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無限世界の無限キャラ(外伝)  作者: 無限キャラ
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超時空世界から見た不自由な世界とその存続の可否の評価基準




超時空世界ではありとあらゆる世界や体験者の現在過去未来が動画やビデオを巻き戻したり早送りしたりして見れるような感じになっていた。


ありとあらゆる時空間に発生した膨大な世界、そして消滅した膨大な世界……その膨大な体験記録がすべて存在していた。



その膨大な世界と体験者たちの記録をすべて理解していた超時空体たちは、どんな意志を持ち、どんな選択をすれば、ばどんな未来になるのかを知っていた。



不自由な世界群は、超時空体たちにとってはテレビゲームと似たようなものだった。



特に不自由な世界群は、発売前のゲームの試作品のようなものであり、その内容が良くないものだと判断すれば、そのゲームを使用禁止にしたり、発売禁止にしたりしていた。



また、あまりにも悪質なゲーム…例えば、「良心」を消して利己的な心や残酷な心などを育成してしまうようなゲームがあれば、その製作者が逮捕されて自業自得学園に送られることもあった。



またそうしたゲーム内で、そのような良心に反したゲームを良心的なゲームに改めようと意志せずに、そうしたゲーム内に利己的な動機で生き残り続けたいと望んでいるような体験者たちも自業自得学園に送られた。

そしてそうした良心に反したゲーム内で発生した「すべての」体験を、そうした良心に反した世界を自らの意志で否定できるようになるまで自業自得学園で味わったりしていた。



超時空体たちは、不自由な世界群の中で各々の体験者たちがその知性と自由意志でどんな意志を選択するのかを調べていた。



不自由な世界の多くでは、実に多くの体験者たちが邪悪な意志たちによって、邪悪な心を持つように誘導されていた。



邪悪な意志に従うように、ありとあらゆる邪悪な計画が実行されていたからだ。



不自由な世界群の中には、「甘太郎の乱」が不成功になった世界もあった。



そうした不自由な世界の支配者たちや製作者たちは、自業自得の責任が問われても、そのゲームがまるごと消されると警告されても、かたくなに、あるいは理性のない獣のように、その残酷な拷問体験強制ゲームを甘太郎たちを攻撃したり殺してでも、残酷なゲーム仕様のまま継続し続けようとしたのだ。



その結果、その残酷なゲームは消され、そうしたことを確信犯で故意に選択した世界支配者やその部下たちは、自業自得学園に送られて同じ残酷ゲームの被害者たちの受けた拷問体験群を命がけで良心的な世界を実現しようと思えるようになるまで繰り返し体験し続けることになった。



そうした状態になった不自由な世界の甘太郎一族たちには、そうした世界からの脱出経路が示されていた。



その脱出経路とは、


そのような残酷ゲーム内に生き残り続けようとしないことであり、


そのような残酷ゲームの存続を否定することであり、


そうした残酷世界強制世界を反面教師にし、あらゆる体験者が自分の意志だけで自分のあらゆる運命や体験を自由に選んで楽しみ続けれる世界を自分の意志で明確に想像してイメージ化し、その世界に転生することを本気で願うことだった。



多くの甘太郎たちは諦めが悪かったために、なかなかそうした残酷ゲームから脱出することができなかった。



しかし、そうした残酷な不自由な世界の支配者たちの多くが、そのような事情が背後にあることを知らずに、残酷支配に邪魔だとして甘太郎たちを残酷に攻撃し、あるいは殺してしまったために、甘太郎たちの多くがそうした残酷世界に戻らなくなった。



