表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

サムライ少女に斬られるシチュエーション

作者: みなもとあるた
掲載日:2026/01/17

…またつまらぬものを斬ってしまった…


悪く思うなよ。私だって特にお前に恨みがあったわけではない。ただ、私とこの刀の前に立ったお前の運が悪かっただけだ


…なんだ、お前はまだ自分の置かれた状況に気がついていないのか?


無理もないか、私の太刀筋を見切れる人間など、この世に何人と居ないだろうからな


いいだろう。冥土の土産に教えてやる


お前はな、すでに私に斬られているのだ


もっとも、私の居合の前では斬られたことにすら気付けなかっただろうがな


気分はどうだ?まったく痛みも感じないだろう?


居合の達人に斬られた人間はな、最後の一瞬まで斬られたことに気付けないそうだ


肌に触れる鉄の冷たさ…刀が肉体を両断する感覚…刃が内臓を通り抜ける熱さ…


その全てを知らないまま、気付けば三途の川の向こう側にいるらしい


もうしばらくすれば、お前もそうなるのかもな


どうだ?自分がこれから迎える末路を理解して恐ろしくなったか?


だが心配するな。きっと痛みを感じる間もなく向こうに行ける


ま、絶対の保証は出来ないがな…


…さて、そろそろ数分は経った頃か…


お前、まだ無事でいられるとはなかなかしぶといな。褒めてやるぞ


私の記憶では、ここまで長く生き延びた奴はこれまでにいなかったはずだ


よほどお前の運がいいのか、それとも常軌を逸してにぶすぎるのか…


お前のその間抜けな面からすると、きっと後者だろうな…


だがその間抜け面も、きっとあと数秒で色を失うだろう


残念だが、それはもう変えられない運命なんだ


まあせいぜい、この私に斬られたことを光栄に思いながら眠るといい


…なあお前、いくらなんでも生き延び過ぎじゃないか…?


いや、さっきから何度も言ってるが、私はお前を斬ったんだが


それはもう思いっきり、まっぷたつにズバッと


その上、斬ってからまあまあ時間も経ってるんだが?


いくら私が居合の達人だとはいえ、そんなに長い間斬られたことに気付かないはずはないと思うぞ?


これまでに何人も斬り捨ててきたこの私が言うんだから間違いない


いや、ほんとだって。大抵の奴らは一分も持たなかったぞ?


多少耐えたとしても、ちょっとした刺激ですぐに傷が広がるからな


例えばこうやって会話する時の音の振動とかでも、場合によっては致命的なダメージになるんだ


あとはこうやって肩を叩くとか、そういう直接的な衝撃が最後の一押しに…


うん…なんともないなお前…


いや流石にそろそろ斬られたことに気付けよ…どんだけ鈍感なんだよお前の体は…


何食ったらそんな体質になるんだよ…


え?私まちがいなくお前を斬ったよな?


斬られた本人に聞くのもアレなんだが、お前間違いなく斬られたよな?


うん、そうだよな…確かに斬った感触はあったもんな…


いや、割と本当にすごいなお前…この私が自信を失うほど鈍感だとは…


なんかもうここまで来ると、お前がどこまで無事で居られるのか見届けたくなってくる


お前、このあと暇か?いや、もうなんていうか暇とかそういう問題じゃないとは思うが…


もしよかったら一杯飲みにでもいかないか?


お前には色々聞きたいことがあるからな。普段どんな生活をしているのか、とか


理屈はわからんが、お前の生活を真似してれば斬られても平気な体になれるかもしれないし


駅前の居酒屋でいいか?食えないものとかある?


あ、私いったん家に刀おいてくるから先に行っててもらえるか?あーいいよいいよ、今日は私が奢るから財布は家に置いてきな


後で西口に集合な

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