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E.O  作者: えむ
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序章:マジョ

ほんの若干ですが、残酷な表現と、性的な表現を含んでいる場面があります。

本当に苦手な方はお気をつけください。

「まったく……役に立たないわね」

 私は目の前に倒れていた青年に吐き捨てる。

 連絡が取れなくなったから様子を見に来てみれば、この様だ。

「これじゃ全然楽しめないじゃない」

 鮮血を垂れ流しているその青年に思い切り蹴りを入れる。

 骨の折れる音が聞こえる。

 だが、その肉体は衝撃で吹き飛び壁に叩きつけられても、ただそこにあるだけだった。

 よく見ると、顔面はグチャグチャに潰され、腕は1本しかなく、心臓があった場所にはポッカリと穴が開いている。

 私は今いるこの狭いアパートの1室を見渡す。

 元は白かったと思われる壁は飛び散った血で赤く染まっており、この部屋に1つしかない窓は割られていた。

「……ったく。ターゲットには逃げられるし、最悪ゥ……」

 私はつぶやきながら部屋を後にした。

 その時、遠くからパトカーのサイレンと思われる音が近づいてくるのが聞こえた。

「もっとマシな男、いないかしら……」

 私は、鼻歌交じりにその場を離れた。

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