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第六話 国王と王妃の寝室で乱交する

主人公が性奴隷にされているので胸糞悪いですが、オクタヴィアに女の味方が現れます。

R15のつもりで書いていますけどかなり過激な内容です。

 土曜日と日曜日は女神の薔薇園が休みなので王宮の貴人牢にいました。

 見張り役の専属侍女に世話をされて朝食を摂りました。

 アブノー子爵も今日は来る予定が無いようで調教されることもないのでした。


 地下牢で凶悪犯の囚人たちに強姦されていた頃に比べると天と地ほどの待遇の差です。

 紅茶を飲んでいると午前十時頃に貴人牢の専属侍女とは違う年かさの侍女がやってきました。

 地下牢で私に隷属の首輪をはめた侍女です。

 この侍女はイブリース王妃様に仕えている信任の厚い者のようでした。


「オクタヴィアをお風呂に入れて身を清めさせてから、拘束具と鎖を付けてカイン国王陛下とイブリース王妃の寝室につれてくるようにとのお達しです」

 年かさの侍女が冷たい声でいうと、貴人牢の専属侍女が恭しく頭を下げました。

「かしこまりました」


 貴人牢の隣の部屋にあるお風呂に入れられてから、いつものようにマッサージされました。

 身体の凝りがほぐれてとても気持ち良いです。


 命令されたとおりに黒い革ベルトの拘束具を装着されました。

 胸と腰の肉が絞り出されて白い肌と黒いベルトのコントラストで怪しく淫靡な印象がします。

 淑女なら卒倒するような恰好なのですが、私は慣れてきていて裸でいるよりも恥ずかしい姿なのにこれはこれで美しいとさえ思ってしまうのです。


 貴人牢の専属侍女に鎖を引かれて部屋を出ました。

 国王と王妃の寝室は王宮の最上階にあります。

 囚人を収監している貴人牢や地下牢からは最も離れているのです。


 かなり長い距離を歩かなければなりませんでした。

 時間がかかれば多くの人たちに目撃されます。


 下級役人や警備にあたっている兵士、侍女やメイドにもジロジロと見られました。

 誰もが蔑みの目で私の卑猥な姿を遠慮なく不躾に見てきます。


 手を出してくるものがいないのは私がイブリース王妃の所有している性奴隷だと知れ渡っているからです。

 王妃の所有物に無断で触れることは出来ないのです。


 歩き続けて階段もかなり登って革ベルトが胸の肉や股間に食い込んで痛くなってきた頃に国王と王妃の寝室に到着しました。

 この場所は国王と王妃以外は王族の世話をするために選ばれた侍女と護衛の近衛騎士しか立ち入れない場所です。

 警備にあたっている近衛騎士が二人、扉の前で立っていました。


 侍女が扉をノックして許可を得てから入室します。


 カイン国王陛下とイブリース王妃はソファーに並んで座ってワインを飲んでいました。

 カイン国王は王妃の肩に手を回してかなり親密な様子です。


「おぉ、来たかオクタヴィア。まぁ座ってワインを飲め」

「遠慮しなくていいのよ。オクタヴィアは私が所有している可愛い性奴隷なんですもの」

 イブリース様は屈託のない笑顔を向けてきました。


 私は命令に従ってソファーに腰掛けてワインを頂きました。

 公爵令嬢時代から頭の働きが鈍くなるのでアルコールは避けてきました。

 性奴隷に貶されてからはお酒のような嗜好品は飲むわけにはいきませんでした。

 女神の薔薇園ではお酒を嗜む娼婦も大勢いたのですが、私は飲んだことがなかったのです。


「オクタヴィアが性奴隷としての務めを一生懸命果たしてくれているから、王宮の中の雰囲気がいいのよ。あなたは聖女である私の身代わりとなって男たちに身体を捧げているのですからね。それはとても尊い行為なのよ」

「下級兵士や騎士や下男だけでなく、貴族たちも完璧令嬢の純白の薔薇と謳われた極上の女のオクタヴィアを慰み者にできて凄く喜んでいるんだ」


「だからご褒美で国王と王妃しか立ち入れないこの部屋に招待してあげたのよ」

 イブリース様はワインを飲んで妖艶に笑いました。

「だから俺達もオクタヴィアから性奉仕を受けようと思うんだ」

 カイン国王は立ち上がると服を脱ぎ始めました。

 もともと簡素な室内着を着ていたのですぐに裸になって私の手を引いて天蓋付きの大きなベッドにいざないました。


 イブリース王妃も侍女に手伝ってもらい服を脱いでベッドに上がってきます。

 大人が十人は乗れるような大きなベッドです。

 マットもふかふかして寝心地が最高級と思えるものでした。


「お前も服を脱いでこちらへ来い」

 カイン国王はソファーの傍に控えていた貴人牢の専属侍女に命じました。

「かしこまりました」


 専属侍女はかすかに眉をピクリと動かしましたが国王の命令に逆らうことはせずに、裸になってベッドの上に上がってきました。


「この侍女はマリアンヌという名前で、ノーリプトン公爵家の縁類のザイン男爵家の次女なのよ。この娘は子供の頃から完璧令嬢の純白の薔薇と謳われていたオクタヴィアに憧れていたんですって。だから、貴人牢の専属次女に抜擢したのよ」