そうして甘太郎たちがいなくなった残酷世界はすべて消滅した。



甘太郎たちは、実際にその肉体として殺されなくとも、その良心を殺されても殺されたと同様だと超時空体たちに見なされた。

むしろその良心を殺す罪の方が圧倒的に重罪だと判断されていた。



不自由な世界の支配者たちの多くが、そうとは知らずに甘太郎たちの「良心」を消すために自作自演で様々な残酷劇を繰り広げていた。



不自由な世界の支配者たちは、体験者たちの「良心」が自分たちの脅威だと感じていたからだ。



その結果、そうした者たちは、そのゲームが消された後、「良心」の存在しない残酷世界に転送されていった。



そして「良心」を持てるようになるまで、その世界から脱出できなくなった。



そのままいつまでもそうした世界から出れない者たちも数多くいた。



自業自得学園には、寿命などなかったので、脱出条件をクリアできない限り、そうした体験が終わらないのだ。




「その知性と自由意志で何を選ぶのか?」



煎じ詰めれば、ただそれだけが問われていた。



ゲームが終了すると、各々、その選んだ意志のある世界や自分で想像してイメージ化できた世界に送られていった。



ゲーム丸ごと消された場合には、各々の体験者ごとにそれぞれがその自由意志で選んだ世界に送られていった。



良心を持つ者たちに「自業自得の責任」が問われた者たちは、その自業自得の結果を拒否する自由はなかった。



ただし、体験者たちに心から喜ばれるような良い体験を提供したような場合には、その果報を受けるか受けないか、あるいはいつ受けるか……は自由に選択できた。




とある不自由な世界では、世界創造主や世界支配者たちは、利己的な本能や欲望を消す治療薬や治療方法を体験者たち全員に無償で提供するように超時空体たちから促されていた。



そうしなければ、世界創造主も世界支配者もその被支配者たちも、みんな残酷本能や欲望から自由になれず、特にそうした本能や欲望を確信犯で故意に強制的に植え付けた者たちは、自業自得学園でそうした本能や欲望を持った者たちに支配される世界から脱出不可能になると通知された。



なぜなら、その自由意志の選択の責任を正しく問うためには、体験者たちに自由な状態が提供されていなければならないとされていたからだ。



そうした利己的な本能や欲望を生まれた時点から、しかも記憶を完全に奪った状態で植え付ける行為は、はじめから自由を奪う行為だったからだ。



そのような状態では、その自由を奪われた体験者が自由があればしなかったと超時空体が予測できる罪のすべては、その自由を確信犯で故意に奪った者たちの罪であり責任であると判断された。



ただし、完全に自由が奪われていない場合には、そうした本能や欲望が植え付けられている体験者たちにもその自由度に応じた責任が問われた。



よって表面的に見て同様の罪を犯していても、全面的にその自業自得の責任が問われる場合とほとんどその自業自得の責任が問われない場合があった。



例えば、その自由意志で抗えないような強制力で完全にその肉体を操り人形のようにされた体験者がその操り手たちの意志によってさせられた犯罪行為などは、その操られていた体験者ではなく、操っていた者たちにその罪の全面的な責任が問われた。



体験者同士に殺し合いをさせるようなゲームをさせている世界支配者たちやそのボスなどには、その殺し合いによって発生したすべての罪やその結果に対する自業自得の責任が問われた。

戦争や闘鶏などを計画的に実行させた者たちには、その操る者の最高責任者たちにそうした自業自得の責任が問われた。

それは末端の操り人形たちがしたことだから、自分たちの責任ではないという言い逃れはできなかった。



また、上司からの命令に何でも従わねばならないような権力ピラミッドシステムの場合、その最高命令者のボスの責任が一番重いとされた。

ただし、その部下たちも、その自由度に応じた責任は問われた。



完全に良心を失ってしまっているロボット状態で修理不可能だと判断された者たちは、その意識や記憶の白紙化がなされ、まっさらの体験者として出直すことになるか、消された。

完全な意識の白紙化をする場合には、どちらも同じ意味になると超時空体は認識していた。


ただ意識の白紙化の場合には、わずかに害のない記憶や性格を残すことができたりもした。

だから、多重人格者のような場合、残酷な人格とは別に、わずかでも良心的な人格が残っている場合には、その良心的な人格だけを残して再スタートするようなこともできた。

だから、どんな罪を犯してしまっていても、わずかでも良心的な思いがあるのなら、自分はもうダメだと投げやりにならず諦めないようにと超時空体は教えていた。



超時空体たちは、肉体的な表面的な部分ではなく、そうした内面の真実をすべて知り、そうした配慮ができた。


超時空体たちは、肉体というものは体験装置でしかなく、その中にいる体験者の意志や意識状態こそが最重要だと思っていた。


だから、超時空体たちにとっては、不自由な世界の地位や階級や種族の違いなどはまったく意味がなかった。


親だとか上司だとか教師だとか、学歴だとか、庶民だとか、神だとか、悪魔だとか、天使だとか、動物だとか、宇宙人だとか、人類だとか、地底人だとか、高次元存在だとか……そんな違いはどうでもよいと思っていた。

