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4.「転生の始まり」

4話目です。よろしくお願いします。

すこし、胸糞の悪い表現があるかもしれませんのでご注意願います。


2022.4.9 加筆修正しました。

よろしくお願いします。

転生したら6歳だった。

俺の設定は孤児だった。孤児院で暮らし始めて、2か月が経過した。


この2か月で少しづつ、わかってきた事もある。


ただ、言える事は1つ。他のラノベなどに出てくる優しい園長もシスターはいない。

やさしい先輩や仲間もいないって事は確かだった。


まぁ、仲間や協力者は自分で作るもんだ!


この孤児院のシステムはこんな感じだ。


クソ園長が、10歳になるまで我慢して子供の面倒を見る。


そして、なかば強制的にスキルの鑑定を行い、良いスキル持ちなら高額で奴隷商に売りつける。

スキルがいまいちな子供でも、容姿のいい子供たちはそれなりの値段で引き取って貰えるらしく、かわいい子供(男女)は贔屓し育てる。


奴らからすれば、容姿◎・スキル◎持ちの子供が見つかった日なんて1億ゼニ―の金が動くビッグビジネスぐらいに思っているんだろうな。


ようするにこの孤児院は、奴隷売買の牧場みたいなもんだと考えてもらえばわかりやすいと思う。


特にスキルも・容姿もない子供でも、売れるらしく、たいていの場合は里親が現れたという設定で引き取られていく。奴隷商に売られる子供も表向きは貴族っぽい人に連れて行かれるんだ。


子供たちの中には、勘が鋭く孤児院の仕組みを理解してしまう子供がいる。

そんな子に限って、シスターからお使いを頼まれて、そのまま迷子という名の、口減らしになってしまうんだ。


しかも残念なことに、この世界では10歳になるまでスキルは使えないみたいだ。

神様のヤローちゃんと教えといてくれよ!まったく。


俺の状況なんだけど‥‥。

神様が俺に『ハートを盗む』『錬金』『鑑定』のスキルを与えているのなら、俺は高額商品になってしまう。スキルだけで見ても超優良物件だ。


俺には、ステータスを確認するすべもなく、年齢的にもスキルを使えないし、神様を信じるしかないのだが...。


このまま、この孤児院で10歳になって、スキル鑑定を受けさせられた時、奴隷契約を行われ第2の人生は終了となってしまうだろう。


俺の孤児院での目標は決まった。

1.力をつける 

体力・戦闘力・行動力・忍耐力

まぁ昭和の「やる気・こんき・元気」に戦う力を足したようなものだ。


2.知識をつける

この世界の情報(地理や歴史)・言葉・民族・種族

あと、あれば魔法などこの世界の特殊技術・一般常識など


3.10歳になるまでに、「迷子」になる

これが一番重要で、正確に言うなら10歳までスキル鑑定を受けさせないようにする。

何故かというと、俺の実年齢は25歳だ。8歳や9歳でスキルが発動する可能性だってあるんじゃないかと思う。


地球では、才能のある子供が、10歳から能力を発揮するのではなく、徐々にその才能が、開花していくのだから、この世界でも同じ人間なのであれば、同じことが言えるのではないかと思っている。


しかも遅咲きに能力が開花する人間もいてるわけで、10歳のスキル判別で、人生が決まるこの世界の価値観は、日本で言うところの戦国時代ぐらいの価値観だと思う。


要するに、一方的な価値観を押し付け、意にそぐわない場合は排除する。

優秀なものは生き延び、劣等種は駆除されるか、表舞台に立てない。

まぁ、分かりやすいっていえば分かりやすい社会構造だ。


俺に残された、期限は約2年と限られている。あとは行動あるのみだ。

バカになり過ぎると駆除される恐れがあり、能力を見せすぎるとマークされスキル鑑定されてしまう。

何事もほどほどに、そして冷静に分析し行動していくしかない。


仲間(協力者)が欲しいところだが、孤児院の子供を信用できるだろうか?

大人の協力者...。いるわけがない...。


前途は多難に思えてしかたなかった。


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