参加自由の演劇サークルで体験自由自在の未来へ
魂のお勉強推進委員会の面々は、ムゲンの分身体からの悩み事相談を受信して思った。
「そりゃあ、言ってることはわからんでもないけどさあ……俺たちは支配特権を持ち続けたいんだよ……」
「そうよね、悩み事相談なのに、ぜんぜんあたしたちの悩み事が解決できていない気がするわよね」
「たしかに、そうだな、これは詐欺だよ。とても支配特権の一割なんて提供できんな」
そんな感じで、思い思いに言いたいことを言っている。
そうした会話が超時空城につつぬけになっていることはご存じない模様だ。
超時空城は、不自由な世界群を自らの意志で解脱してきた魂たちにの意志によって創造された時空間を超越したお城なので、
不自由な世界群の法則や常識は通用しないのだ。
例えるなら、超時空城にいる意識体たちの状態は、ゲームの中の一体のキャラからゲームプレイヤーになった感じに似ている。
そして超時空体たちは、ゲームプログラマーの立ち位置にいる感じだ。
肉体>霊体>意識体>超時空体…
という感じで魂たちは進化する。
だから支配特権を手にし続けたいのならば、進化すれば自動的に支配特権に手が届くことになる。
だだし、利己的過ぎたりして邪な意志しか持てない魂たちは、進化してゆけなくなっていたりする。
そんなことをまた説明した方がいいのだろうか……とムゲンは思う。
しかし、そんなことを説明しても、すんなりと「はい確かに、そうですね」と素直に納得してくれる可能性は低そうだなあと思う。
うーむ……と統合型のムゲンは腕組みをして考え込む……
そしてピレネーフリースクールのメイ先生のことを思い出した。
ピレネーフリースクールとは、また別の不自由な世界に生まれた「自主独立の精神」を育むための自主独立の精神を持った魂たちによって運営されはじめたフリースクールであり、命がけで反政府活動をしたピレネー君とその仲間たちによって設立された学校だ。
そしてメイ先生とは、そのフリースクールの先生をしていて、体験交換術を自由に使える老賢者様に弟子入りし、今は超時空城にある超時空大遊園地の中にある「お望み体験自由自在の昭雄ダンジョン」の中に住み込んでいる先生のことだ。
「あのメイ先生ならきっと良い感じの悩み事相談をしてくれそうだな……」とムゲンは思ったのだ。
ムゲンは意識を超時空大遊園地にある昭雄ダンジョンの老賢者村に飛ばしてみる。瞬間移動だ。
すると、のんびりと丸い木のテーブルを囲んでハーブティーなど飲みながら談笑していた。
のどかなものだ……
すぐに老賢者たちやメイ先生は、ムゲンの来訪に気づいた。
「あら、ムゲンさん、お久しぶりね、あれから不自由な世界でのお宝探しはうまくいってるの?」
メイ先生がテレパシーで聞いてくる。
「いや、それがねえ、まだお宝は探し中なんだけど、とある不自由な世界の魂のお勉強推進委員会というところからお悩み相談を持ち掛けられたんだけど、なかなか一筋縄ではいかない感じなんだよ。
それで、ほら、メイ先生なら適役じゃないかなって思ってさ」
「あら、ムゲンさんじゃあダメなの?」
「それがねえ、どうしても今まで通りに支配特権を持ち続けたいってことで、なかなか説得できないんだよ」
「あらまあ、そうなんだ。であれば、いっそここに連れてくればいいんじゃない?」
「いやいや、それは無理だよ。だってここにはどこを探しても支配特権とかないだろう?」
「そりゃまあ、そうね、遊園地に支配特権もないわね。
それなら、遊びで支配特権を持てる感じの演劇ゲームでもしたらどう?」
「おお! それはなかなかいいアイデアかもしれないな」
「いいアイデアって、ここでは皆がいつもやってることじゃないの」
「ああ、そうだったねえ、でも、不自由な世界では皆、あまりそういう遊びはしてないんだよなあ」
「なんで?」
「まあ、なんか戦争とか天災復興とか伝染病蔓延防止とか……そういうことをするための労働や仕事とか……そんなことばかりに皆が忙しくしている感じなんだよ。
そんでもってそうしたことを今後もずっとするために支配特権が必要だとか言ってるね」
「あらあら、そうなんだ……大変ね」
「でしょ? だからここはひとつ、彼らにメイ先生からアドバイスしてあげてくれないだろうか? どうせ今暇なんでしょ?」
「そうねえ、党賢者様とまだ体験交換術の修行をしなきゃいけないんだけど、ちょっとくらいならいいわよ」
「じゃあ、意識だけ、意識だけでいいんで、ちょっと不自由な世界でお話してあげてくれない?」
「そう、じゃあ、意識体だけ分離するわね」
こうしてムゲンは、メイ先生に出張お悩み相談役をしてもらうことになった。
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それでは、皆さん、お話させていただきますね。
まずはじめに基本的なことですが、私たちは、皆、自分が望む体験を楽しみたいと思っているのではないでしょうか?
