第十話 聖女と性女の巡幸の終わり
昨日は疲れが溜まっていたので、執筆と投稿はお休みさせてもらいました。
申し訳ないです。
ここから先は急展開していくので、なるべく毎日、投稿できるようにしていきたいです。
壮行パーティーが終わると翌日からすぐに聖女の巡幸に出発する準備が始まりました。
準備の間は女神の薔薇園の仕事は休みになったので、私は特にすることもなく貴人牢にいました。
聖女の巡幸は護衛の騎士や兵士たちが六十人で聖女の世話をする侍女が四十人ほどでした。
癒やしの性女の私にも専属の侍女としてマリアンヌ様が、護衛として騎士のアベル様が同行することになりました。
アベル様は壮行パーティーでお父様の次にダンスを踊った相手です。
騎士爵を持っている貴族ですが、地下牢や貴人牢に何回も来たことがあり、私から性奉仕を受けていたそうです。
性奴隷の私のことが特に気に入ったので自ら護衛に志願したそうです。
騎士なので身体も大きくがっしりしていてかなり精力旺盛な方です。
「ごめんなさいねぇ、オクタヴィア……」
出発直前になってイブリース様が私に申し訳無さそうにしました。
というのも、私は全裸の上から麻縄で縛られて裸馬の上に乗せられたからです。
乳房を絞り出されるように縛られて股にも縄がまわされています。
「オクタヴィアは大罪人として民衆から憎まれているから、普通に馬車に乗せて移動すると罰を与えている風に見えないのよねぇ。それで縄で縛って晒し者にしながら移動することに決まったの」
私は羞恥心と惨めさで顔面が蒼白になりましたが、性奴隷の私を慮って決定が覆ることはないのでした。
季節が春先で暖かくなってきた頃だから、まだ身体に負担はそれほどないのが救いです。
けれども巡幸は一年間続きます。
秋から冬になればどうなるのでしょうか。
先のことを考えると身震いして絶望的な気分になりました。
イブリース様は王家の豪華な馬車で移動しています。
その前後を侍女の乗った馬車が堅めて、護衛の騎士たちが騎乗して周囲を守っています。
私は縄で縛られた惨めな姿を晒しながら最後尾を裸馬に乗せられてついていくのでした。
王都の中を移動していると平民たちが道の脇に集まってきました。
聖女の巡幸の無事を祈るために仕事を休んで見送りにきたのです。
私の惨めな姿は彼らの好奇な視線にさらされました。
「あれが悪女のオクタヴィアか、惨めなものだな……」
「極悪非道な女と聞いたが、いい身体してるじゃねぇか……」
「顔は美しいが心は歪んで醜いんだろうな……」
「なんで処刑しないんだ……」
「恥ずかしい姿を晒して辱めてから処刑するんだろう……」
散々なことを言われているのが聞こえてきます。
王都の城壁門から出てすぐの広場で止まります。
人々が大勢付いてきていたのでここで聖女の説法をして女神に祈りを捧げるのです。
聖女のイブリース様は臨時で設えた厳かな意匠の壇上に上がって説法を始めます。
「王都の皆様、昨今は暗黒邪神教の信者たちが暗躍して様々な事件を引き起こしています。不安や怒りを覚えている人も多いでしょう。ここにいるオクタヴィアは暗黒邪神教と繋がって国家転覆を企んだ大罪人です。それでも彼女は女神の慈悲を受けて聖女である私の愛によって救われました。癒やしの性女として民衆に性奉仕すれば神の怒りを和らげて命を救われることになったのです。オクタヴィアのような極悪非道な悪女でさえ救われるのですから、真面目に女神の教えに従って生きている民衆の皆さまが救われないはずがありません。ですから、癒やしの性女オクタヴィアに皆様の身体の中に溜まっている瘴気を吸い取ってもらいます。これは聖なる行為ですから躊躇う必要はありません」
イブリース様の長い説法が終わると私はゴザを敷いた上に、縄で縛られたまま座らされます。
「ほ、本当に俺達平民に性奉仕してくれるんだな?」
職人風の髭面の男が近づいてきて聞きました。
「はい、どうぞ私の身体で溜まっている瘴気を払ってください」
