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ガンマンの勝因

作者: 湯気

俺の名前が叫ばれた気がした。

腰かけていた椅子から立ち上がり家の外へと出る。

俺はそこそこ名の知れたガンマンであった。お尋ね者として懸賞金が掛けられている程だ。

だからこうして挑戦してくる賞金稼ぎも少なくはない。

外に出ると一人の男が俺に背を向け立っていた。どうやらコイツが俺の名前を叫んだらしい

「来たか……構えろ!」

此方に振り替えることもなく相手は言った。もし、人違いだったらどうするつもりなのか。

俺は、相手に背中を向けた。勝負は銃の早撃ちだ。

人々が騒ぎを聞きつけ集まって来る。俺の方を見て指差す者もいた。これも俺が有名な証拠だ。

「いくぞ! 一!」

一歩足を踏み出した。俺の背後で相手も一歩踏み出す音が聞こえた。

「2!」

同時に叫び、足を踏み出す。腰に巻いたガンベルトに意識を集中した。

「3!」

銃を抜きターンする。しかし、相手の方が僅かに早いことに気付いた。

俺は半ば諦めつつ引き金を引いた。

相手は驚愕の表情をし倒れる。俺の体に痛みはないことから自分が勝ったことを悟った。

しかし、タイミングとしては俺の敗北は決定的だったハズだ。

相手が負けた理由として考えられるのはあの表情にあると考えられた。

そして、あの時相手の視線は俺の下半身の方へ向いていた。つまり、俺の下半身に勝因があるのだ。

俺は、顔を下に向けた。

そこにはガンベルトしかなくズボンもパンツも穿いていない下半身が露わになっていた。

俺は寝る時はいつもズボンを脱ぐのだった。

ありがとうございました。


ガンマンも気が高ぶってしまい露出魔になってしまいました。皆さんも焦りすぎには気を付けて下さいね。


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