いやいや、私は皆が楽しいと思わないような苦しい体験とか痛い体験をするのが楽しいのだ…などという方もたまにはいるかもしれませんが、それもその方が望む体験がただ他の人たちと違うだけで、やっぱり自分が望んでいる体験を楽しみたいということになります。
本当に体験したくない体験を味わい続けたいと思う方は、いないのではないでしょうか?
もし、いらっしゃればどんな精神状態や状況ならそうした状態になるのか教えてほしいものです。
そこで誰もが自由に自分が望む体験を味わえるようにするために良いアイデアがあるのです。
上達してくれば、支配特権を手にする体験などもちゃんと味わえるようになるので、よく聞いてくださいね。
それは、
「自由な遊び心」を持っている善意の方たち同士で演劇サークルを作って楽しむ
という方法です。
例えば、世界中にすでにある映画やドラマなどでは現実生活よりもワクワクドキドキするような体験がたくさんあったりしますよね。
観ているだけでもワクワクドキドキ、感動したりして皆楽しんでいます。
であれば、見るだけでなく皆が俳優や役者になりそれぞれが望む体験を実際にリアルに味わい楽しめるようにもできるということなのです。
無理やり誰かにいやいや従うような体験ではなく、自分たちで一緒にワイワイ望む体験を話し合いながら皆が望む体験を演技で最大限楽しめるようなシナリオをみんなで描いて作成するのです。
そして、皆でワイワイと楽しみながらその演劇のシナリオを練習します。
当然、はじめはうまく演技できない方が続出するでしょう。慣れていませんからね。
ですが、それも、いえ、そうしたうまくいかないことが楽しいと思える方の方が多いことでしょう。
おそらくそうした演劇練習をする中では、大爆笑するようなシーンがたくさん生まれることでしょう。
普段やり慣れていない役をするので、ついつい普段の癖が出てしまって王様が威張り散らさないといけないシーンで、ついつい家来におどおどとシナリオにはない丁寧語で対応しはじめたり、違う性別の役などを演じるなどでもいろいろ楽しいシーンが発生しそうです。
老人が赤ん坊役をするとか、いろんな動物になりきる役とか、まあ、想像するだけでも楽しそうだと思いませんか?
となると練習もとても楽しいし、本番も楽しめる最高の娯楽になるのではないでしょうか?本番を観劇することができるようにすれば見て楽しむという可能性も広がります。
ただ、役者たちが自分たちの演劇の公開を望まなければ非公開にすることも当然、自由に選択できるものとします。
役者が一人でも非公開を求めれば非公開で、役者たち全員が公開したければ公開することもできるという感じです。
まあ、当然、自分がやりたくないシナリオや役にはなる必要はまったくありません。
だから、誰からも文句は出ませんし、いやいや付き合うようなことも起こりません。誰かが無理やり自分の望む役を他の方にさせることはありません。
それがこの演劇サークルの約束事なので、はじめから参加者はそうした前提で参加するのです。
途中で嫌になればいつでも抜けることは各自の自由です。
ただし自分が望む役だけを先に体験しておいて、他の人の望むシナリオのわき役などには故意に参加しないでちゃっかりずるいことをするのは禁止です。
だから演劇のシナリオはそうした事態ができるだけ発生しないようにうまく公平に望む体験が楽しめるように描く必要はあります。
しかし、これはお仕事ではなく純粋な遊びなのです。途中で抜けると他の人に迷惑がかかるとかそうした価値観は、皆はじめから持たないお約束です。
ずるい故意ではなく途中で想定外で嫌になったら自由に抜けて、別の演劇サークルに行ってもいいし、自分だけの世界に引きこもって空想遊びを楽しむのも自由です。基本、純粋な遊びなので、一切、義務はありません。
他者との演劇ゲームをやりたい間だけ、楽しめる間だけ、自由に参加しあい、自由に退場しあい、楽しみあうだけです。
世界に発生する諸問題のほとんどは、誰かが無理やり他の方が望まない役、体験を勝手に強制してしまっているところにあります。
わかりますか?
