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28.「武士とは!?」

28話です

戦国武将登場!?


読む前に誰だか、分かりますかねー?


ここまで読んで下さってありがとうございます。


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まだでしたら、ぜひよろしくお願いします。


バカみたいに喜びます。


「ここに来る前のわしは、佐和山城主 石田 治部少輔と申す。幼名を佐吉。太閤殿下のお目に叶い、豊臣政権の5奉行を仰せつかったものにござる。殿下亡き後、徳川と関ヶ原にて戦になり、完敗を喫し、京にて死罪を言い渡され、前回の人生を終えた次第でござる。武士であるからにも拘らず、死罪となり切腹する事もかなわず、今後の豊家の事も考え、「死ぬに死ねん!」と考えておったら、天女の導きでこの世界に迷い込んだという事じゃ。


「天女が言うには、「この新しい世界で、使える主君を探してみればどうでしょうか?」

と言う事じゃった。」


天女?女神かな?


「やっぱり...。石田 光成さんでしたか。」

「光成とな!それがしの事を御存じで?どこかでお会いしましたかな?」

「信〇の野〇で、よくお会いしましたよ。」


「信長!?織田殿!?織田家の方でござるか?明智様の馬頭に竹尾 道久どのじゃったか...。おったようなきがするのじゃが...。」

誰だ?竹尾 道久って知らん...。歴史は好きだが、俺は知らん....。


「織田家の家臣とかじゃないですよ。僕の名は、五十嵐 武雄。元の年齢は25歳。今は約9歳。2022年の世界から、こちらの世界にやって来ました。」

「2022年とは何の単位じゃろう?」

「ええーっと。関ヶ原の戦いが「ひと(1)む(6)れ(0)おおい(0)」で、1600年だったから、光成さんが亡くなってから、約400年後の日本からこの国に来たという事です。」


「なんと!400年後とな!?日ノ本の国はどうなっていたのじゃ?豊家は?秀頼様は?どうなった?徳川は?....は?....は?」 ばんっ!ばんっ!


光成氏の顔は興奮しすぎてよだれまみれ。頭をかき回しすぎて、髪はぐちゃぐちゃ。

なぜ、そんなに床をばしばし叩いてるんだ?


さすが戦国時代で1番の秀才と言われるだけの事が有る。見事なまでの知識欲だ。そして頭が良い人に多い傾向がある「他者から見た自分を想像する能力の欠如」が顕著に出ている。


作者の友人で、現役で日本で1番偏差値の高い大学に入学した友人の、高校生の頃の趣味は近所のショッピングセンターのエスカレーターの「上り」方向を全力で「下る」だった...。

光成氏を見ていると、その友人を思い出してしまった....。


『馬鹿と天才は紙一重』その友人を思い出すたびこの言葉も思い出す・・・・。


「真田幸村が..奮戦..次に...が。大阪城は落城し、豊臣家は滅亡。家康が...して...将軍になり。江戸に幕府を開いて...。以後400年の太平の世になった。」


「そうか...。秀頼様と淀殿は...。まぁ家康を止められる者は、出て来なかったか....。」

「でも、400年平和になったんだから、結果は良かったんじゃない?」


「タケオ殿、意見を聞かせて欲しい。家康と不仲になったのは、5大老と5奉行の考え方に違いがあったことなんじゃ。わしは別に、家康殿は憎い訳ではない。言っている事は、わかるつもりじゃったが、効率が悪く、先を見据えると成り立たん事を真剣に考えておった。」


「そうなんですか?嫌いなものとばかり思っていました。」


「家康殿は武士の志を重視し、経済について良く考えてくれなかったのだ。殿下や5大老筆頭であった、利家様は、よく意見を聞いてくれたのだが...。家康殿は「武士が金儲けをしてなんとするか!!」の1点張りでな。他の大名集も武士の誇りを大事にする家康殿に憧れを抱くようになったのだ。しかし現実は、農民が生産できる米の量も増えてきていたし、戦が無くなれば、消費する米の量は減るのだ。収穫は増えて、消費は減る。コメの値段は下がる未来しか、我々5奉行には見えなかった。何か手を打たなければ、武士が貧しくなり、町人や職人にバカにされてしまう。先程、家康殿が天下を取ったと聞いた。そんな世になったのではないのか?武士...侍はどうなった?」


「僕たちの時代には武士は存在しません。武士だった家系はありますが...。徳川幕府が終わる直前の武士たちは「武士は食わねど高楊枝」。そんな言葉で表されるくらいバカにされていました。何も生産せず、何の成果も出さない。そのくせに無駄にプライドが高く、いばって人を馬鹿にするのが武士の仕事だったようです。結果は、光成さんの見えていた未来のままでしたね。多くの武士は、農民や職人に対して「おぬし達は物を作っておればいいのじゃから楽で良いのう?」などと煽り、バカにし、自分たちは、起こる事のない戦争時の為の「訓練」という名の時間つぶしに明け暮れていたと聞きます。僕の間隔でも、役に立たない口だけの人間はいらないですね。」


「そうであるか...。400年の平和は武士たちにとって、家康殿が勝った結果は良かったのかのう?」

光成さんはため息をついた。


明治が始まったころの元武士は特にひどい状態

だったみたいです。


藩からの給料は無くなり、働こうにも手に職が無い。

商人や職人から陰でバカにされているのを我慢するしか

無かったようです。


多くの下級武士たちは、金持ちの用心棒が主な仕事。

今でいうチンピラ稼業が仕事になったようです。


絶対に勝てないのが分かっているのに

西郷隆盛さんが西南戦争を起こしたのは

反乱する人も武士。鎮圧する人も武士。

武士たちの最後の仕事を作る為だったのかもしれませんね。


作者からのお願いです。

ここまで読んで、少しでも面白い!

続きが気になる!と思われた方。


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