私は最初に教えられていた通りの台詞を言いました。
「うおぉ~~~!!! こんなエロい良い女我慢できん!!」
髭面の男はゴクリとつばを飲み込んでから襲いかかってきます。
縄で縛られている私は抵抗することは出来ません。
されるがままに欲望のはけ口にされたのでした。
それからは性なる狂宴で何人もの男たちが群がってきて、一度に複数の男を相手に性奉仕しなければなりませんでした。
相手をした男が十人を超えたところで身体が保たなくなってきたので、護衛役のアベル様の判断でお尻の穴から回復ポーションを注入されました。
私の身体を求めてきたのは男だけではありませんでした。
癒やしの性女の性奉仕は悪い瘴気を払うためのものとされていますから、平民の女たちも縄で縛られて動けない私を犯してきたのです。
女が女を犯すための卑猥な道具もたくさん用意されて、ゴザの近くの木箱に入れられていました。
平民の女たちは嬉々として私の身体を嬲ってきました。
女のほうが男よりも残酷なのではないかと思ったほど激しいことをされました。
◇◇◇◇
聖女イブリース様は一時間ほど女神に祈りを捧げて、その後はお茶を飲みながら私が性奉仕している様子を見て楽しんでいるようでした。
職人風の男や商人風の男や浮浪者のような汚い男の相手もしました。
女たちは男とは違ったやり方で私の身体を貶めてきました。
夕方の六時頃になって聖女イブリース様が癒やしの性女による性奉仕の時間が終わりだと告げました。
民衆は名残惜しそうに立ち去って王都の中に戻っていきます。
「まだあまり王都から離れていないが、今日はここで野宿になる」
護衛騎士のアベル様が近寄ってきて私の縄をほどいてくれました。
長時間縛られていたので身体には縄の跡がくっきりと残っています。
「初日からあれだけの男や女を相手にしたら疲れただろう。回復ポーションを注入してやるからお尻をこちらに突き出せ」
アベル様は回復ポーションの入ったガラス製の注入器具を持っていました。
言われた通りにうつ伏せになってお尻を突き出します。
ガラス製の器具が押し当てられて冷たい回復ポーションがスルスルと入ってきます。
強い羞恥心と屈辱感は感じるのですが、私の身体を癒やすために高価な回復ポーションを使ってくれているのですから感謝しなければなりませんでした。
「ありがとうございます、アベル様」
「癒やしの性女としての性奉仕はきついだろうが身体を労るんだぞ」
アベル様は私の身体をじっくりと観察している様子でした。
回復ポーションが効いているのか確認しているのです。
性奴隷に貶されて何年も経つのですが、男の人に裸の姿をじっくりと見られるのは慣れなくて恥ずかしかったです。
私は吟遊詩人のマリアス様のことが好きなのですが、アベル様もタイプは違いますがハンサムでいい男なのです。
アベル様と目が合うと潤んだ瞳ですがりつくように見てしまいました。
「……っ! あなたは公爵令嬢時代よりも性奴隷の今のほうが魅力が増したようだ! そんな目で見られたら我慢できん!」
アベル様は手で口元を覆って呻くように言いました。
「アベル様、気持ちはわかりますがまずは食事にしましょう。オクタヴィア様は正午から何も食していないのですから」
「そうだな、食事は旅の間の数少ない楽しみだ」
マリアンヌ様に促されて三人で夕食を摂ることになりました。
まだ王都に近い場所なので、普通に美味しそうな食材で作った料理が出てきました。
マリアンヌ様が腕によりをかけて調理したものでした。
「ブラックボアの肉か、焼き加減も良くて柔らかいし高級なスパイスを使っているな」
アベル様が満足そうに舌鼓を打ちます。
「聖女様の食事を担当している料理人から調味料などを分けてもらえたのですわ」
マリアンヌ様がニッコリと笑います。
「公爵家で食べていたのと同じ柔らかい白いパンですわ」
私は白いパンの柔らかさと美味しさに驚きました。
