詩 お前はもう太朗
お前はもう太朗だ
太朗になってしまった
太朗以外の何物でもない
太朗そのものなのだ
太朗以外には今更なれない
太朗以外には今更戻れない
太朗になったならば
太朗に課せられた
太朗の務めを果たすべきだ
さあ 太朗
さあ行くのだ 太朗
そうだ 進むのだ太朗
太朗として
太朗としての誇りを胸に宿しながら
太朗らしく生きていけば良いのだ
太朗……
太朗よ……
太朗様……
オマエ ハ モウ タロウ
「ストーリー」
「正太!おい正太じゃないか!久しぶりだな!」
「何を言ってるんだ。俺は太朗だよ」
「えっ?」