49.「戻ってこい!!」
49話です。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
評価&ブックマーク登録
まだでしたら、ぜひよろしくお願いします。
バカみたいに喜びます。
「へいへいキマイラ!お前は日本名で鵺だ~。ぬ~え、ぬ~え、ぬえ、魚の子~崖の上からやってきた~♪ぬ~え、ぬ~え、ぬえ・・・・。」
んっ? あまり怒らん・・・。
石でも投げてみるか・・・・。
すかっ!すかっ! 「当たらん・・・。」
キマイラが馬鹿にしたように、ニヤッと笑った。
ムキーッ! 「こいつ! 俺をノーコーン野郎とでも言いいいたいのかー!!おのれ、目にものを見せてやる!!くらえ!!」 スカッ! ヒョイ! クスッ!
また、笑いやがった。
くっ!こうなったら、金属バットをへし折った、あの燃える豪速球を投げるしかない!!
「燃えろ俺の小さな宇宙~。〇×▲~!!」 パチン!! 「いてっ!」
「冷静になりなさい。タケオちゃん!」
「!? シスター?」
「もう4回付けたわよ♪ 私が、気配を消して近づくだけで、ラーファちゃんも勝手に動いてくれたし♪」
「はやっ!」
「なんか、タケオちゃんを馬鹿にする事に集中していたみたいで・・・・。簡単だったわ。」
くっ! 結果オーライだからいいのか!? 俺は不完全燃焼だぞ!?
キマイラが異変に気付き、雷魔法を発動しようとした。
しかし、遅かった・・・・。
4分割のラーファの体が合体し、キマイラの体を包み込んだ。
ラーファの体内で雷魔法が発動したが、久しぶりに見る、愛らしい赤スライムは余裕の表情だ。
「カ」「タ」「コ」「リ」「キ」「ク」
お前、肩ないやん!!!
しばらく待ってみたが、キマイラのコアは光る気配がない・・・。
メイ「タケオちゃん、サンに向けて語り掛けてあげて。それぐらいしか出来ないもの・・・・。」
タケオ「サン、迎えに来たよ。ゴージは手遅れになっちゃったけど・・・。サンはまだ間に合うだろ?俺は、待ってる。早くこっちに戻ってこい。」
~サン~
何、此処?
めっちゃきもちいい。
あの化け物に、意識の最奥に封じ込められて・・・。
15歳でもないのに・・・・。自分の存在が、何なのかさえわからず震えていたのに・・・。
私、まだ戦える!!!
「さぁ、化け物さん!第二ラウンドと行きましょうか!!」
「小娘が!!!」
私は、この気持ちいい空間で目が覚めてから、あんなに余裕がなかった思考回路がウソだったかの様に、よりクリアに、より研ぎ澄まされていく感覚だった。
「化け物さん、あなたは私の何を恐れているの?」
「我が小娘を恐れるなどあるものか!たかが人間!しかも小娘が調子に乗るな!!!」
「化け物さん。この精神世界には、私とあなたしか存在しないのよ。そんなに語気を荒げて声を張り上げなくても十分聞こえるわ♪声を大きくして、威圧しないと自我を保てないくらい、私のことが怖いのかしら?」
「怖いだと!!!? 小娘!!!! 死にたいのか? 望みとあらば、殺してやろうか!!!」
「くすっ。それよ、それ。私は普通にお話しましょうって言ってるの。生きるや死ぬの話なんてどこから出てくるの?これからのことについて話しましょうって言ってるのよ。わかる~?学が足りないからわからない?そもそも、言葉を理解してる~?」
私は、必要以上に化け物を挑発し冷静さを奪っていった。
作者からのお願いです。
ここまで読んで、少しでも面白い!
続きが気になる!と思われた方。
評価とブックマークの登録
をお願いします。
評価は広告の下に
☆☆☆☆☆があります。
そちらをクリックして,5個タップしていただけると、頂けるとありがたいです。
★★★★★にして下さい。
よろしくお願いします。