「王都で一番高級なパンを仕入れてきたのです。焼き立てでないのは残念ですけど。癒やしの性女様であるオクタヴィア様にも十分な予算が割り当てられているのですわ」
「そうだな。民衆の不満と怒りを抑えるためにオクタヴィアを晒し者にして旅をしているが、食事は貴族牢で食べていたものと同じ程度のものでいいと言われているし、高価な回復ポーションも必要なだけ使っていいと許可を得ている」
「聖女イブリース様もオクタヴィア様が民衆の不満を引き受けてくれているから助かっているのですわ」
「ああ、王妃であるイブリース様が一年間も巡幸に出なければならないほど、民衆の不満は爆発寸前まで高まっていたんだ」
「オクタヴィア様の性奉仕で民衆の不満が収まってくれば、その功績でさらなる恩赦が得られるはずですわ」
マリアンヌ様は楽しそうに笑っています。
アベル様とマリアンヌ様が楽しそうなので私も釣られて楽しい気分になってきました。
(縄で縛られて裸馬に乗せられて、二十人以上の平民に嬲りものにされるなんて一日でもきついけど、それを乗り越えれば恩赦が得られるかもしれないのね)
食事が終わるとマリアンヌの手で透け透けのセクシーなネグリジェに着替えさせられました。
「それではオクタヴィア様、私とアベル様にも性奉仕をお願い致しますわね」
「俺達も身体の中に悪い瘴気が溜まっていっているからな。オクタヴィアを見ていると欲望が爆発しそうだ」
私達の宿泊用に割り当てられた馬車の中は椅子を寝かせればベッドのようにできるので、三人で欲望のままに気持ちよく絡まって楽しみました。
◇◇◇◇
それからの聖女の巡幸の旅は順調でした。
王都から離れた町や農村に立ち寄って、聖女イブリース様が説法と祈りを捧げて、私が集まってきた平民たちに性奉仕します。
縄で縛られて裸馬で移動したり一日で二十人以上に性奉仕したりと、辛いことは辛いのですが美味しい料理と回復ポーションの力で次の日の朝には回復しているので大きな問題もなく旅を続けられていたのです。
秋になって気温が下がってくると裸で縄で縛られた姿で裸馬に乗って移動するのは無理が出てきます。
すると、随行していた魔道士が毎朝、私に保温の結界を張ってくれるようになりました。
この結界が張ってあると身体の周りに温かい空気の膜ができて体温が調整されて快適になるのです。
こんなことのために魔道士を使うなんてとても贅沢なことです。
カイン国王とイブリース王妃が採算性を度外視して聖女の巡幸を成功させようとしているのがわかりました。
冬が過ぎて春になり、聖女の巡幸の旅は終わりに近づいてきました。
ランバード国内の主な町村は巡り終わったのです。
私が性奉仕した平民の数は七千人を超えていました。
どこへ行っても癒やしの性女は大人気で性奉仕を求める人々が集まってきたのです。
そして出発地点だった王都へ凱旋将軍のように称えられながら帰還しました。
イブリース様は屋根のないオープンの馬車で手を振って民衆の歓声に応えています。
聖女の帰還を祝うために多くの王都民が街道に集まってきていたのです。
私は最後尾を裸で縄で縛られた姿で裸馬に乗せられてついて行っていたのですが、民衆の私を見る目が優しくなっていました。
出発するときは憎しみのこもった目で見られて散々悪態をつかれていたのですが、帰還した今は聖女であるイブリース様に次ぐくらい歓迎されているのを感じるのです。
護衛騎士のアベル様が馬に乗って近づいてきました。
「良かったな、オクタヴィア。これだけ歓迎されていれば処刑されることはなくなったぞ」
「はい……」
私も感極まって涙が止めどもなく溢れていたのです。
こうして聖女と性女の巡幸は大成功して終わりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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