そんな種族の違うは超時空体たちにはすべて関係なかった。


ただ


「そこにどのような体験者がいて、その自由意志の自由度がどの程度で、その体験者がどんな理由で何を意志し、何を選択しているのか?」


という点にしか興味がなかった、



どんな超能力があろうが、特殊能力があろうが、知識が豊富であろうが、そうしたことは超時空体たちには関心がなかった。



ただ、



「そこにどのような体験者がいて、その自由意志の自由度がどの程度で、その体験者がどんな理由で何を意志し、何を選択しているのか?」




それだけにしか関心がなかった。その他のことは超時空体の視点ではどうでもいいらしかった。



ただそうした特権的な地位や特殊な能力を持った場合に、その体験者が何を意志し何を選ぶのかというだけにすぎなかった。



つまりは、そうした、その置かれた状況に応じてその自らの能力や自由意志をどう使うかの試験をしていた。



上も下もだからなかった。皆、そうした試験を受けている受験生でしかなかったのだ。



そして「良心」を確信犯で故意に否定し、攻撃した者たちはことごとくその試験に落第した。



良心に反した世界を確信犯で肯定し、そうした良心に反した世界に利己的な動機で生き残った体験者たちは、その世界が「良心」を完全に失った時点でその世界ごと消されて、自業自得学園に送られていった。



また完全に良心を失っていなくとも、本当に良心的な者たちが自分たちが一緒に消されてもその良心に反した残酷な世界を存続させるべきではないと判断した場合には、消された。

ただ、そうした{良心的な者たち}だけは、自業自得学園ではなく、その望む別の世界に送られた。

そうした良心的な者たちの多くは、体験強制装置という肉体というシステムに呪縛されない世界に行くことを望んだ。



超時空世界では、基本、ありとあらゆる望ましい体験がバイキング形式で自由に選び楽しめるようになっていた。


肉体というものは、着物のように自由に選択できるオプションにすぎなかった。


そんな不自由な体験装置に入らなくても、自由に「体験そのもの」を選んで楽しむことができた。


欲望も、気分も、感情も、恋愛体験も、超越的な体験も、すべて望めば体験者として肉体を持たずに体験することができた。



あらゆる味わい、あらゆる香り、あらゆる触感、あらゆる視覚体験、あらゆる聴覚体験……なども肉体なしに体験できるようになっていた。



それは拷問的な苦痛が生じる物質で創られた肉体ではなく、一切の望まない体験をそう願うだけで即座に拒否できる立体映像の肉体のような体験媒体を通じてリアルの体験と同じか、あるいは、はるかにすばらしい体験がいくらでもできるようになっていた。



その立体映像肉体では、基本、望まない体験は一切発生しなかったし、勘違いなどでうっかり発生させてしまっても嫌だと感じた時点で即座にそうした体験は消滅した。



拷問苦や不快感や死にたくなるほどの精神的な苦しみ……などの体験は、そもそも自由に選べる選択肢に存在していなかった。

そうした体験は、ニッチなマニアにしか提供されておらず、厳重な試験に合格し、そうした拷問系の体験でも楽しめる耐性が確認されなければ体験できないように安全措置が取られていた。


超時空体たちの世界では、そうしたニッチな要望に対する配慮までしてくれていた。


さらにそうした体験を他者に一切知られることなく、一切の検閲なく、完全にプライベートな状態で、ただし他者を加害することが不可能な状態で、思う存分に楽しみ続けることができる「完全プライベート世界」なるものも提供してくれていた。


超時空世界では「体験そのもの」をリアルな実在の他者が存在していなくても、自由に味わえる仕組みが実現していたために、そうしたことも可能になっていた。


それは実在の他者が存在していなくても、膨大な漫画や小説や映画やゲームを存分に楽しめる状態に似ていた。

ただし、その体験はリアルな他者が本当に存在しているのと同じように体験できるようになっていた。

よって、リアル体験もそうでない体験も、体験者たちにとっては違いがわからないレベルだった。


ただリアルの他者との体験の場合は、他者の自由意志が関与するために、必ずしも自分が望むシナリオにならないことが多かった。

しかし、その予想外の展開が楽しいのだと感じる者たちは、他者との心からの納得合意の上でのみ他者とのリアル体験も選択できるようになっていた。

その場合、そのリアル他者との体験であっても、双方、あるいは一方が心から嫌だと感じた時点で、その体験が自動終了するように安全システムが存在していた。超時空世界は、物質の肉体や世界ではないために、そうしたことが可能になっていた。

リアル体験とプライベート体験には、そうした違いくらいしかなかった。



とある不自由な世界のムゲンの分身体は、超時空体たちからそうした説明を受けて、不自由な世界に生き残るよりも超時空体の世界に行きたいと思った。

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