第五章-動き-
かなり前より長い!!ですが、飽きずに読んで下さい♪では、どうぞ~
「はぁ~、疲れた…」そう言いながら、試験会場を後にした。すると、すぐそこにリシャルがいた。「シ、シリュード…試験おつかれさん…」何だか様子がおかしい。「うい~す。どったの?様子変だけど」「いや、その…し、試験内容が…筆記試験だったから、悪いことしたな…と思って」「あ~そのことね~全然大丈夫だぜ!!試験以外とできたし」「本当?」「ああ!!もちろんだ」「良かった」リシャルは可愛い笑顔を見せた。そういえばリシャルは、かなりもてるらしく幼なじみの俺はよく、リシャルについて聞かれた。まあ、答えなかったが。今一度、リシャルを見てみる。少し、ドキドキした。茶色がかった綺麗な黒髪、背は高くもなければ低くもなく、すらっとした細身。色白の肌に、やたら整っている顔立ち。かなりの美少女だ。俺は小さい頃から仲が良かったので、あまり気にしなかった。「これからどうすんの?」リシャルが聞いてきた。「う~ん、とりあえず家帰って、三日後まで、新しいスキルの会得に励むよ」「本当!?じゃあ、このスキルノートを貸してあげるわ」そう言って普通、弓などを入れているバックの様なものから、一冊の本を取り出した。俺はその本を受け取り、中を見てみる。そこには会得ランクの高いスキルが沢山載っていた。「うわ~!!スッゲ~サンキュー!リシャル!!んで、リシャルは今からどうすんの?」「私は、クエストに行ってくるわ」「そっか。まあ、頑張れよ!!俺もCランクになったら、クエスト沢山やるぜ!」「ハイハイ、せいぜい頑張ってね~」今のは、ちょっとムカついた。が、それよりもリシャルへの感謝の気持ちが強かった。「んじゃあな」「うん」とびきりの笑顔を向けてきた。リシャルの笑顔に心を奪われそうになった。その数時間後…
黒竜と主従関係を結んでいるアミュージョン族の長、ブラティオンと白竜のマブラーダ族の長、フラントンがどちらも護衛二人を連れて、国境近くの集会所に集まっていた。「この度は、この集会所にお越し頂き、ありがとうございます。早速ですが、本題に入らさせて頂きます。我々、黒竜軍はなかなか黄竜が倒せない。それは白竜軍とて同じ。そこで提案なのですが…」一度、息を吸ってから意を決したように語った。「我々と手を組み、黄竜及びカンデット族を倒そうではないか!どうだろう、フラントン殿」「いいだろう…いつかこの時が来ると思っていた所だ…但し、報酬の半分は頂くぞ」「いいでしょう、ここに世界初の連合軍の誕生だ!!」ブラティオンはそう叫んだ。
リシャルを想像するのめちゃくちゃ難しかった。あんな感じで良かったかな!?感想&アドバイス宜しく( ̄▽ ̄)ゞ