80.「西戦線」
80話です。よろしくお願いします。
南戦線が開戦した頃
マリ「タケオ様、たくさんのお客様が参られました。」
タケオ「よし、マリの計画通り、第一門に弱小スライム1000匹、弱小コボルト1000匹。部隊長として100匹に対して、ホブゴブリン1匹。隊長としてオーガ1匹で防衛する。」
俺は予定通り、第一門の防衛隊を配置した。
カーシ将軍「ほう、けだもの共が一丁前に防衛しておる。我らラーナ神聖皇国に楯突くつもりらしい。スタッグ軍団の恐ろしさに怯え、城門を開いて降伏するのなら、家畜のえさや開墾奴隷として使ってもよいと思っていたが…。モトマチ閣下に開戦の報告をしろ!!一気に攻め込む。オオクニやカワヤマとの違いをはっきりと判らせる必要がある!!スタッグ軍団!!出撃じゃ!!!」
東戦線でも戦闘が始まった。
予定通り、さっさと負けて第2門へ引き込むだけだ。
タケオ「…。マリ、思ったより防衛できてるんだけど…。」
マリ「スタッグ軍団とは…。野戦専門の部隊の様ですね…。城門を壊す装備さえ持ち合わせていないとは…。私たち、舐められていますのでしょうか?」
カーシ将軍「いったん引くぞ!!思ったより門が固い!!無駄に兵を消費するのは得策ではない!!」
タケオ「…。無駄に兵を消費って…。」
マリ「タケオ様、作戦を変更いたしましょうか?打って出ます?」
タケオ「いや…。あいつらの言葉を借りるなら、俺たちも無駄に兵を消費しなくても…。あーっ!調子狂うなー。」
俺は、イライラして来た。
カーシ将軍「どうせ、敵は出てこない。目の前で食事にする。」
ラーナ軍は門前で食事を始めてしまった…。
プチッ
俺の中で何かが切れてしまった。
タケオ「全軍突撃だ。舐められるのにもほどがある!!」
第一門守備隊が門を開き突撃を開始した。
俺たちも続こうとした時、門の内部にラーナ軍が…。
食事を始めたスタッグ軍団とは別の部隊が、最初の攻撃時に城門橋の下に隠れていたのだ。
門を開いた瞬間に門内に入り込み、弱小軍団の殲滅を開始した。
カーシ将軍「ほんとに、ミハラの者たちは馬鹿だな。戦の最中に食事する馬鹿がいると思うか?ジブは切れ者という噂だったが、息子がこんなバカでは知れておるのでは?皆もそう思うであろう?笑え皆の物!」「ばーか。バーカ」「インキンタムシのメタボリックー」「タケオは若いのに加齢臭ー」
タケオ「か、加齢臭だと!!!馬鹿にするなー!!!俺はまだ、25歳じゃい!!」
マリ「タケオ様…。14歳では…?落ち着いて下さいませ。」
俺は、鬼切丸を抜き、スタッグ軍団に突撃した。
マリ「ふぅ~。タケオ様すいません。パンちゃん出番ですよー。」
ぽよーん
突撃した、俺の前に現れた、白黒の壁にはじかれた。
マリ「タケオ様、落ち着いて下さい。第2門に引きますよ。予定通り、敵を気持ちよーくしてから、叩き潰しましょうね♡」
カーシ将軍「あはは、バカ息子が逃げていくぞー。皆、笑え、笑え!」
俺は、パンダスライムのパンちゃんに抱きかかえられ、その場を後にした。
~南戦線~
ラーファ「カワヤマ国王さん?何度、私たちに迷惑かければ気が済むの?ゴーリン、このバカ国王を連行して、カワヤマの城を落として来てちょうだい。城や権力が無ければ、ちょっかいも掛けられないもの。カワヤマ落城後は、ただの、おっさんとして生活なさい!!
~西戦線~
ドイマ「サキはん、魔物が少ないですなー。最近は、数が増えとったのに、なんでやろー?」
サキ「まぁ良いではないですか。防衛する相手が減るのは、ありがたい事ですわ。」
ゴゴゴゴゴゴー
ドンッ
サキ「ウ、うそでしょ?」
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