82.「ジーゴラ!?」
82話です。
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~西戦線~
サキ「うそでしょ!?あの馬鹿みたいに大きな魔物は何なのですの?」
ドイマ「あれは…。ジーゴラだと思いますわー。大昔に1回、カサイの港に出たことがあるそうですねん。その時の記述によると…。『カサイの街は全焼し山は削れ、ジーゴラが踏み荒らし、ブレスを吐いた。影響を受けた台地は固まり、汚染された。そして、カサイの土地は作物のできない土地になった。』って書いてますわ。作物が出来んから、商人の街になったんやろな―。ははは…。」
「ドイマはん。何おもろいこと言うてんねん。」「ジーゴラは我々が商人になる、きっかけを作った恩人なんやのー。はっはっはー。」
~サキの思考~
ドイマさんたち、カサイの商人たちは、なぜか明るかった。
私の速度なら、どんなブレスでも躱せる。
ただ、ドイマさんたちが狙われたら、防ぎきれない。
あぁ。ラーファちゃんなら楽勝に防げるのに…。
サキ「商人連合の皆様!避難してください。私がジーゴラを引き付けている間に、カサイから離れ、逃げてください。」
ドイマ「ふっふっふ。サキはん。昔の人はジーゴラ対策をしとったんよ。じゃーん!!これやー!!
」
サキ「なんですの?それは?」
ドイマ「魔石砲って奴ですわ。魔石をようけぶち込んで、その魔石の力を敵にぶつけるもんですねん。見とってや―。お前らーいくで~、商人の根性見せるときやぞ~」「おー!!」
サキ「ドイマさん!!待って!!倒せなかったら、どうなるのでしょう!?」
ドイマ「!?」「あかん!!!打っても―た~。」
高威力の魔石砲はジーゴラに命中した…。
ジーゴラは…。
ダメージは受けているものの、動けるし怒り狂っていた…。ダメージは50%入ったくらいだった。
サキ「ドイマさん!!商人連合が標的になってしまいます。早くお逃げになって下さい。」
~サキの思考~
ドイマさんたちに逃げろと言ってみたものの…。商人連合の人隊はヘイトを稼ぎすぎてしまった‥。
私が今から攻撃しても、このヘイトは覆らない…。
彼らを見捨てる?…。私には、ジーゴラのブレスを無効化する方法が無い…。
ブレスと同威力のエネルギーをぶつけて相殺出来たら…。
あれならできるかも。
ホントに…。ラーファちゃんが来るべきでしたわね…。
サキ「ドイマさん!!魔石砲は次打つとしたら、どのくらいの時間で打てますの?」
5時間とか言わないでよ??
ドイマ「サキはん!!5~6分で打てますわー。」にやっ。
ドイマさんは、どや顔+Vサインで答えた…。
「にやっ」じゃなーい!!
サキ「ジーゴラのブレスは私が防ぎます!!防いだら魔石砲を打ってください!!」
ドイマ「サキはん。了解や。強烈なん、お見舞いしてやりますわー。」
サキ「ブレス来るわよ!!みんな、伏せて!!!」
魔石砲に向かって、ジーゴラのブレスが放たれた。
サキ「大地に降りよ!地獄の火炎!!『狐炎』」
ジーゴラのブレスはすさまじく、私の体をジリジリと熱してくる。防げるの…。
私は、狐炎を両手で制御しているので、追加が打てない…。
サキ「ダメ…。押される…。」
ドイマ「今やー打て―!!!」
サキ「…。ドイマさん??」
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