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第二話 下級兵士に身体を洗われて

主人公が性奴隷にされて胸糞悪いシーンが続きます。

後半は神の愛子になって無双する予定ですが、嫌なシーンがまだ続きます。

苦手な方はご注意ください。

 凶悪犯五人と一緒に収監された地下牢の中はとても冷え込んでいました。

 太陽の光が入らないのでジメジメとして獣を閉じ込めたような臭気が漂っているのです。


「そんなところにいたら寒いだろ! こっちに来いっつうの!」

 囚人房の角にうずくまっていたら、凶悪犯の男に腕を掴まれて引きずり寄せられました。


「俺達は凍死しないように身体を寄せ合って寝るんだよ」

 五人の男たちの真ん中に横にされて身体をピッタリくっつけられました。

 当然のように身体を弄ってきます。

「やめてください!」

「抵抗するなよ。お前を調教するのは俺達の仕事なんだからな」


「お前生娘だったんだな。破瓜の血が見えたぜ……」

「記念すべき初めての男が俺達みたいな凶悪犯とは、お前もよっぽど悪いことをしてきたんだな」


 凶悪犯ばかりを収容する地下牢の中で長い間閉じ込められていた男たちは、よっぽど女に飢えていたのか私の身体を飽きることもなく苛み続けました。

 それでも、身体的にも精神的にも疲労の境地に達していた私は意識を手放すように眠りに落ちたのです。


 次の日は朝早く起こされました。

 牢獄の鉄格子の前で軽装の下級兵士が三人待っていました。

「俺達が身体を洗ってやる! ついてこい!」


 囚人房から出されると囚人の身体を洗うための洗い場につれていかれました。

 地下牢の一角にある石壁の小部屋で窓はありません。

 ひんやりとした床の上に水の入った木樽と手桶が置いてありました。


 貫頭衣を剥ぎ取られて両手を頭の上にして組まされます。

 頭から水を浴びせられて布でゴシゴシと身体の隅々まで擦られました。


 石鹸をつけて下級兵士たちの手のひらで胸や腹や太ももなど撫で回すように擦られます。

「いつもならここまで丁寧にしないんだがな、お前のような極上の女は奇跡でもなければ俺達のところにはまわってこないからな」

 下級兵士たちはニヤニヤと下卑た嗤いを浮かべて私の柔肌の感触を楽しんでいるようでした。


 下級兵士たちは三人で代わる代わる私の身体を撫で回して楽しんでいました。

 身体を洗い終わるのに小一時間もかかっていたのです。


 下級兵士たちは私に貫頭衣を被せると手を引いて地下牢の入口近くにある看守の休憩室につれていきました。

 中に入ると二人の看守がお茶を飲んでいるところでした。


「連れてきたぞ」

「待ってました! これでやっと役得が味わえる!」

「凶悪犯などに処女をくれたやったのはもったいなかったが、まぁ、これから俺達もいくらでも楽しめるからなぁ」


 何をされるのか察した私は後ずさって逃れようとしましたが、屈強な下級兵士三人に押さえられていては逃れられるわけもありませんでした。

 下級兵士三人が舌なめずりをしながら軽装の鎧と服を脱いで全裸になります。

 二人の看守も服を脱ぎ始めました。


「完璧令嬢の純白の薔薇と謳われた極上の女を性奴隷として嬲りものにできるんだ、カイン王太子殿下と聖女イブリース様には感謝しないとな」

「い、いやぁ! 触らないで!!」


「今更何を清純ぶってるんだよ。昨日は凶悪犯五人相手に股を開いてハッスルしたんだろう?」

 五人の男たちは劣情で興奮しきった顔で、私の哀願など聞くはずもなくベッドの上に押し倒してきました。