「はははは、健気なものだな。主家の姫君であるオクタヴィアが性奴隷に貶されても、仕えて世話をしたいと志願してきたんだ」

 カイン国王は楽しそうに笑いました。


「そういうことだからオクタヴィアもマリアンヌに感謝してお礼をしなければならないわね」

 イブリース様はマリアンヌ様の手を引いて私と抱き合わせました。

「お礼というのはもちろん性奴隷としてマリアンヌに性奉仕して気持ちよくしてあげることよ」


「アブノー子爵から色々と女を嬲る魔道具を献上されているんだ。その中には女同士で繋がって楽しむものもあるんだよ」

 カイン国王はいやらしく笑うとベッドサイドに置いて合ったカバンから、色々な怪しさ満点の魔道具を取り出してみせました。


「まずはその前に国王である俺がオクタヴィアの女体の神秘を味わってやるよ」

 カイン国王は私に抱きついて組み伏せました。

「お前と婚約していたときはキスまでしかさせてくれなかったなぁ。俺はそれがつまらなかったんだ。こんないい身体をしているのに抱かせてくれなかったんだぜ」


「公爵令嬢のオクタヴィア様は純情で真面目でしたもの。婚前に殿方に身体を許したりはしませんわ」

 イブリース様が私の顔を覗き込みながら言うと、カイン国王が馬鹿にするような目を向けてきました。


「どうせ大罪を犯して性奴隷に堕ちるのなら、純情な公爵令嬢時代にすべて奪っておけばよかったぜ!」

「まぁ、そんなことをしたらオクタヴィア様がショックを受けて自害してしまったかもしれませんわ。本当に穢れを知らない純情で純真な純白の薔薇なんですもの」


「それも昔の話だがな。今では誰にでも股を開く性奴隷で娼婦でもあるんだからなぁ」

 カイン国王陛下は愛撫もせずに乱暴に致してきました。

「どうだ、性奴隷に堕ちる前は俺のことを愛していたんだろう? これで満足か?」


 イブリース様が現れる前の公爵令嬢時代はカイン国王と結ばれて結婚するのだと疑っていませんでした。

 政略結婚でも愛を育むことはできるはずだと、カイン国王を理解して慈しむように努力していたのです。

 でも、今こうして身体が繋がっても少しも嬉しくないし満たされるものがなにもないのです。


 私の頭の中に浮かんできたのは吟遊詩人のマリアス様の顔でした。

 私に向けて優しく微笑んで「愛している」と囁いてくれたときのことが思い出されたのです。

 今の私はカイン国王のことを好きでもなんでもなくて、マリアス様のことを好きなんだとはっきりと自覚したのでした。


 カイン国王は私の反応が気に入らないのか苛立っているようでした。

「おいっ、オクタヴィア! 俺のことを愛していると言ってみろ!」


「あ、愛しています……」

 私が命令されたと通りに言うと、イブリース様がダメ出しされました。

「そうじゃないでしょう? こう言うのよ……」

 イブリース様が私の耳元にささやきかけます。


「あ……性奴隷のオクタヴィアは、カイン国王陛下を心の底からお慕いして愛しています……。もっと思う存分嬲り回してくださいませ……」

「そうか俺のことを愛しているのか。性奴隷に貶されて無数の男に嬲りものにされても、今でも俺のことを愛しているのだな?」

「はい、左様でございます。心の底から愛していますわ」

 私はカイン国王に貫かれながら心にも無い愛の言葉を言わされたのでした。


 その後は、イブリース様の命令でマリアンヌと抱き合ってねっとりと絡み合いました。

 女同士で繋がって楽しむ道具を使って乳繰り合ったのです。


「あぁ、オクタヴィア様……あなた様が性奴隷に貶されたのなら私も性奴隷になります! どこまでもご一緒して堕ちていきますわ!」

 マリアンヌから無表情で無口な仮面が剥がれ落ちて、私に心酔している男爵家の令嬢だということがわかりました。


 私も無実の罪で断罪されて性奴隷にされてから、純白の薔薇のオクタヴィアは稀代の悪女だという噂ばかりが広がって味方が誰もいませんでした。

 こうして一人でも私に味方してくれる令嬢がいることがわかってとても嬉しかったのです。


「あぁ……マリアンヌ様、性奴隷の私に付き合ってくださるのですね! とても嬉しいです!」

「オクタヴィア様、お労しいですわ!」


 イブリース様とカイン国王陛下も私とマリアンヌ様の狂宴に加わって四人で乱れに乱れたのです。

 私は何度も絶頂に押し上げられました。


 息も絶え絶えでベッドに倒れ伏していると、イブリース様が言いました。

「貴人牢でオクタヴィアが暇にしているときは、マリアンヌが性奉仕を受けながら調教してあげなさい」

 女を貶める魔道具の数々をカバンに入れてマリアンヌに渡しました。


「はい、かしこまりました」

 マリアンヌ様は全裸で乱れた息をつきながらいつものように無表情に戻って頷くのでした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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