第7話 花見イベント4
アンメモは花見イベント、桜日和の真っ只中である。
そんな中、ボクは虚無配信を開始する。
「こんにちわ~ん、ぬいぐるみ系VTuber、猫乃わん太わん。
今日も今日とて虚無配信だわん!」
❤〚わんわ~ん〛
◯[虚無配信は草。今日も柵作りかw]
∈[み、つ、け、た、にゃー!]
なんだかテンションマックスな人がいる。
「えーっと、初見さんいらっしゃい?」
∈[なんで、わん太なのに、猫乃なのにゃ、犬なのか猫なのかはっきりするにゃ]
∈[おかげで見つけるのに時間かかったにゃ]
△〚おお、初心者によくある犬猫問題w〛
「見ての通り、可愛いワンコのぬいぐるみ系VTuber、猫乃わん太だわん。
ちなみに猫好きだわん」
❤〚猫好き……〛
∈[それよ、それ、ぬいぐるみ系っていうか、その姿の種族はなんなのにゃ?]
∈[それに、この配信場所はどこなのにゃ?]
まくしたてるように質問が飛んでくる。
「そんないっぺんに言われても困るわん」
◆[まぁ、落ち着けって。てか、さては情報クランのヤツか?]
▽[情報クランならまず名乗るべき]
「情報クランって何だわん?」
∈[これは失礼しましたにゃ。情報クラン、ジャバウォックのメンバーで通称、『チシャ猫』にゃ]
∈[情報クランはこのアンメモの攻略情報を集めてるクランにゃ]
◯[おお、ジャバウォックって言えばトップの情報クランじゃないか]
「ほえー、何だか凄いクランなんだわん。それで、何を聞きたいわん?
せっかくなので、今日は質問に答える配信にするわん」
∈[あ、ありがとにゃ。まずは、それ、それは何をしてるのにゃ?]
△〚虚無w〛
◯[ここ数日作り続けている虚無]
∈[虚無ってなんにゃー!]
リスナーの皆、からかいすぎじゃないだろうか?
「虚無、ではなくて、村の周りを囲うための木製の柵を作ってるわん」
そう、ここ数日は柵を作る、サクラッキーを倒して木材を仕入れる、柵を作る、の繰り返し配信のみを続けていた。
おかげで『木工』のスキルも生えてきてしまった。
◆[しかし、この数日で大分進んだな]
◎[今作った分で囲い終わるのでは?]
∈[囲ったら何かあるのかにゃん?]
「村っぽくなる? 何となく安全地帯の範囲を囲いたかっただけだわん」
建国旗による安全地帯はかなり大きく、囲ってみたら面白そうだったから囲ってるだけなのだ。
∈[にゃ、にゃ、囲いたかっただけですと……]
△〚そうそう、囲うとおもしろそー、って始めてた〛
❤〚わん太くん、頑張った〛
「あー、ほらほら、これで最後っと!」
最後の木の柵を立てると、囲った範囲の地面が光った。
∈[にゃんにゃー!]
◆[光ったぞ、何がおきた?]
◎[おー]
―― 村が作成されました。村の名前を決定してください。