 それからは男たちが満足して果てるまで代わる代わる何度も凌辱されてしまいました。

 男たちはすごい性欲の持ち主で終わったときは午後三時頃になっていました。


「流石にやりすぎたか……おい、回復ポーションをもってこい」

 下級兵士のリーダーが棚から薬を持ってこさせました。

 それを注射器を大きくしたようなガラスの入れ物に入れて、私の後ろの穴から回復ポーションを注入してきました。

「ひああぁぁぁああぁぁぁ~~~~~!!!」


 私のお腹の中に冷たい薬液がスルスルと入ってきます。

「おい、絶対に漏らすんじゃないぞ! 高価な回復ポーションなんだからな!」

 私は惨めな思いで涙をこぼしながらお尻にきゅっと力を入れました。


 ◇◇◇◇


 地下牢に戻されてしばらくすると、侍女服を着た年かさの女がやってきました。

 私を牢から出すと首に隷属の首輪をはめてきます。

 隷属の首輪というものは強力な魔道具で御主人様の命令には逆らえなくなるというものです。

 隷属の首輪に鎖をつけて侍女服を着た女は私を引っ張って地下牢から連れ出しました。


 貫頭衣だけを身に着けて隷属の首輪をはめられた私は、華やかな王宮の廊下を歩かされます。

 すれ違う侍女や使用人たち、貴族などが私の姿を見てびっくりした顔をしてから蔑みの目で見てきます。

 純白の薔薇と謳われた公爵令嬢が国家反逆罪で性奴隷に貶されたことは知れ渡っているようでした。


 貫頭衣は服とは呼べないほどの最小限の麻布でしかありません。

 太ももは付け根まで露わですし腕や脇腹や腰も丸見えです。

 それはとても王宮の華やかさとは場違いで、私は地下牢にいたときよりも惨めな気分になってうつむいて涙がポロポロとこぼれてきました。


 滲んだ目であたりの様子をうかがうと見覚えがある場所でした。

 私がカイン王太子殿下の婚約者であった頃、何度も庭園でお茶会をして彼から愛を囁かれた場所の近くだったのです。


 暫く歩くと庭園に連れ出されました。

 東屋があって二人の人影が見えます。

 カイン王太子殿下と聖女イブリース様がお茶会をしていました。


「あぁ、オクタヴィアを連れてきてくれたんだね」

「オクタヴィアは思ったよりも元気そうね」


 カインたちはニヤニヤと私の方を蔑む笑みで見てきます。

「報告は受けているよ。さすがは性奴隷落ちする前は完璧令嬢と言われただけのことはあるね。性奴隷としても女としてとても優秀で使い物になると下級兵士や看守たちが言っていたよ」


 イブリース様がニッコリと笑いました。

「あなたを呼んだのは報告があるからなの。私はノーリプトン公爵家の養女になったわ。それに合わせてカイン王太子と婚約することになったの」


 カイン王太子も満面の笑顔で言いました。

「もう少しノーリプトン公爵が反発して抵抗するかと思ったけど、すんなり決まったよ。

 オクタヴィアが生きていてくれるならそれだけでいいって言うことらしいよ。最も反逆するなら一族郎党処刑だからね。選択肢がなかったのかな」


「1年後に俺とイブリースは結婚式を挙げるんだ。それと同時に国王に即位する。父上と母上は病状が重くてとても公務がこなせないんだから仕方ないね」

「私も王妃になるから王妃教育で大変なのよ。でも、オクタヴィアのことは気になるから調教が上手くいっているかどうか、時々カインと一緒に見に行ってあげるからね」


 そう言ってイブリース様は私に見せつけるようにカイン殿下と甘い口づけを交わしたのです。


「そうそう、オクタヴィアは囚人が着る貫頭衣しか持っていないのよね? それじゃぁ、純白の薔薇と謳われたあなたの魅力が活かせないから、あなたに似合う服をプレゼントしてあげるわ」

