第三話 アブノー子爵に調教される
胸糞悪い主人公が性奴隷として調教されるシーンが続いています。
苦手な人はお注意ください。
R15くらいのつもりで書いているんですけど、ちょっと過激すぎるかもしれないです。
翌日の朝、地下牢の洗い場で全裸にされて三人の下級兵士たちに身体を洗われます。
下卑た目で見られながら石鹸の付いた手で身体を撫で回されるのは屈辱で眼の前が暗くなり、慣れることはなかったです。
貫頭衣を着せられて凶悪犯五人のいる囚人房の中に戻ると、しばらくしてアブノー子爵がやってきました。
彼はまだ三十歳前後の比較的若い男ですが、頭が禿げかけているのでもっと老けて見えました。
「ぐふふふふふ……っ! 本当に憧れの完璧令嬢の純白の薔薇オクタヴィアだ……! どんなに金を積んでも手にはいらない高嶺の花の極上の女が、今は性奴隷に貶されてワシに調教を任されるとは、願ってもない僥倖だなぁ……」
アブノー子爵は興奮に歪んだ顔で涎をこぼさんばかりに私の姿を凝視してきました。
「どれ、まずはその貫頭衣を脱いで裸を見せろ! 命令だ、早くしろ!」
私の首に嵌った隷属の首輪が鈍く光って命令に強制力をもたせます。
嫌々ですが手早く貫頭衣を脱ぎ去りました。
脱ぐのは簡単です首から上にまくり上げるだけなのですから。
アブノー子爵は囚人房の中に入ってくると、私の身体を指先でなぞり始めました。
触れるか触れないかという微妙なタッチで、くすぐるように撫で回してきます。
性奴隷にされてから乱暴に欲望をぶつけられるばかりしてきたのでそのような扱いには戸惑いました。
若くて健康的な私の身体はくすぐったいような刺激が与えられると性感として感じてしまうのです。
「白磁のようにすべすべして、それでいてもっちりと吸い付くようなきれいな肌だ……」
アブノー子爵は飽きることなく小一時間ほど私の身体の隅々までくすぐるように撫で回し続けました。
私は声を殺していたのですが、いつしか我慢できずに喘ぎ声を漏らしてしまいました。
「そうか、オクタヴィアはそういう声で啼くのか……興奮して我を忘れそうだ……」
「今日はワシが調教する初日だからな、良いものをプレゼントしてやろう」
アブノー子爵は手のひらに乗るほどの瓶を取り出しました。
「この中にはスカルスライムが入っている。これをオクタヴィアの大腸の中に入れてやる」
彼は大きなガラスの注入器にスライムを流し込むと私の後ろに回って後ろの穴に器具を押し当ててきました。
「このスカルスライムはゴミや排泄物を食べて栄養に変える能力があるのだ。これを入れておけばオクタヴィアは排泄をしなくても良くなるぞ」
「い、嫌です……そんな変な魔物を身体の中にいれるなんて……」
私は小さな声で拒絶しました。
しかし、隷属の首輪の力で拒否することは出来ないのです。
「お前に御主人様の命令に逆らう権利など無いのだよ。さぁ、尻を突き出してこちらに向けろ、命令だ!」
私は言われたとおりにするしかありませんでした。
お腹の中に違和感が出来てスカルスライムがずっと蠢いているのがわかります。
「お腹の中が変です……」
アブノー子爵はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべました。
「このスカルスライムを入れておけば、尻の穴が広がって性感も開発されるのだ。排泄物の処理もしなくて良くなるから一石二鳥だな」
「さて、次の調教メニューだが……性奴隷にはそれにふさわしい格好というものがある。それを教えてやろう」
アブノー子爵は7メートルの麻縄を取り出すと二つに折り曲げて二重にしました。
それを私の身体にきつく肉に食い込むほど巻き付けていきます。
「白磁のような柔肌に麻縄が食い込んだらどれだけ魅惑的だろうな……」
私は胸を絞り出すように縄で縛られて囚人房の石の床に転がされました。
「看守の休憩所に行くぞ。そこならベッドがある。続きはそこでやる!」
