48.「サン.....。」
48話です。
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化け物が、風魔法を躱されても足場を崩し、タケにーちゃんんの逃げ道をふさいでいく。
あっ!この距離は! 私がそう思った瞬間だった。
化け物は、雷でタケにーちゃんの動きを止めた・・・。
このままでは、タケにーちゃんがバラバラにされてしまう。
私は化け物に自我をぶつけた。
化け物との意識争奪戦は、お互いに苦しくうめき声が上がる・・・。
私は、タケにーちゃんが気になり、意識をタケにーちゃんに向けてしまった。
[馬鹿が!意識の戦い中に、集中力を保てなければ負けて当然だぞ!!小娘!!しばらくだっておけ!!]
私は意識争奪戦に負け、再び傍観者になった。
私の目の前で、無数の風の刃が、タケにーちゃんに向かっていった。
「ラーファ。ごめん、さよならだ。」
「呼んだー?」
誰?この美少女は?
いきなり目の前に現れた美少女は、タケにーちゃんの代わりにバラバラに切り裂かれてしまった。
「よくもラーファを!!!」
「お前、俺のラーファに何をした―!!!!」
タケにーちゃんが、こんなに怒った顔をしているのを見たことはなかった。
無情にも、怒っているタケにーちゃんに向かって、風の刃がもう一度放たれた。
タケにーちゃん、避けて~。私の願いは届かないようだ・・・・。
その時、「落ち着きなさい。勇気と無謀は違うわ。」
シスターメイ!?
シスターメイがタケにーちゃんを救ってくれた。
~タケオ 視点~
シスターメイが言うには、この化け物がサンだという。
どうやら俺は、目の前で、ラーファがバラバラになり、冷静さを失っていたらしい。
シスターメイのおかげで、何とか冷静さを取り戻すことが出来たようだ。
俺はサンを救いたい。
『ハートを盗む』に頼るしかないんだろうな・・・。
ハートを盗むにしても、あの化け物のコアが光らない。 化け物の動きが止まったタイミングで、一瞬だけコアが光ったタイミングがあった。あれは、サンと化け物の間で何かが起こった・・・・。
おそらく、サンが俺を思い出したと考えるのが普通か。
まず、あの厄介な風魔法と雷魔法を封じ込めなければ・・・。
「シスターメイ!俺はサンを救いたい!!シスターメイにも協力してほしいのですが、シスターメイは何ができますか?スキルは何を持っていますか?」
「タケオちゃん、私のスキルは『隠密』といって、気配を消す事しかできない。」
隠密・・・。気配を消すか・・・。
俺はバラバラになったラーファを見た。
ラーファはバラバラ状態から、4分割ぐらいの大きさに戻っていた。
なぜだろうか・・・。擬人化していた時の体積に比べて、スライム化の時の方が大きく感じる。
「ラーファ!あのキマイラの魔法と動きを止めたい。協力してくれ。」
「オ」「ケ」
「あの、キマイラをラーファの中に取り込みたい。できるか?」
「カ」「ノ」「ー」
「シスター!俺がキマイラを引き付けるから、隠密を使って、ラーファの体をキマイラの体に擦り付けて欲しい。キマイラに、ばれない様に4回こすりつける必要がありますがお願いしていいですか?」
「まかせて!タケオちゃん。」
それじゃー作戦決行だ!!
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