87.「敗走」
87話です。
よろしくお願いします。
小説を続けていいものか…。
自信が無くなってきました…。
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~北戦線~
オオクニ兵「ジブを打ち取れぃ!!」
コモン「ミハラの者ども!!降伏せよ!!!ジブやミハラの幹部の首を持って来た者は、好待遇で迎え入れる。」
ミハラ兵「俺たちを洗脳し、利用した悪人を退治しようぜ。」「何を言ってやがる!!ジブさんたちは、恩人だ!!」
「無理やり戦争に参加させた奴が、恩人だと!!」「怪我をして、収入が無かった俺たち家族を保護してくれた恩を返す時が今だ!!」
「わからずやは、死ねー!!」「お前が死ねー」
ミハラの部隊があちこちで同士討ちを始めてしまった。
ジブ「皆!沈まれ!!私は此処にいる!!ミハラの者たち、同士討ちをやめよ!!!」
オオクニ兵「ジブだー!!皆の者!!捕らえよ!!」
ジブ「ただでは、やられん!!力尽きるまで戦うのみ!!」
シンペイ「ジブさん。お供します!!俺の指揮下に入って下され。多少は戦いやすくなります!!」
ジブ「おぅ!シンペイ殿!!かたじけない!!2度目の命も裏切りで失うことになりそうだが…。関ケ原の時とは違い晴れ晴れしておる!!」
オオクニ兵「ジブ!!覚悟ー!!」
ジブ「2度目の人生は楽しかった。サリ、タケオ殿すまぬ!!もう、役に立てそうにない。だが!!ただでは、この首はやらん!!」
シンペイ「右に同じ!!かかってこい!!」
ジブとシンペイは次々に、歯向かってくるものを切り伏せた。
ジブ「はぁはぁ」
シンペイ「はぁはぁ」
ジブとシンペイで、50~60人程、切り伏せたぐらいで、ジブの刀が折れた。
シンペイ「ジブ殿、私の精神力も尽きそうです。この世界は、刺激的でしたな。メイ殿、タケオ殿、マリ殿など、我々の生きた時代より、後の時代に生まれた者たちと知り合えた事。そんな体験ができた、この世界にも感謝をせねば。我々の死後の世界が最悪な状況になっていたでは無く、甘すぎるほどに平和であった事などを知ることが出来ただけでも、この世界に来たかいがあったというものだ。」
ジブ「シンペイ殿。左に同じでござる。嫌われ者の某でござったが、この世界の住人たちとのつながりは楽しかった。異世界というのかのぅ、文化や姿、形。異人とも違う者たちとの交流は楽しかった。願わくば、このまま、ミハラの国を大きく、強く、豊かなものにしたかった…。我らがここで朽ちる事でタケオ殿たちに負荷がかかってしまうのも心残りである。」
ジブ「シンペイ殿。敵にやられたとあっては、武士の恥。某を殺してくれませぬか?」
シンペイ「ジブ殿。私も死ぬ原因になった戦で捕らえられ、打ち首にされてしまいました。」
ジブ「そういえば、某も打ち首の上、さらし首になったのぅ。おぬしとは、気が合うと思ったのだが、打ち首つながりだったのじゃな―」
シンペイ「ははは。そう考えると、相棒の様に思えてきましたぞ。」
ジブ「では相方殿。お互いに胸を刺すという事で、この世界を卒業する事にしよう。」
シンペイ「相方殿か…。わかり申した。」
ジブ・シンペイ「「いざ!!!!」」
????「お互いに殺し合うことは、俺が許さん!!俺の手柄が無くなってしまうではないか。」
ジブ「…。」
ジブ「ラーゼン!?」
ラーゼン「我が名は、ラーゼン。原初の魔王である。お前たちの命を預かりに来た。」
オオクニ兵「エルフ!?構わんやっちまうぞ!!」
ミハラ兵「ラーゼンさん!?」
ラーゼン「邪魔をするなカス共が!!」
ラーゼンの威圧感で戦場が凍り付いた…。
ラーゼン「この2人は貰っていく。邪魔をするものは命が無いと思え!!」
作者からのお願いです。
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