私は鉄格子のついた囚人房から出されて、看守の休憩所に連れて行かれました。
股にまで縄を通されてきつく縛られているので歩きにくいです。
「オクタヴィアのために色々道具を用意してきたよ」
彼は子どものように目をキラキラさせて、カバンの中からいろいろな道具を出してきました。
女を貶める卑猥な器具ばかりです。
どのような使い方をすのか生まれも育ちも公爵令嬢だった私には、想像もつきませんでした。
「盗賊ギルドと関係のある魔道具屋でこういう器具を作っている専門家がいるんだ。縛られて抵抗できない状態で、こういう道具を使われ続けると女は快感の虜になって従順な性奴隷として身体だけでなく心まで完成されていくんだよ」
私は絶望的な表情で身震いしました。
今でも隷属の首輪をはめられてどんな屈辱的な命令にも逆らえないのに、これ以上身体の性感を開発されたら、身体だけではなく心まで支配されてしまうのではないかと思えて怖くなったのです。
それから、夕方までアブノー子爵によって変態的な調教を受けることになったのでした。
「たっぷりと可愛がって頂きありがとうございました」
私はアブノー子爵に向かって教えられたとおりに三指をついて丁寧にお礼を言わさせられていました。
「ぐふふふふ……明日も朝から調教してあげるからね。夜は凶悪犯の皆さんにサービスしてあげるんだよ」
アブノー子爵はネッチョリとしたいやらしい笑みを浮かべて、私に手を振ると地下牢から去っていきました。
◇◇◇◇
それからはアブノー子爵に調教されながら、看守や下級兵士に性奉仕する日々が続きました。
私が従順な性奴隷として出来上がってくると、下男や使用人や出入りの商人も地下牢にやってきて性奉仕を受けるようになりました。
それで評判が高まると騎士や好き者の貴族たちも私のところへやってきて性奉仕するように要求してきました。
それに合わせて私が着ることを許された服も増えて、商人たちの相手をするときは透け透けのベビードールという夜着を着せられて、騎士や貴族の相手をするときは貴族令嬢のようなドレスを着せられていました。
ドレスと言っても性奉仕させるためのものなので、脱がしやすいように特注されたものでした。
カイン王太子殿下と聖女イブリース様は、一週間に数度は私が性奉仕しているところを鑑賞しにやってきました。
完璧令嬢の純白の薔薇と謳われた公爵令嬢が落ちぶれて性奴隷にされ、下賤な男たちに嬲りものにされているところを見るのが最高の娯楽なんだと言っていました。
「しかし、オクタヴィアは元から美しかったが、性奴隷になってからは艶がまして妖艶になったな……」
カイン殿下が思わず感想を漏らすと、イブリース様がフフッと笑った。
「下賤な男たちに嬲られ続けて、公爵令嬢時代は抑圧していた女としての性に目覚めたのでしょうね」
「……」
私はカイン殿下とイブリース様の前で下級兵士たちに犯されながら虚ろな目でその言葉を聞いていました。
「そうそう、オクタヴィアに報告があるのよ。メアリー伯爵令嬢のことは覚えてる?」
イブリース様がベッドに近づいてきて私の顔を覗き込みました。
「魔導師団長の息子のドズル様の婚約者だったメアリー嬢のことよ。王立学園ではあなたと親しかったでしょう?」
私は下級兵士に裸で抱きかかえられたままで、ゆっくりと思考をめぐらしました。
メアリー様はある日、失踪したのですわ。
誰にも行き先を言わずに姿を消して、犯罪に巻き込まれたのではないかと大騒ぎになりました。
メアリー様の実家のハスラー伯爵家が全力で捜索したけど、結局、行方はわからなかったはずです。
「それがね、メアリー嬢はスラムに近いところにある場末の娼館で娼婦をしているところを発見されて保護されたのよ」
「娼館に連れてこられたときにはすでに、言葉を喋れないように舌が切り取られていたそうだ」
