プロローグ
「おはようございます」
「おお、おはよう」
いつも通りの朝
「さてさて今日はどんな新人くるかな?」
そう、この暖かい春に
私は………
この世に別れを告げる!?
「さあ?昨日のは結構ひどかったすけどね」
あんな事になるなんて誰が想像しただろう
「まあ、昨日のような奴はもういないだろうけど」
「キャーー」
「?!何だ!?」
「ほ、包丁」
「まさか通り魔?」
「は!?危ない!!」
そう、彼は自分の後輩を助けた。
自らを犠牲にし
「ああ、俺死ぬんだな。背中があついや。なんなんかな~?死ぬときってこんな冷静になれるんだ。」
…………………………………
「……きなさい。」
「ん?なんだこの声?」
「起きなさい!」
「は!?ここは!?」
「ようやく起きましたか」
「ここはどこだ?お前は一体だれだ!」
「まあまあ、落ち着きなさい」
「落ち着けるか!だって俺は通り魔に刺されて死んだんだぞ!?」
「とりあえず落ち着きなさい。これからそのことも含めて話すから」
…………………
「落ち着いた?じゃあこれから話すからちゃんと聞いてな?」
「まずあんたは確かに死んだ。お前のいったとおり通り魔にな。次にここについてだが、ここは転生所。まあ名前の通り転生出来る所だ」
「何で俺はここにいるんだ?いくら何でも死んだやつ皆転生させられないだろ?」
「ええもちろん。あなたは選ばれたのですよ。まあとにかくあなたは転生できるのです。転生先はあなたが住んでいた世界ではありませんがね。まあ転生先でどんな職業になるか分かりませんが頑張って下さい。」
「それではさようなら」
「?!」
「こ、ここは?転生できたのか?
とにかく暗いな。洞窟かな?」や
「答、ここは洞窟です」
「うお!びっくりした。なんだお前?」
「答、私はあなたのサポートです。他の方には私の声が聞こえないのでご安心を」
「まあいいか。ここからでたいんだけどどうすればいい?」
「答、ここからでるにはこのまままっすぐ行きます」
「サンキュー。さてどんな世界かな?」
…………
「うお、まぶしいな~
ようやく出れたか、しっかしさっきの洞窟敵だらけだったな~」
「ん?あんたどうしたん?傷だらけやけど、まあちょっときな、治療してやるから」
「ありがとうございます」
「いいのいいの」
「へー、結構小さい集落なんですね」
「ああ、結構小さいよ。まあ設備は充実してるがな」
「それにしては結構ぼろぼろですけどね」
「!?」
「どうしたんすか?」
「実は先日ゴブリンに襲われてな」
「それで………」
「まあ平気さ。建物こそボロボロだが住人は平気だからな」
「じゃあしばらく住むことにするか」
「わかりました」