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聖女ゴブリン 今日も嘆く  作者: 海光蛸八
魔屍画~魍魎千蛇・跋扈~ 編
151/208

《聖歌隊の録音記録》

《ソファが軋む音》

《聖歌隊装備の通信機の音》


「おう、どうした」

『どうしたではない、魔屍画の件はどうなった』

「なんとかなったぜ」

『簡潔なのはいいが正確に伝えろ。時間が惜しい』


《小さな舌打ち》


「ウチの兵と例の悪魔憑き共のおかげで大団円だとさ。人死にも出てねえ」

『そうか、それは重畳』

「これじゃ私が戻った意味もないな」

『時間は有限。今すぐ持ち場に戻れ、我々四聖天女は民草を守るが責務だ』

「ダッシュで帰って来たんだぜ、私はもうクタクタだ」

『最低限の休息後、すぐ出立しろ。時間を無駄にするな』


《通信が切れる音》

《舌打ち》


「あーあ、めんどくせえ」


《ソファから立ち上がる音》

《足音》

《何かを探るような音》

《菓子の小包装を切り開ける音》


「あの悪魔憑き共、どんどん強くなってきやがる」


《咀嚼音》


「捕えるのがめんどくなるだけだろ」


《何かを探るような音》

《菓子の小包装を切り開ける音》


「クソめんどくせ……わざと魔屍画攻略させて強くする意味はあんのかよ」


《ソファが軋む音》


「社長もあの気色悪ぃハカセとかいう奴に何をそこまで――あ?」


《聖歌隊装備の機械音》

《衣服をまさぐる音》


「クソが、また録音切るの忘れてたぜ……」


《録音記録終了》


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― 新着の感想 ―
[良い点] 劇作の台本みたいで たいへん興味深い 不思議と想像力が かきたてられる書き割りでした。 [気になる点] こうした書きかたを 小説に挟みこむのは 初めて読みました。 ラノベではもしかして …
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