20.「再会」
20話です
もう20話って感じで
驚いています。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
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バカみたいに喜びます。
目を覚ましたら、真っ白い空間だった。
あれっ、この感覚...どっかで感じたことが有る奴だな...。
「やあ。元気だったー?」
「やっぱり...あんたか...。」
「あんたが目の前にいるって事は、俺は死んだのか?こっちの世界に来ても何もできない、ガキのまま...。ラーファも守ってやれず...。」
「えーっと。君は何か勘違いをしているね。」
「勘違い?」
「君たちは生きてるし、ダンジョン崩壊もしておらん。」
「へっ?」
「そもそも、[ダンジョンコアが融合されました。カウントを開始します。]って
アナウンスだったと思うんだけど。何のアナウンスだと思った?」
「ダンジョン崩壊、地上に戻らないといけない時間...。」
「君は賢いようで抜けているねぇ~。」
「あれは、ダンジョン再起動までの時間だよ。」
「再起動?どういう事だ?」
「ダンジョンの持ち主が、ラーファちゃんから君に変わったって事だ。」
「!?」
「元々のダンジョンコアの所有者はラーファちゃん。これはわかるね?」
「はい。」
「ラーファちゃんの主人は君だ。でも、ダンジョンコアの所有者は、ラーファちゃんのままだった。これはダンジョンにとっていい状態とは言えないんだ。」
「と、いいますと?」
「ダンジョン主はそのダンジョン内で一番強いモンスターだろ?そのモンスターを『ティム状態』にしている君の方が立場は上になるんだよ。ダンジョンにも、わずかながら、意志的なものがある。一番強いモンスターに管理されたいって暗黙のルールがあるんだ。このままでは、2人でダンジョン内にはいられなくなる。猿山のボスざるは、1匹だけだろう?
ラーファちゃんは君に従って外の世界に出たいと思っているけど。ダンジョン主のままでは、ダンジョンの外に行けないなどの制約だってあるんだ。」
「って事は…。ダンジョンコアの管理者に俺がなったら、俺が外に出られないじゃないか!?」
「まぁー聞きなさい。例外がある。それは魔王だ。魔王はSランクと呼ばれるダンジョンに、必ずいるとされている。じゃーSランクダンジョンってどこ?ってなるよね。Sランクダンジョンっていうのは、魔王の国とされている。つまり、魔王たちは、ダンジョンを成長させて、ダンジョンの枠を飛び越え、国土を持った国になったって事だ。」
「神様、という事は、ラーファは魔王を目指したって事?」
「そう、魔王になった。魔王になるって事は、ダンジョンコアを自分に取り込むって事。魔王と呼ばれる者たちは、ダンジョンコアを取り込んで魔王化する。そして、モンスターを生み出し育成して部下にする。部下を集めて、違うダンジョンを制圧しそこのダンジョンコアを奪う。奪ったコアを利用して、自分or部下をパワーアップし、さらに別のダンジョンを...これを繰り返し、ダンジョンの構造や形状まだ変えて行く。ダンジョンを広げていき、人間の土地も奪うのが魔王と呼ばれるものだ。そして、出来上がった代表的なものが、魔大陸だ。」
「!?」
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