46.「正体」
46話です。
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~シスターメイ ~
ふぅ~。野暮用から帰ってみると、孤児院がすごい事になったいた。
「先日、ゴージ君が地下の実験室に連れて行かれたばっかりよ。」
~孤児院 崩壊2日前~
前の園長が辞めて、新しい園長になってから3か月がたった。今までのような『お使い』は無くなった。
前の園長は金、そして金。金が全てだった。
新しい園長は、もと、宮廷魔術師の肩書を持っていた。
前の園長も人格者には程遠かったが、今回の園長はカスだ。
夜の園長室に忍び込みんだ時、「こんなに大胆に人体実験できるなんて。なんて素敵な職場なんだ。」そんな事を言っていた。「でも園長♡、実験が失敗したらひどい目に合うんじゃないですか~?」「まったく、問題無い。今のところ、実験体のガキどもは、コントロールできているし、仮に逆らっても、燃やせばいい。私の魔力と魔法の能力があれば、どうとでもなる。」「さすが、園長様♡今晩は、私も燃やしてくださいね♡」
「もう、うんざりだ、領主様にでも密告するか。こんな孤児院潰してもらおう。」
私は、領主様の寝室に証拠を置きに行くのであった。
~現在の3時間前~
あれっ?孤児院が?あれっ?
私とした事が動揺してしまった。
何があったの?
「んっ?子どもが2人?なんでこんな所に?」
あれはっ? タケオちゃん!?
一緒にいてる、あの女の子は誰?サンが泣くぞ!
これは、調査が必要ね♪
私は、名乗り出ず隠れて尾行する事にした。
やっぱり、タケオちゃん。生存者を探してる♪ ぶれない子ね。
~2時間前~
あれっ?女の子と別れちゃった?
ゴミ捨てダンジョンに入っていくわよ?どうなってるの??
タケオちゃんについて行くべき?女の子について行くべき?
私は、結局タケオちゃんに、ついて行った。
~1時間前~
タケオちゃんも男の子ね。パンティー見て喜んでるわ。何か金庫の中身を探してるみたいだけど...。残念でした。領主様への密告ように、私が盗んでおいたわ。
それにしても・・・。
地下からの圧力がすごいわね・・・。
タケオちゃん、地下に行っちゃだめよ。
あー行っちゃった...。
多分鬼になった、ゴージ君もいてるだろうし、私じゃ戦闘の役に立ちそうじゃないから、あの化け物並みの雰囲気を出している、女の子に教えに行こう。
~現在~
メイ「勇気と無謀は違うわ。」
タケオ「シスターメイ!!無事だったんだね!でも...ラーファが...。」
メイ「タケオちゃん。ラーファちゃん?その子はきっと、大丈夫よ。だって普通じゃないもの。」
メイ「タケオちゃん。すこし、聞いて!あのキマイラは『サン』よ。推測だけど間違いないわ。あなたを見て涙を流した、あの鬼は、ゴージ君よ。」
メイ「ゴージ君は他の子供が、モンスターにされている事を知ってしまった。何とかしないといけないと考えた。しかし、園長に知られてしまった。」
メイ「そして、ゴージ君がいない事にサンが気づいた。サンは園長が代わってから、孤児院がおかしくなっていると思っていた。このままでは駄目だと。そこで、サンが考えたのは、すべての子供に孤児院の悪事を伝え、孤児院を崩壊させること。全ての子供で暴動を起こせば、脱出するチャンスができる。ゴージ君を救うチャンスができる。そんな風に、考えたんじゃないかしら。」
タケオ「あのサンが?」
メイ「タケオちゃんがいなくなってから、立派にリーダーしてたわよ。しかし園長が逆上し、事実を知った子供たちを全員集めて実験を行った。」
タケオ「でも、鬼はキマイラと戦っていたじゃないか!どうしてゴージとサンが戦う必要があるんだよ!?」
メイ「2人とも戦いたくなったはずよ。でも、園長のスキルなのか実験の制約なのかは、わからないけど魔物にされた子供たちは、園長に逆らえない。むしろ、サンの方が異常ともいえるわ。」
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