 イブリース様は足元においてあった紙袋を侍女服を着た女性に渡しました。


「見ていてあげるからここで着替えてね」

「早くそんなみすぼらしい貫頭衣なんか脱いでしまえよ」


 侍女服の女性が袋から取り出した服を見て私は目を疑いました。

 それは服とはとても呼べないような黒い革のベルトで出来た拘束具だったのです。


「い、嫌です……そんなの服じゃないですわ……」

 私は声を震わせていやいやをしました。


「一般的な服とは違うけど、性奴隷にはそれにふさわしいコスチュームがあると思うのよねぇ」

「聖女であるイブリースがお前のためにわざわざ選んでくれた服だぞ。早く着替えろ!」


 隷属の首輪が命令に反応してキィンと魔法の光を放ちました。

 私の身体は私の意思を無視して貫頭衣を脱いで拘束具を手に取りました。

 そのまままごついていると、イブリース様とカイン殿下が立ち上がって拘束具を装着するのを手伝い始めました。


「世話の焼ける性奴隷だなぁ」

「装着の仕方を覚えておいて、次からは自分でできるようにするのよ」

 カイン殿下とイブリース様はニヤニヤ嗤いながら私の身体に拘束具を装着しました。


 それは黒い革ベルトが身体を締め付けるように巻き付いていて、胸や股間の隠すべきところは全く隠されていませんでした。

 むしろ革ベルトで胸や腰の肉が絞り出されていて、全裸でいるよりも恥ずかしい格好でした。


「地下牢の中では貫頭衣を着ていていいけど、牢から出て王宮内を歩くときはその拘束具を装着しなさい。いいわね?」

「はい、イブリース様……」

 逆らうことを許されていない私は、胸と股間を手で隠しながら小さな声で返事をしました。


 カイン殿下が意地の悪い笑みを浮かべました。

「もう一つ命令だ。手で身体を隠すのをやめろ! 手は後ろに回して身体がよく見えるようにしていろ!」

「は、はい……」

 私は言われるままに手を後ろに回しました。


「それから、もう一つ言っておくことがあるの。明日からはアブノー子爵がオクタヴィアの調教の担当者になるわ」

「喜べ、アブノー子爵はランバート王国の貴族の中でも一番の変態という噂だ。完璧令嬢の純白の薔薇、オクタヴィアが性奴隷に堕ちたと聞いてどうしても調教をやらせてほしいと、子爵の方から申し出てきたのだ。適材適所というものだな」


「話はそれだけだけど、オクタヴィアもすぐに地下牢に戻りたくないでしょう。お茶を飲んでいきなさい」

 イブリース様が優しく微笑んで促すと、侍女服を着た女性が心得たように椅子を引いて私を座らせました。

 ティーカップに紅茶が注がれて眼の前に置かれました。

 公爵令嬢であった頃には毎日のように飲んでいた高級な紅茶です。

 それが性奴隷にされた今ではこんなときでもなければ飲めないのです。


「さぁ、遠慮しないで」

「昔はよくこうやってオクタヴィアとお茶を飲んだものだったなぁ。遠い昔のようだ……」

 カイン殿下とイブリース様は笑顔で私の方を注視しています。

 私の方は拘束具を装着した全裸よりも恥ずかしい姿で紅茶を飲む経験に羞恥心でおかしくなりそうでした。

 でも、隷属の首輪をはめられているのですから、命令されたことには逆らえないのです。


 私がティーカップに口をつけて紅茶を飲んでいると、イブリース様が感嘆の声を上げました。

「まぁ、やっぱりオクタヴィアは元公爵令嬢ねぇ。性奴隷に貶されても所作が美しいわ」

「完璧令嬢の純白の薔薇と謳われていたからなぁ」


 本当は羞恥心で気が狂いそうでしたが、御主人様に対しては礼を尽くさなければ隷属の首輪が発動してしまいます。

「お褒めに預かり光栄に存じ上げます」


「そう堅苦しくしなくていいよ」

「ここにいるのはカイン殿下と聖女の私ですからね」

「オクタヴィアが素直に罪を受け入れて、性奴隷になったことで全て上手くいっているんだ」


「ノーリプトン公爵家を潰せば相当混乱しただろうし、貴族たちが反乱を起こせば他国に介入される恐れもあった。国王と王妃が突然重い病気になったからね」

「オクタヴィアが自分で罪を認めて性奴隷になったことでランバート王国が救われたようなものなのです」


 カイン王太子殿下はニヤリと笑いました。

「1年後に俺がイブリースと結婚して国王に即位したら、恩赦でオクタヴィアを地下牢から出しても良い」

「まぁ、それが良いですわ。オクタヴィアはまだ若いですもの地下牢で朽ち果てるのは忍びないですわ」

 イブリース様が目を輝かせて賛同した。


「そういうわけだからオクタヴィアは、身体を壊さないように気をつけながら性奴隷の任務に励むんだぞ」

「私も応援していますわぁ」


 カイン王太子とイブリース様が笑顔で告げてお茶会はお開きになった。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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