連斗と愛菜と龍
愛菜と龍の紹介をかきます!
山本愛菜…20歳。龍と連斗と幼なじみ。かぐやを妹みたいに思っていてお金持ち。連斗に片想い中。モデルもやっているほど可愛い。
相生龍…20歳。愛菜と連斗と幼なじみ。愛菜と同じでモデルをやっている。その人気は凄まじい、見た目は少しチャラそうに見えるが中身はしっかりしていて思いやりがある。
愛菜に片想い中。
みたいな感じです!
――ピピピッ――
「……ん、」
…あぁ朝か…。起きたくないな…。
うっすらと目を開けると…
朝日が、眩しく…
ない?
目の前にあったのは…
かぐやの顔を真っ赤にした可愛らしい顔だった。
「ッ!?!?!」
「あ、起きた!おはよう、連斗!」
「お、おはよう。」
かぐやとの距離は3cm位。
…ヤバい、ドキドキする。
「か、かぐや、どいて?」
「え?あ、そうだよね…。」
何かを隠しているようなかぐや。
起きてテーブルの上を見ると、
「え?」
美味しそうなご飯があった。ふっくらと炊き上がっている白米にお味噌汁、煮物に焼き魚と完璧な朝食があった。
「かぐや、これ…?」
「ごめんな…」
「いや、謝んなくていいんだよ!何で作ってくれたの?」
謝ろうとしたかぐやの言葉を遮ってそう聞いた。
「せめてものお礼だよ。こんなことしか出来ないから、」
「ありがとう。凄く…嬉しい。」
その言葉を聞くとパッと顔をあげ
「よかったー。」
そう言った。
…最近作ったご飯食べてなかったからな。
「あ、今日行くところあるから。一緒にきてね。」
「うん、分かった!」
「「いただきます」」
「!!!」
「美味しい…。」
「よかった。」
********
「「ごちそうさまでした」」
「じゃあ行こっか。」
「うん。」
外に出ると体の中まで射通すかのような明るい陽射しが降ってきた。
「暑っ!」
隣のかぐやを見ると涼しい顔をしていた。
「暑くないの?」
「ん?暑くないよ。」
そっか。と言うとポケットの中のスマホがなった。
「もしもし?」
「着いたぞ早く来いよ!」
「あぁ、分かった。」
「かぐや、…?」
「なに?」
「いや、少し急ごう。」
「分かった!」
かぐやに抱いた違和感。
…気のせいか。
*********
「あ、おーい龍!愛菜!」
「遅いよ!」
「ごめん。」
「で?紹介したい子って?」
「あぁ、この子。かぐやって言うんだ。」
ぎこちない動きで二人の前にたち
「かぐやです。よ、よろしくお願いします!」
と言った。
「かーわーいーいー!!」
ギュッとかぐやに抱きつく愛菜。
「この子どうしたの?」
「いや、…」
とりあえず、昨日の出来事を話す。
「ってこと。」
「うーん。そっか、」
「かぐやちゃんも大変だったね。」
悲しそうな顔をする龍と愛菜。
「あ!かぐやちゃん!服とか必要なもの買いに行こうよ!」
「本当ですか!?嬉しいです!愛菜さん!」
「じゃ決まり!じゃあね~!」
「え!ちょ…まぁいいか。」
愛菜と仲良くなれるかな…。大丈夫か愛菜いいやつだし。
「なぁ連斗。」
「ん?何?」
「お前……あの子のこと
――好きなの?――」
え?
僕がかぐやを好き?
「ないない、そんな訳ない。
僕は、……。」
「花凜が好き?」
言葉の続きを言った龍。
「もういい加減前に進めよ。」
プツンッ
その言葉を聞いて僕の中で何かが切れた。
「うるせぇな。」
まただ。
「花凜のことは忘れない。」
「別に忘れろって言ってる訳じゃない。」
「じゃあ、どうしろって言うんだよ!!俺がどうしょうか良いだろ!!」
冷静な態度でいる龍。
「愛菜も俺も…もう見てられないんだよ。
苦しそうなお前が。」
消え入りそうな声でそう言った。
「別に苦しくなんかない。」
「じゃあ何でだ?
何でいきなり性格を変えた?
過去の自分を消したかったんだろう?あの時の自分を。
少しでも忘れたかったんだろあの事も花凜のこと…」
「うるさい…。
黙れ。」
図星だった。
でも、花凜のことを忘れたかったわけじゃない。
「ごめん。言い過ぎた。」
「別に。」
それからは、愛菜達が帰って来るまでさっきのことなんて無かったかのように他愛ない話をした。
********
「たっだいまー!」
「「お帰り」」
午後6時頃にかぐやと愛菜がニコニコの笑顔で帰ってきた。
「じゃあ帰るか。」
龍がそう言った。
「そうだね。じゃあね!かぐやちゃん!あと連斗。」
「うん、バイバイ!愛菜ちゃん!」
「僕のついで感半端ないな。」
「じゃな。」
「じゃあな龍。」
爽やかな笑顔で龍は帰って行った。
「楽しかった?」
そうかぐやに聞くと、
「うん!すっごい楽しかった!」
子供みたいにはしゃぎながら答えた。
「でも…愛菜ちゃんにお金全部払ってもらっちゃったな。」
「あぁ、大丈夫だよ。あいつお金持ちだから。」
そう言っても納得いかない様子のかぐや。
「じゃあ、何かお礼に作ろ!何がいいかな?ケーキ?クッキー?」
「かぐやが作ったものなら何でも喜ぶよ。」
「そっか、じゃあ張り切って作ろ!後ね…。連斗にお願いしたいんだ。」
「何?」
「私、働きたい!」
「え?」
「何でも頼ってばっかじゃ嫌だから。」
かぐやの目は真剣そのもので
「分かった。僕のバイト先に言っておくね。」
「ありがとう。」
「私、龍君とも仲良くなりたいな。」
………。
「龍君と仲良くなって好きになりたい。」
………。
「……え?」
かぐやが龍を好き?
その時、夏の夕立の音に僕の声は掻き消された…。




