表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/101

92,「楠田絵里」

新作始めました。


よろしければ、そちらもお願いします。


人類初特典の申し子 世界を救う!?人類は敵?味方?そんなの関係なく楽しく生きていこうよ!

https://ncode.syosetu.com/n4241ib/


私は、楠田絵里。

本名:エリ・クース・ラファルト


通称 エリク


こんなことを言うと、笑われるかもしれないが人間ではない。

人間だった者の精神体だ。


この世界では、神と呼ばれることもある。

または、伝説の女王。


ヤマトという、この世界と別の世界で生まれた私は、生まれた時から人間離れしていた。

生まれた瞬間に、歩行出来たたし。会話もできた。


私には、他の人にはない『スキル』や『魔法』という能力が備わっていたのだ。


私が生まれたころの人間たちは、動物を狩り、穀物を育てて生活していた。

その中に私が生まれ、魔法で火を起こしたり、堀を作ったり。

スキルで動物を従えたり(家畜の誕生)、人間の為に出来ることをやった。


しばらくすると、火のおこし方や、住居の作り方などに変化が現れ、人間はヤマトの世界で別格な生物になっていった。


私が20歳になるころには、色んな所から、人たちが集まり神と崇められる存在になっていた。




私の存在を良く思わない、創造主達は、人間を嫌い、魔物と呼ばれる生物を作り出した。


魔物は強く、人間の文明など役に立たず、人間は劣勢になっていった。


私は、戦い、仲間を鼓舞し、人間を助けることに尽力した。


その中で、リクサ―という名のおじさんが手を差し伸べてくれた。

リクサ―は想像主の1人で、私の事を見守ってくれていたのだと言う。


リクサ―達、親人間派の想像主たちは、ダンジョンというものを作り、地上の魔物たちを洞窟のようなものに押し込めることに成功した。



私は、人間たちに戦い方を教え、職人たちに武器の作り方を教えた。

つかの間の平和のような気がして、仕方なかったからだ。



私が25歳のころ、魔物たちはダンジョンからあふれて出て来た。

ヤマト初のスタンビートだった。



そんな時に、魔王と知り合った。その魔王は、原初の魔王ラーゼンと言った。


ラーゼンは強かったが、私の敵ではなかった。コテンパンに打ちのめすと、嬉しそうな顔をして、「エリク!強いな!!また来るわ!!!」って感じで帰っていくのだ。

来る度、来る度、コテンパンにするんだが、何度も、何度もやってくる。魔王と人間の間柄なのに喧嘩友達みたいになっていた。


ラーゼンは戦闘バカって感じなんだと思う。

私もラーゼンとの戦いは嫌いじゃなかったし、ラーゼンの性格が好きだった。


しかし、他の魔王たちは違う。人間を憎み、滅亡させたい。その一心で、攻め込んでくる。


ダンジョンから出てきた魔物は強く、人間たちは再び劣勢になった。

中でも、魔王は強く、頭もよかった。



私は、戦いに明け暮れ、来る日も来る日も戦った。

私がいる戦場は負ける事など無かったが、私のいない村からつぶされて行き、救援に私が向かうと魔物たちは撤退する。


最後は、私のいない時間を見計らったように、私の村を焼いた。父・母・妹まで殺された。


私の精神は限界だった。



生き残った人間は、私を含めて100人余り。

常に、私が行動を共にすれば、何とかなるかもしれない。ただ、私は人間だ。寿命もあるだろう。

私の死後、人間はどうなってしまうのだろうか。



そんな中、久しぶりにラーゼンが現れた。

ラーゼン「エリクー。合いたかったぜ!!久しぶりにやろうぜ!!」

エリク「ごめん、ラーゼン。今の私じゃ、手加減なんてできないから、あんたを殺してしまうかもしれない。」


ラーゼン「手加減?お前、手加減してたの?」

エリク「…。ごめん。」


ラーゼン「でも、お前に挑まない2年間で俺も強くなった!!卑怯な奴らのダンジョンコアを片っ端から吸収したし、俺が勝つと思うぜ!!」


ラーゼンは、エリクの前に現れない2年間、他のダンジョンを攻略していった様だった。


ラーゼン「それに、むしゃくしゃした時は身体を動かすのが一番だろ!!全力でかかって来いよ!エリク!!」


戦いは、半日続いた。


エリクとラーゼンの戦い中に、他の魔王は参加せず。いや、出来なかった。

一瞬で消し飛んでしまうからだ。


エリク「瞬間移動からの、全力スキル発動、からの雷ブレード!!」

ラーゼン「おっ?結界強化!!」


エリク「防がせないよーフィールド展開!!」

ラーゼン「なっ!!」


エリクの全力の一撃が、ラーゼンにぶつかった。


ラーゼン「参った…。またくるわー。」

エリク「あっ!!ラーゼン!!!行っちゃった~。」


ここまで読んで下さってありがとうございます。


評価&ブックマーク登録

まだでしたら、ぜひよろしくお願いします。


バカみたいに喜びます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