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⒅『小説の語法について』

⒅『小説の語法について』



有益なる土壌に身体を巡らせ、道行く自身の視覚の方向から、語法を導き出す。つまり、語法とは一言に言っても、その場所の風景によって、随分と語法も変容するものだ。それはまた、自身の意識をも俯瞰する形で、描出される文章になる。



或る程度まで文章を書きだすと、執筆の調子も運び、語法を思考しなくても、語法はその姿勢に既に根ざしているのである。書き進めれば進める程、語法は思考から消失し、五感を彷徨い、指先にまで行き届く訳で、闇を遮る一つの光の様に、指先は進むのである。



しかしまた、どうしても語法を保存して置きたいなら、執筆しながら、自身の位置を把握し、厳正に精神の行く末を記録しておくべきだろう。何も難しいことはなく、簡易なメモでも大丈夫だろうから、自身は、文章執筆の合間に、使用している語法を、書き残して置く方法を、思い付いた。

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