カイン殿下とイブリース様は私と下級兵士がもつれ合っているベッドに近づいて覗き込みながら話しかけてきました。
「メアリー嬢が舌を切り取られて娼婦にされていたのもオクタヴィアの仕業だという人が多いのよ」
「君は国家反逆罪の大罪人で極悪非道だという噂が広がっているからね。貴族たちだけでなく民衆もオクタヴィアが犯人だと決めつけているよ」
「そ、そんな……あぁんっ……私が犯人ではありませんっ!!」
私は下級兵士に責められながらようやく抗議の声を絞り出しました。
「オクタヴィアは今は隷属の首輪をはめているからね。嘘は言ってないのはわかるよ。だけど、貴族や民衆の心理として悪役を欲しがっているんだ。そしてそれは、オクタヴィアがその役に就くのが一番都合がいいんだ」
カイン殿下が薄笑いを浮かべて冷酷な声を出した。
「心配しないで、オクタヴィアにとってこれ以上酷くはならないようにするから。罰としてはメアリー嬢が働かされていたスラムの近くの娼館で娼婦として働いてほしいのよ」
イブリース様が私の顔を覗き込んでニッコリと笑った。
「今でももう性奴隷として堕ちるところまで堕ちているんだから、娼婦にされても別に苦痛ではないでしょう?」
「一応、オクタヴィアの意見を聞いているけど性奴隷の君に拒否権はないからね」
「じゃぁ、娼館での娼婦の仕事、頑張ってね」
イブリース様が満面の笑みで私を励ましました。
「はい、あはぁん……かしこまりました……はぁはぁ……」
私は下級兵士に弄ばれながらようやく返事をしたのでした。
◇◇◇◇
そして、1ヶ月後には準備ができたということで娼館に連れて行かれました。
私が性奴隷に貶されてから一年近くが過ぎて、カイン王太子殿下と聖女イブリース様の結婚式が行われた後でした。
カイン殿下はすぐに国王に即位しました。
即位式も盛大に一ヶ月後に行われるそうです。
これからランバード王国はカイン国王とイブリース王妃が治めていくことになるのです。
カイン国王とイブリース王妃は忙しくなったのか私の前に姿を見せることはありませんでした。
その代わり、アブノー子爵が娼館まで付き添いでついてきました。
「ワシは嬉しいよ。手塩にかけて調教したオクタヴィアが娼婦として働きに出るなんてね。みんなに自慢したいよ」
「は、はぁ……」
私はまだとまどっていた。
以前、カイン国王は自分が即位したら恩赦で私を地下牢から出すと言っておられました。
それはこういうことだったのでしょうか。
スラムが近づいてくると町並みが薄汚れてきます。
浮浪児や浮浪者がそこかしこで蹲って物乞いをしているのが見えます。
私とアブノー子爵の乗った馬車が娼館の前で停まりました。
実はアブノー子爵が一緒について来てくれたから馬車に乗ることが許されたのです。
そうでなければ性奴隷の私は歩いて娼館までいかなければならないところでした。
「オクタヴィアとしばらく会えなくなるのは名残惜しいなぁ」
アブノー子爵は本当に性奴隷の私のことが気に入っているようでした。
「一週間に一度は必ず娼館に行ってオクタヴィアを指名するからね。待っててね!」
笑顔で私の手を握ってきます。
私は御主人様への親愛を込めて手を握り返しました。
私も性奴隷にされてから一年間が過ぎて性奴隷としての振る舞い方に慣れてきていたのです。
御主人様の機嫌を損ねることはしてはいけません。
無礼を働けばすぐに鞭で打たれてしまうのです。
アブノー子爵は私が彼の心を読んで従順な性奴隷を演じていればすこぶるご機嫌でした。
機嫌の良いときは紅茶を飲ませてくれたりお菓子を食べさせてくれたりと情をかけてくださったのです。
卑猥な道具を使った責は過酷でしたが、その一方で優しくしてくれるので私は頭が混乱して、頼れる人もいないのでアブノー子爵に依存してめろめろになってしまったのです。
今ではアブノー子爵を御主人様と呼ぶことに昏い悦びさえ感じていたのです。
