70.「マリ」1
70話です。
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前話のマリのスキルに間違いがありましたので修正しています。
『全魔法』⇒『トモダチ』になっています。
よろしくお願いします。
私の名前は真理
小山田 真理
こっちの世界ではマリ
ただの、マリだ。
こっちの世界に来る前の私は、小山田財閥の一人娘として何一つ不自由のない生活をしていた。
本当は、臆病な性格なのに、使用人や執事に高圧的な態度で接すると、みんな何でも言う事を聞いてくれた。幼かった私は、皆に高圧的な態度や言葉で接することが癖にっていた。
両親は忙しく、1年の間に5日ぐらい顔を合わせるぐらいしか接点がなく、私を注意する人はいなかった。
10歳を過ぎたぐらいだろうか‥。
私は、誰よりも賢く、勉強だけはできた。
ただ、こんなゆがんだ性格のため、友人は出来なかった。
学校では、徐々に浮いた存在になり、いじめられる事などなかったが、陰口をたたかれていたみたいだ。
家に帰っても、メイドたちの建前上の笑顔にムカムカし、罵倒する事が続いた。
こうして、家でも学校でも、孤立してしまった。
なんで、こうなった?
本当は、誰かにかまって欲しかっただけだ…。
本当は、誰かに必要とされたかっただけだ…。
本当は、両親と一緒にいたかっただけだ…。
私は、自分の本音を語る相手もなく、ただただ、ふさぎ込んでいってしまった。
学校に行くのが面倒くさくなり、行かなくなった。
だって、行っても敵しか居ないんだもん。
部屋から出るのも、面倒くさくなった。
だって、出ても仮面をかぶった人形みたいな人しかいないんだもん。
幸いなことに私の部屋は5部屋あり、毎日部屋を移動して暮らしていた。
私が空けた部屋を、メイドが掃除するローテーションが出来たため、清潔な引きこもり環境になっていたのは幸いだった。
そんな快適な、引きこもりライフに変化があったのは、18歳の時だった。
両親が私の状況を聞き、帰国?帰宅?したのがきっかけだった。
両親は、私の状況を注意するのではなく、私とかかわった執事やメイドをしかりつけクビにした。
そして、新しい執事とメイドを紹介され、また出ていった。
新しい執事やメイドは、前任者よりも私におびえ仮面を崩すことは無かった。
私の性格は、さらにねじ曲がっていったんだと思う。
増長した私は、ますます我儘になってしまった。
半年ぶりに帰ってきた父と口論になり、家を追い出されてしまった。
「自分一人で生活し、自分を見つめ直せ」という事だったみたいだ。
私は、一人になる事を望んでいる行動をとっていたけど、本当は誰かに必要とされたかったんだ…。
でも、一人きりになってしまった。
金銭的な援助や住処は用意してもらったが、あっという間にゴミ屋敷だった。
ゴミ屋敷にて就寝中。地震が襲った。震度はわからなかったが、ゴミに埋もれて身動きが取れなくなってしまった。
そのまま、火災に巻き込まれ、この世界に転生した。
「やあ!マリちゃん!」
胡散臭い白い服を着たイケメンが、私に声をかけてきた。
「なんかよう?」
「君、死んじゃったよー」
「そうみたいね。で?なに?」
「おーこわいこわい。復活できるって言ったらする?」
「馬鹿じゃない?誰だってするにきまってるじゃない。」
「どんな、暮らしを望むんだい?」
「友達が欲しい」
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