26.「ミハラ村」
26話です。
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「よし、やる事はだいたい決まったな。」
「え?決まったんだ。」
「まず、ここに転移場所を追加しよう!入口を壁にして...もう少し拡げてっと。」
「タケオ?何作ってんの?」
「部屋だよ。俺たちはこのダンジョンBF5で生活する事にする!」
「じゃあ、ここは部屋ね?」
「そう、俺たちの部屋。別々が良かった?仕切りいる?」
「...。いらない。.....ひ...ようない。ぜっつ...い。」
ラーファの髪は真っ赤に染まり、今回は耳まで真っ赤だ。
最後の方は、なんて言ったか聞き取れなかったけど。まぁ肯定的な意見なんだろう。
20畳ぐらいのスペースが俺たちの部屋になっている。まだ何の家具もない。
見た目に入り口は無いけれど、ある壁の一部が横引きのドアになっている。
そのドアの先に、10畳ぐらいのスペースがあり転移場所を設置。これが玄関だ。
なんで、玄関が10畳も必要かって?
玄関は他のBF5のスペースとつなげている為、知らずに転移してきた人がいても。
壁ドアを分かりにくくする為だ。
たいがいの人は道を進むだろう。
「よし部屋の設定はこんな所にして、とりあえず出口を作ろう。」
俺は部屋から直通の出口を作った。
「ラーファ、一旦外に出よう。街に行って買い物しようぜ。」
俺たちは外に出た。
扉を開けると、孤児院近くの森の中だった。
「扉を開けた瞬間に別世界って、「どこにでもいけるドア」みたいね?」
ラーファ、君も転生者じゃないだろうな?
「よし、この扉を壁に変えてっと。」
「あれ?扉消しちゃうの?」
「帰りは転移場所で帰ろう。転移場所の入り口を街の近くに設置する予定にするよ。
最終的には家でも借りて中に設置がいいんだけどね。」
「扉は、これでよしっと。さあ、人の住んでるところに向かおうか!
南に村があったはずだ。確か、ミハラ村だったかな?」
~ミハラ村~
「ラーファー...。お金ある?」
「ないよ...タケオが持ってると思っていたわ。あんなに目を輝かせて
「買い物に行こう!好きなものを何でも買ってあげるから俺に、ついて来い!!」
って言ってたからさー。」
「何でものくだりは、言ってなかっただろ。」
「ブー。ブー。」
あらっ。なんてわかりやすい意思表示なんでしょう。
「ぶー。ぶー。言うな。ピッグになるぞ。」
2人でじゃれあっていると、鍬を持った麦藁帽のおじさんが立っていた。
「どこの子じゃ?この村の子ではないな?・・・・。どうしたんだい?」
「こんにちわ。僕はタケオ、こっちは姉のラーファ
僕たちは、ウーメダから逃げてきたのです。」
ウーメダで1年前に戦争があったのだけは知っている。
詳しい理由まではわからないが孤児院にウーメダ出身者の子供が
多く居たので知っている程度だが...。
「ウーメダ...。そうか、1年以上前の話だがどうやって今日まで?」
「はい...。母がいました...。母は...母は...。ぐすっ。」
孤児院で鍛えた演技力の見せ所だ!
「なにか事情があるようだな。まぁ落ち着きなさい。」
「タケオ...。ぐすっ。」
ラーファ....。なぜお前まで泣く?
「....。」
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