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なろう酒場シリーズ

なろう酒場ふたたび(400文字)

作者: 竹井閑山

ポイントを稼げない金欠詩人は

ろくな食事にありつけない

でもへんくつな気性のせいで

いつもキリキリ胃が痛むから

さほど腹は減らない

ハングリーでないから必死さが足りない

他のなろうのように頑張れない


そういえば一日に何度も投稿してた

あの狂犬詩人はどうしたろう

最近めっきり姿を見ない

バーテンダーに訊いてみた

ああ 彼ならビルに連れてかれたよ

毒吐いたまま倒れてさ

虫の息だったところを黒服が運んでったよ

彼も辛かったんだと思うよ

やたらめったら吠えまくってさ

お客さんにも 運営にも

けれどそれで満足してたってはずがない

むしろ感謝すべきなんだ

いい処置だったとね

死者に感情があればの話だけど


ビルが何を意味するか

酒場の客ならみんな知ってる

安楽死による殺処分

本人の意思でないけど聞こえはいい 

しかしだ

自然な状態では生きたがってた命が

苦しむ姿が見てられないからといって

生者の思惑で絶たれてしまってよいものか


ねえ マスター 

養命酒を一杯

オンザロックで


あれ!? これってもしかして

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