55.[神様の昔話」
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神様「少女の名前は、エリクといった。彼女は生まれながらに、言葉を発し、歩き、魔法を使った。文明も進んでいない時代だったこともあり、彼女が5歳になるころには、皆から崇められ、人間でありながら神となってしまったんじゃ。それをよく思わない神と、エリクを支持する神の間で争いが起こるよはうになってしまった。じゃが神は、神様規定14条により、直接人間を攻撃することはできない。」
タケオ「まさか・‥。エリクさんを攻撃するために、モンスターを作った。なんて無いかー。」
神様「実は、その通りなんじゃ。反エリク連合の神どもは、天災や魔物を生み出した。エリクを支持する神たちは、ダンジョンを作り出し、魔物の封じ込めに成功した。・‥ように見えただけじゃった。」
神様「ここからは、君もわかると思うが、ダンジョン内で力をつけた魔物たちは、魔物たちで争い、知恵をつけ魔王を名乗りだした。わしらが、ダンジョンに魔物を封じ込めたと思っってから、たった20年後に、魔物どもは、魔王として再び現れ、人間界を脅かすことになったのだ。」
神様「エリク以外の人間は、スキルも魔法も使えず、劣勢になっていった。魔王たちはエリクのいない場所を狙い、エリクが合流すると引いていく。こんな戦法とも呼べない、一方的な殺戮を繰り返していった。殺された者の中には、エリクの家族や友人も含まれていた。」
神様「そして、発狂しそうな精神状態のエリクが、僕に相談してきたんだよ。「私以外の、人間を強くするにはどうすればいいか?」ってね。」
タケオ「どうすれば強くなるんだ?」
神様「僕は、エリクにこう言った。「エリクの力を、みんなに分け与えるしか方法はない。」って。実は今、この世界の人間がスキルだの魔法だのを使うことが出来るのは、エリクのおかげなんだよ。」
タケオ「エリクさんのおかげ?」
神様「親エリクの神様たちは、エリク1人の犠牲で、すべての人間に特殊能力を与えるように考えた。それは、エリクが神樹になり、この世界の底に根を張り、亜人種だけに効力のあるバフをかけ続けるというものだった。エリクは神樹となる事を受け入れた。それが、1500年前の出来事だ。中でも、エリクの使徒と呼ばれた7人の少女たちは、エリク級の強さまで覚醒した。使徒たちの活躍もあり、人類は劣勢を巻き返し、魔王との小さな戦いは継続しているものの、滅亡することは無かった。」
タケオ「その神樹はどうなったんだ?」
神様「大きく育った神樹は、その後のたくさんの戦いの中で地上部分は朽ち果てた。ただし、その根は、この世界のコアになったんじゃ。」
タケオ「じゃあ、生きてるってことでいいんだね!」
神様「1500年たった今、生きているとは言えない・‥。生かされているといった方がいいかも知らん。魔王と人類の戦いは、地上では五分だったが、地下だと人類には分が悪かった。この1500年の間に、地下に潜ったエリクのコアは、魔王によって、発見された。ただ、壮大なコアなので、さすがの魔王も、破壊することも出来ない。しかし、最近になって、そのコアを切り取る事に成功した。そのコアから生み出される魔物は、通常種の3倍の強さになる。まだ、小さいものしか切り取れないが、そのうち大きなものになっていくだろう。人類はエリクのコアからの恩恵を失っていき、魔王たちの戦力は増強されていく。これが、今の状況じゃ。」
神様「ちなみに、ヒールスライムや、そこにいる九尾(黄色いコボルト)は、エリクのコアから、僕ら親エリク派の神が、呼び出した魔物じゃ。僕たちは呼び出しただけ。しかし、なぜか君になつくようになっているって事だ。」
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