「例え娼館で無数の男たちに抱かれてもオクタヴィアはワシの可愛い性奴隷だからな。その事を忘れないでくれよ」
彼が私の背中に手を回してぎゅっと抱きしめてきます。
そして顔が近づいてきて恋人同士のような熱烈なキスをしました。
「はい、オクタヴィアはアブノー様の従順な性奴隷でございます……」
◇◇◇◇
娼館の名前は『 女神の薔薇園 』というものでした。
皮肉なことに純白の薔薇と呼ばれていた私には合っているような気がします。
建物の中に入って受付の女性に話をすると娼館の女主人が現れました。
「私がこの女神の薔薇のオーナーで女主人のバーバラだよ。いい娘を連れてきてくれたようだねぇ」
バーバラと名乗った女性は四十歳を過ぎているらしいのに、20代後半の歳に見える美魔女でした。
私の髪色は光の加減で純白にも見える煌めく銀髪なのですが、バーバラ様は真紅の薔薇のような鮮やかな赤髪なのです。
それでいて胸もお尻も大きくて男の人から好かれそうでした。
私も性奴隷として調教されている間に栄養バランスの取れた雑炊をたっぷりと食べさせられて適度に肉がつき、もともと大きかった胸も尻も魅力的にムチムチしてグラマーになりました。
顔はもともと純白の薔薇と評されるほどの美貌だったのですから、男なら放っておけない美女になっていたのです。
それに加えて毎日性奴隷として女の悦びを無理やり引き出され続けたせいで、妖艶な艷やかさも兼ね備えていました。
自分で言うのもなんですが、娼婦にするのがもったいないような傾国の美女になっていたのです。
「メアリー嬢が訳ありなのは最初からわかっていたけど、ここはスラムに近い娼館で訳ありの女性が最後の保護を求めて駆け込んでくる場所なんだよ。だから保護して娼婦として働かせていたんだ」
「わかっていますよ。だから伯爵令嬢を娼婦として働かせたことに対して何のお咎めもなかったし、こうしてメアリー嬢の代わりになる娼婦も連れてきました」
アブノー子爵が余所行きの声を出してバーバラ様と交渉していました。
「ですから、このオクタヴィアは聖女イブリース様が所有している性奴隷なので、娼婦として働いた給金はイブリース様に振り込んでほしいのです。そうすればオクタヴィアは自分を買い戻していずれは性奴隷から開放されて自由になれるのです」
「オクタヴィアはそれで良いのかい?」
バーバラ様が私の方を鋭い目で見ました。
「はい、そういうことでお願いいたします」
性奴隷の私に聞かれても否とは言えませんので頷きました。
「わかった、そういう条件で契約書を作ろう」
私はバーバラ様がデスクの上に乗せた契約書を読んでサインをしました。
「契約が成立したから、ワシは帰るぞ」
アブノー子爵が出ていこうとするとバーバラ様が声をかけました。
「女神の薔薇園にオクタヴィアが寝泊まりする部屋は用意してあるけど、仕事が終わった夕方から王宮に帰ることもできるんだよ。アブノー子爵が馬車で迎えに来てくれたならね」
アブノー子爵は喜色満面になりました。
「そうか、それならオクタヴィアと毎日会うこともできるんだ! 嬉しいよ、バーバラさん!」
バーバラ様は人の悪い笑みを浮かべました。
「アブノー子爵、あんたオクタヴィアに惚れてるんだろう?」
アブノー子爵の顔が真っ赤になりました。
「そ、それは……っ」
「わかってるって、オクタヴィアに惚れているけど王妃であるイブリース様の所有している性奴隷だから手を出せないんだろう。私が協力してオクタヴィアが自分を買い戻して性奴隷でなくなるようにしてあげるからね」
バーバラ様はチャーミングにウィンクした。
「そうしてもらえるならワシはとても感謝いたしますぞ!」
アブノー子爵はウキウキルンルンの様子で帰っていきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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