あれ先週話したはずだけど…もしかして忘れてた?」


「いや、その…他の先生方は」


「他の先生方も知っているよ」


「……」


「まぁ忘れる事もあるさ、はいこれ」


そう言って、渡してきたのは転校生の写真と学歴などが書かれた紙だ


「もうすぐ来るはずだから目を通してね」



そう言われ彼は渡された物を見る


『名前 : 天草 賢治』


写真を見るとどうやら女の子のようだ、写真の顔からしておとなしそうな雰囲気と言うよりも真顔だ


「顔は良いのに…えっ男の名前?」


そうこうしていると


「富士他先生転校生の子が来てますよ」



彼は呼ばれ、職員室の出入り口に向かう

そこには転校生の娘がいた、彼が最初に自己紹介をした


「担任の富士他といいます、よろしく」


彼女は無言のまま頭を少しだけ下げた



「えーと、教室に向かおうか」


彼がそう言って歩くと無言でつい来る


「えっと…天草さんは喋るのは嫌いかい?」


「嫌いではない」


「苦手なのかな?」


「苦手」


「そっか」



暫く歩くと教室に着いたこの間無言である


教室にはいると天草の自己紹介が始まった

天草は黒板に名前を書き


「よろしく」


これだけだ、クラスの反応も微妙だ

あと名前が何故男なのか気になるような感じだ


それからは何事もなく放課後になり彼は学校の用を済ませ、帰る事にした


学校の帰り道また彼の視界が暗くなる



どうして拒むの?


私は貴方だけに 愛されたいだけ

貴方だけに 求められ

貴方だけに 必要とされたい


ただ貴方以外が邪魔でしかない

何もかもを壊したくなる 目障りで 鬱陶しくて 不必要としか思えないの


でも勘違いしないで ただ壊したいわけじゃないの

貴方以外を視界に入れたくないだけ


貴方だけを見つめていたい


ただそれだけ


女が言い終わると彼の視界が元に戻る



「まただ、疲れてるのか…ッ」


彼は息を飲んだ、彼以外のすべてが止まっていた



「なんだよ…これ」


彼が呆然と回りを見渡していると目の前に天草が突然現れた


「ッ…びっくりさせないでくれ…え?…どうし動いて」


彼女は彼の質問には答えず


「もう貴方の意思は無いの?」


「え?」


同時に世界が再び動き出し彼はそれに築き回りを見渡す、前を向いたが天草はいなくなっていた



「何なんだよ……何だよいったい」


愚痴をこぼしなが自分の家へと歩きだした


彼は自宅で今日の出来事を思い出し考えていた


「……わからん、寝よ」


そして彼は眠りにく





どうして…どうして…どうしてなの?


貴方は私の事が嫌いなんて言わなかった

好きと言ってくれた


私はそれが嬉しくて…嬉しくて幸せを感じた

この幸せがずっと続くと信じていた

それなのに


どうして避けるの? なぜ逃げるの?  


いかないで 離れないで そばにいて


お願い…お願いだから…


嫌いにならないで



ピピ ピッ ピピピ


目覚ましが鳴り、目が覚めるそして目覚ましを止める

彼はいつもとは違う夢に違和感があった


「泣いていた?…あれ」


彼の目から一筋の涙が流れていく


「何で俺まで…」


自分が泣いている事に疑問を感じたが涙を手で拭い普段通りに着替え準備をし学校に向かった

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