そうしたことが発生する理由は、誰かがなんとか自分だけが、あるいは自分たちだけが望む体験をしたいと思い、そのために望まれていない体験を強制的に相手の合意なく無理やりさせようとしてしまっているからです。
しかし、どうしても他者とのいろいろな体験がしたい……という願いがあるのならば、今お伝えしたような仕組みで心からの納得合意できる相互理解が完全にできている善意の仲間を集めて演劇サークルを作って楽しむことができるわけです。
その方が恨みつらみなど一切発生しませんから、はるかに現状よりも楽しめる状態になるでしょう。
しかも、練習を繰り返すことで、どんどんと参加者の演技力が高まってゆくので、どんどんと楽しめるシナリオが増えてゆきます。リアルの関係性の体験を楽しめる選択肢が、無限に増え続けるのです。
あくまで究極的に目指すべき目標は、
「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しめる世界、状態を実現すること」
ですが、そうした状態にたどり着く前に、こうした演劇サークルを作っていろいろなドラマを意識的に楽しむ練習をするのはとても役立つことでもあり、とても楽しめることでもあるでしょう。
また、スタンドアロンで完全に自分だけで自由に楽しめるようになった後でも、そうした他の体験者たちと完全納得合意の上で、引き続きそうした演劇ゲームを自由に楽しむこともできるわけです。
あくまで勘違いやうっかりミスなども一切ないような状態の完全納得合意の上であれば、そうしたゲームを永遠に楽しみあうこともできるわけです。
こうした素晴らしい可能性を、皆さんの世界は、わざわざ潰しているように思われます。
あれしちゃだめ、これをすべき……そういうのが多すぎるのではないでしょうか?
まあ、最低限の善意やモラルは持つ必要があるでしょうが、他者が望まない体験を無理やり強制しないということが完全に守られているならば、自由にいろいろな体験を皆で楽しみあえるようにする方がいいでしょう?
無理やり望まれていない体験を強制……ということをしてしまうと、必ずそこに恨みつらみが発生します。憎しみとか怒りが発生します。
すると、そのネガティブな思念は、加害者側も避けようがないので受けることになり、加害者側も苦しむことになります。
そういう状態は、何か馬鹿げた自傷行為のようだと思いませんか?
せっかく演劇サークルを作り、失敗しながら笑いあいながら楽しみながらありとあらゆる体験を恨みつらみ一切なしに楽しめるのに、なんでわざわざそんな自傷行為のようなことをあなたがたの世界は繰り返し続けているのでしょうか?
当然、これは望まれない体験を無理やり強制する側に圧倒的な責任があります。
それは、理解できますよね。
つまり現状の世界支配者、世界統治者、世界管理者、権力者、経済的支配者、上司、親、教師、権威者……などに圧倒的な責任があるわけです。
なぜならそうした支配を拒否できないような形で無理やり支配されている側は、拒否したくても拒否できなくされているからです。
権力や武力で強制されてしまうと、どうしようもありません。
ですから、そうしたやり方は根本から改めてゆく方が皆のためになります。
皆が望む体験を心からの納得合意の上で一緒に楽しめる演劇サークルを世界規模で皆が作って楽しめるようにしてゆけば、まったく違った未来が選べるわけです。
そしてそれは右肩上がりにより楽しめる状態になってゆきます。
皆の演技力が高まれば高まるほどに、どんどん現状以上の素晴らしい体験が自由自在に楽しめる状態になってゆきます。
最終的には、とほうもない数の方たちがそれが演技かどうかもわからないくらいの熟練された演技力を獲得することになるでしょう。
するとどうなるでしょう?
ついには、他者に望まない体験を強制するみたいな基本禁止されるような体験すらも、心から合意してくれる熟練演技者たち多数の迫真の演技力で現状以上に楽しめるような状況が実現したりするのです。
この状況をたとえ話にすると、
例えば、それはすばらしい果実のなる樹の種を手に入れた者が、その種を肥沃な土壌に埋めて世話をするかわりに、味もぜんぜんよくないのにそのまま種のまま食べてしまうような状態です。
なんてもったいない……という感じです。
しかも、その種には毒が入っていて、種のまま食べたら食べた人が死んでしまう、あるいは毒効果で苦しむことになるというような状態だったりするのです。
その種が果実にまで成長すれば、その果肉は完全にその人を満足させれたのに、種のまま無理やり食べてしまったことで死んでしまったり、苦しみ続けるような結果になるなどなんとも悲しい話です。
状況が理解できたでしょうか?
ということで、今からでも世界中の人たちのために参加自由で皆が望む体験を最大限公平に楽しめるような演劇サークルを作るといいですよ。
映画などのための俳優仕事をする方は現状、少なすぎるし、それが遊びではなく生活のためのお仕事となっているのもあまりよい状態ではありません。
純粋な参加自由な遊びにすれば、もっともっと楽しく愉快に楽しめるようになります。
そのためには仕方なくいやいやしなければならないお仕事などというものは、誰もしなくてもよいような世界にしてゆく必要もありますね。自作自演の戦争ゲームとかをやめ、自作自演の毒ゲーム、自作自演の経済恐慌ゲームなども止め、そのために使っていたお金や労力をそうした皆が自由に遊べる世界の実現に全振りして向ければ、あなたがた世界支配者たちがその気になれば可能です。
そのために必要な技術はすでにこの世界は手にしています。
後は、皆さんのやる気次第ですよ。
それでは誰もが心から楽しめる世界に向けて皆で進化してまいりましょうね ^^/
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超時空大遊園地にある昭雄ダンジョンのメイ先生は、そのようなお話をすると老賢者様たちとの体験交換術の修行に戻っていった。




