第二十四話 エピローグ
ようやく完結しました。
今までお付き合い頂きありがとうございました。
ノルテア王国とガルド帝国の戦争が終わってからは平穏な日々が戻ってきました。
最大の懸念であった邪神イブリースを滅ぼすことができたのです。
創造神ブリミアル様からも神託で褒めていただきました。
使命を果たしたのでモーリタニアで好きな生き方をして良いそうです。
私は前世のランバード王国ではマリアス様と結ばれず非業の死を遂げたのでそれが心残りだったのです。
このモーリタニアのノルテア王国ではマリアス様と結婚できたので、幸せな夫婦生活を送るのが望みです。
勇者の館でララとリリィにお世話されながら女主人として家の切り盛りをしていました。
ヴィシュヌと四天王も私の神聖力で浄化されているので問題を起こすこともありません。
時々、マリアンヌ様とアベル様を誘って冒険に出かけました。
黒い宝珠がなくなっても人間から発する黒い波動で魔物は誕生していたのです。
ですが、多少の魔物はむしろ人間に刺激を与えて文明の発展を促すだろうと創造神ブリミアル様が仰りました。
私は種族が亜神なので人間族のマリアス様との間には子供をなすことはできなかったのですが、黒い宝珠から生まれたヴィシュヌと四天王が子供みたいなものなので寂しくはありませんでした。
◇◇◇◇
そして、六十年の歳月が流れました。
私は不老不死なので若い頃の美貌を保ったままなのですが、マリアス様はずいぶんと老いてしまいました。
「オクティ……今までありがとう。君と結婚できて、一緒にいられて幸せだった……」
マリアス様は老衰で寝たきりになりました。
「マリアス様……私もあなたと出会えて、一緒にいられて幸せでした」
私はマリアス様の手を握って涙をこぼしました。
もう別れが近いことを悟ったのです。
「……オクティがこれから先も幸せでいられるように……祈っているよ……」
それだけ言い残してマリアス様は息を引き取りました。
それから私はマリアス様との思い出を心の中で反芻しながらぼんやりと過ごしました。
マリアンヌ様とアベル様もマリアス様の後を追うように天に召されたのです。
「御神祖様、元気を出してくださいませ」
「「「私達眷属はいつまでも御神祖様と一緒にいますから!!」」」
ヴィシュヌと四天王が励ましてくれました。
メイドのララとリリィもかなり前に他界していたのです。
アブノー国王陛下とクレメントル王妃陛下はマリアス様よりも十年以上前に崩御して、エルヴィン王太子が国王に即位していました。
「神の愛子として特別な力を持っていても、親しい人たちとの別れは辛いわね……」
私は人知れずため息を付きました。
ある日、大教会で祈りを捧げていると天上から金色の光が降り注いで創造神ブリミアル様の声が聞こえました。
『 私の愛子オクティよ。あなたが寂しそうにしているので、親しい魂を眷属として転生させることにしました……。最も、あなたとずっと一緒にいたいと願っている魂だけですけれど…… 』
大聖堂のブリミアル像の前に金色の光が満ちて、その中から数名の人影が歩み出てきました。
「オクティ……」
最初に見えたのは柔らかな笑顔を浮かべているマリアス様でした。
最初に出会った頃と同じ二十歳前後の姿をしています。
「オクティさん……また一緒にいられますね」
マリアンヌ様も若い頃の姿で現れました。
「オクティさん、これからは眷属として一緒にいさせてください」
アベル様も姿を現しました。
私は創造神様のはからいに嬉しくなってマリアス様たちに抱きつきました。
「俺達はもうオクティさんの眷属だから、あなたが滅びるときまでずっと一緒にいられるからね」
マリアス様がギュッと抱きしめ返してくれました。
神の愛子としての私の生活はこれからも満ち足りたものになりそうです。
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